
先週22日だったか、県道1号線の閉鎖部分、牧園・えびの高原線が解放された。遠景ながらも、霧島の連山を目視できる環境に住んでいる自分としては噴火を意識しながらの日常であったが、ニュースの中で東北・関東大震災の影となってからは、少々関心が薄れてきたことも事実であった。
それにしてもこの度の大災害には、その規模と見ようによっては天災と人災のミックスのような感も強く、遠く離れていながらも、いつも通りの平穏な自分に、なにか心もとなく一種の“うしろめたさ”みたいな感情にも見舞われてしまった。
22日、東京から来客があって、翌日に薩摩日光と異名をもつ花尾神社と蒲生八幡の大楠。嘉例川を経由して霧島神宮も案内した。大鳥居の手前に差し掛かると、濃い灰色に様変わりした高千の峰が望め、その山肌は無残で悲しい名峰だった。でもこの日は朗報もあった。霧島市のHPでえびの高原線規制解除のニュースを見つけたことだ。
暫く新燃岳が穏やかだ、できれば噴火の終息を期待したい。TVでも観光客の訪れているえびの高原が映し出されている。

この時期えびの高原に残雪が有るなんて・・・珍しいことだ

ヤッパ韓国岳はデッカイ。幸い降灰の影響は無いようだ
数日前にはNET上で日赤の義援金サイトも見つかり、僅かばかりの送金も出来た。自分のショゲタ気分も少しずつではあるが割り切れて来た。
そして今度の日曜日には、ヨ〜シ霧島へ行こうと、友を誘って甑岳を登った。3月末にしては低温続きで不動池の池畔や赤松の森には点々と残雪が見られ、凛とした寒さに爽快感が増してくる。頂上直下か、勾配がきつくなると大きな韓国岳の左横に小さなピラミッド形で高千穂峰も見えてきた。少し早目の山頂はスッキリとパノラマ展望台だ。夷守山から大幡山への稜線を目視でトレースすると、真ん中に小さな高千穂峰と一際大きな韓国岳。ほぼ目の高さで硫黄山のシルエット、さらに目線を振れば白鳥山の森の中に六観音池。

南国霧島で、甑岳の池塘が凍結するなんて。驚きだ・・・



「凍ってますがヨ!」と声がかかる。今朝の火口は池塘に薄氷が張っていて、青空と陽光を映し込む水面は霧島久々の我々に素敵なプレゼントをくれたようだった。そしてランチだ。バジルソースで味わうパスタにアンチョビを利かすイタリアンを山頂で試みたが、雄大なロケーションの中での美味には久々の【hit】を感じられた山行でもあった。


頼れるアイテムだ「PRIMUS EtaPackLite」
やはり霧島の連嶺は素晴らしい。登って良し、眺める楽しさも一流だ。大自然には注文は出来ないだろうが今日のままの終息を祈りたい。
−おわり−










