ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

巨鍼を学ぶ人へ (12)

2007-09-05 13:12:32 | 診断即治療と虹彩学
(1)   (2)   (3)   (4)   (5)   (6)   (7)   (8)   (9)   (10)   (11)   (12)



斉々哈尓の張雲飛先生に巨鍼を習いに行った時、最初に「私に巨鍼をしてください」と申し出て、座位で大椎から長強まで巨鍼をしてもらったのですが、背中を巨鍼が進んでいくのはわかっても、不思議に痛くないのには驚いた。


手前が張先生でお尻(笑)を出しているのが私 (^○^)


「何故だろう?」と考えている時に、張先生は自分の太ももに巨鍼を刺しながら、「これができれば痛みなく刺せる」と教えてくれた。


黒く腺を引いた角度で自分の足に刺して訓練していく


なるほど、大腿部の陰経で(痛みを感じやすいところ)練習するのかと考えていたら、患者さんを連れて来て、「この方の足三里から外果まで刺してみなさい」と言う。

「えっ?わ、私がですか?きょうが初日でまだ何も教わってないのに・・・」と思ったのですが、中国鍼は使い慣れていたので、遠慮なく巨鍼(の訓練)をさせてもらった。

その時の患者さんがまたいい!

巨鍼は即抜でしたが、巨鍼を抜いた後「ああ、足の痛みが取れた、ありがとう、ありがとう」と喜んでくれたのだ。
単純な私は、初日で何も教わってないということを忘れ、調子に乗ってその後も何人かを巨鍼で治療したのですが、患者さんは「治ったと言え!」と教育されたように、皆同様に喜んでくれた。

しかし、張先生にとっては(ちょっと)面白くない状況だったようで、自分が治療しても思うように治らない患者さんを連れて来て、「この患者さんは、なかなか治し難いのだが、君の好きなように治療してみてくれ」と言う。

実は、中国で個人交流をすると時々あるのですが、簡単には秘伝を教えてくれず、最初にこちらがテストをされ、それで納得すれば秘伝を教えてくれる。
教えてくれるというより、こちらが鍼をして上手くいけば、「負けてはなるまいか」と意地になった時に出してくる技術を盗むのです。

たまたま私は日本でも(即効的)な治療の研究をしながら臨床していましたので、日本から持って行った毫鍼やお灸で、その場で好転させたものですから、次々と「この患者さんは私が治療しても効果が出にくいので君が試してみてくれ」と連れて来たので、次々と治療をしていましたら、「私ならこうする」「こんな時なら私はこうする」とあれこれとテクニックを出してきた。

「しめた!」
「やった!」
と、思ったことは言うまでもない。

その日から、何日も巨鍼の訓練を実際の患者さんにさせてくれたので、それなりに自信もついて帰国し、帰国後自分の足を練習台に巨鍼をしてみたら、なかなか上手く刺せない。

その時はわからなかったのですが、研修生を入れて初めて気が着くことがあった。
それは、傍にできる人が居れば、安心感があるのでできるかも知れないが、傍にいる「できる人の気」も貰ってスムーズな技術が発揮できるのだ、と。



「治療とは治すのが目的である」と考えているのですが、患者さんに極力負担をかけないようにするのは、治療師として当然のことだ。
負担とは、治療を受けるための精神的ストレス、治療費という金銭的負担、治療に通う回数などですが、その負担を減らすために、治療師は勉強や訓練が必要になってくる。

毫鍼なら、鍼の選択と押手の使い方を教えれば、誰でもすぐに痛みのない鍼を刺すことができるが、巨鍼で痛みが出ないように刺すのは簡単にはいかない。
最初は抜鍼のできない人も多いので、痛みのない刺鍼ができるまでの修行は苦しい。
だから始めから挑戦すらしない人も多いし、途中で挫折する人も少なくないし、自分が挑戦する勇気のないのを棚に上げて批判する人も多い。

・・・批判する暇があれば腕を磨けと言いたい。
しかし、そこに巨鍼の魅力と価値がある。
どこまでも「治せる鍼」を追求していく人が学ぶ鍼だからだ!

巨鍼の刺鍼訓練と自在に操作できるまでの道程は楽ではないが、毫鍼でできない治療を可能にしてくれるので、巨鍼を使えるようになったら、必ず患者さんが増える。
当院の治療日は週に三日間で、基本的には2~3週間に1回の治療ですが、それでも難病患者を治していけるのは、そのような巨鍼の治療効果を活かしているからです。

巨鍼は太くて(0.8㎜)最長1mもあるのだが、難病や重症な疾患、難治性の運動器疾患、骨折や手術の後遺症、免疫効果を上げる等々には奇跡的とも言える効果を発揮する場合が多いし、熟練すれば補法として使うことができるので、殆どの疾病に対して治療効果は早く出るし、治療効果の持続時間も長い。

しかし、巨鍼療法の刺鍼やテクニックを文章だけで伝えることはできない。
だから 「臨床実践塾」 という形で、毎回少しずつ実技を教えているのですが、それでも各自で行なう訓練がなければ達することはできない。

ジャンル:
習い事
この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 不安心理後退、NYダウ91ド... | トップ | 巡査長を現行犯逮捕=高校生... »
最近の画像もっと見る

あわせて読む