ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

太ももの前が痛い(大腿直筋と外側広筋の痛みに筋腱鍼を使った話)

2014-06-03 08:19:54 | 診断即治療と虹彩学

大腿四頭筋の解剖図ですが、中間広筋は大腿直筋に隠れて見えません


※大腿四頭筋とは、膝関節を伸ばす働きのある筋肉をまとめた名称です。つまり、大腿直筋・中間広筋・外側広筋・内側広筋の四つです。
起始部はそれぞれ異なりますが、停止部は、4つの筋肉とも膝蓋骨に付着して、一つの腱を形成して、脛骨粗面へと付着して、膝を伸展します。
膝蓋骨窩は、丁度『滑車』の役目を果たし、大腿四頭筋の力が、スムーズに脛骨伸展の力となるような形になっています。
この筋肉の触診は非常に簡単です。いわゆる『太もも』ですから、膝の上部にある前大腿部の筋肉は、ほぼこの筋肉です。四つの筋腹をそれぞれ触診するには、伸展する際に脛骨を内外旋して伸展の力を加える事で可能です。

さて臨床の話です。

主訴とは違うのですが、太もも前面を撫でるように触りながら、「ここが痛いんです」と言う。(写真の青く塗ったところ)
部位を確認するために、その部を触ったら、痛そうな顔をしていました。

触ると大腿直筋と外側広筋の長軸に沿ってシコリのようなものがありました。
こういう場合は巨鍼が効果的なので、巨鍼を使う許可をもらい、巨鍼を刺そうとすると、
「イタタタ! イタイ、イタイ!」と言うものですから、巨鍼は止めにしました。

そこで筋腱鍼(筋肉や腱のズレを整える鍼)を使うことにして、仰臥になってもらい、筋腱鍼を施しました。

主訴の治療も済んで、着替えを済まして待合室で待ってもらっているときです。
私が待合室の前を通ると、待合室から声をかけられました。

「先生! これ治りましたわ!」

「えっ? どこが?」と聞くと、太ももをポンポン叩きながら、

「今まではズボンをはくときに、この足が痛くて力を入れていたもので、きょうも力を入れたら力が入り過ぎてコケそうになりましたわ。(⌒_⌒) それでここを触ってみると、痛くないのです。うれしいわー」と、痛みがなくなったことと足が軽くなったことを喜んでくれました。

鍼灸のテクニックはいろいろありますが、この「筋腱鍼」というのは、どちらかというと「対象療法的」なので、臨床実践塾でも公開したことはありますが、普段はあまり使いませんし、初診者には教えたくないテクニックです。

教えたくない理由は、対象療法を覚えてしまうと、全て対象療法で解決できると思い込み、本治法(原因療法、或いは根本療法)の勉強をしなくなるからです。

本治法の勉強は理論が大切で、理論がわからなければ実技もできないことになりますので、多少時間はかかります。
時間はかかりますが、本治法を覚えたら、どんな病や症状にも対処できるようになります。

この患者さんの場合、本治法を施しても効果の出方が少なかったので、仕方なく筋腱鍼を使ったわけです。
患者さんは喜んでいたのですが、私としては本治法の効果の出方が少なかったことに対して、「後味の悪い治療」になってしまいました。ヽ(__ __ヽ)
ジャンル:
ウェブログ
この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 人体のメカニズムは不思議で... | トップ | 戦闘は続いている。戦争は絶... »
最近の画像もっと見る

あわせて読む