ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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首の痛みと七星鍼法の妙技「クリア穴」

2018-01-10 21:37:43 | 診断即治療と虹彩学
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水泉穴



クリア穴



きょうは「えべっさん」で、今宮神社にお参りに行くことにした。
家にある福笹を持って、治療院へ行ったのですが、小雨が降っていました。
速足で歩いていたら、治療院のビルの入り口で、うかつにも足を滑らせて転んでしまった。
さらに具合が悪いことには、ビルのオーナーがそこにいたのです。

「あ、大丈夫ですか?」と声をかけられたのですが、膝を打って痛みが激しかったのですが、大丈夫ではないと言えないので、「大丈夫です。大丈夫です」と、ちんばを引きながらビルに入っていった。
このビルは最近改装工事をしていて、玄関のところのタイルが新しくしてあったので、滑りやすかったのです。(と弁解させてください)

それで、治療院で膝を撫でながら、福笹を取り、その足で今宮神社に向かい、お参りしてきました。
しかし、帰る途中から、首がどうもおかしいのです。
強烈に肩が凝ったような感じで、左の首が痛いのです。
(多分、鞭打ち状態)

そこで帰ってから、どの方法で治そうかと考えたのですが、その前に診断をすることにしました。
普通なら、首を触るかも知れませんが、私は足首を触りました。
と言うのは、2年ほど前、臨床実践塾で、「頚椎を踵骨で治療する」というのをやりましたので、それを使いたかったのです。

そして「右の水泉穴」あたりに痛みがありましたので、そこに鍼を軽く刺しました。
(1番目の写真)
すると、刺した瞬間、左の首が緩み、却って右の首のほうに「凝り感」があるのです。
あまりあちこちに鍼をすると、何が効いたのかわからなくなるので、鍼を抜いて、そのまま様子を観ることにしました。

10分ぐらい経ったころには、完全に治ったようでしたので、鍼の影響が出ないようにクリア穴に鍼をしておきました。
(2番目の写真)

転んで膝を打ったのに、首が痛くなる。

これは人体の連動性を考えればわかることですが、膝を強打したために、連鎖的に首まできたのです。
打った膝は右です。
そして水泉穴にも痛みがあったのです。
ですから、右の「水泉穴」に鍼をしたわけです。

クリア穴に鍼をしたのは、鍼の影響が出て、右の首に変調が出ないようにするためです。


鍼灸治療の実験を行うには、刺鍼して効果があるかどうかを確認する必要があるのですが、被験者が違ったのでは疑問が残ります。
そこで考えたのは、「クリア穴」です。

「クリア穴」なんて聞いたことはないと思いますが、これは、一度刺鍼をして、その刺鍼の効果を「クリアする」という意味で名付けたツボの名前です。
もちろん、そんな経穴名は学校の教科書には載っていません。

そのツボは、何に使うかということですが、先ほど言いましたように、一度刺鍼した鍼の効果をクリアするときに使います。
たとえば、大腸経の筋力テストで、大腸経に刺鍼して、鍼の効果を確かめたとします。
そして、次に小腸経のテストをしようとしたら、先ほどの大腸経への鍼の効果がまだ残っていますので、普通にテストしてはわかりません。

そんなとき「クリア穴」を使うわけです。
使い方は、上の写真にあるように「クリア穴」を、後ろから前(顔側)に向かって刺鍼するのです。
3~5㎜程度で十分です。
すると、大腸経に刺した鍼の効果は消えていますので、そのまま同じ被験者で小腸経の実験を行う事ができるのです。

これは、七星論での任脈督脈の流注を応用したものですが、かなり画期的な方法です。
そういうのを鍼灸学校で教えていれば、鍼灸学生は、楽しく、深く、鍼灸の勉強ができるものと思い、私が教員養成学科で教えていたときは、必ず教えていました。

それは何故かと言うと、「あの本に書かれていた」というだけで選穴させないためです。
東洋医学は、経験的な面が優先されてきましたので、先人の残したのをそのまま使う事が多いのですが、へそ曲がりの私は、それが嫌だったのです。
「誰かがいいと言ったから」とか
「あの本に書かれていたから」というのは、責任逃れになると考えていたからです。

筋肉や骨格の話なら「解剖学」があるので、裏付けはできますが、経絡となると解剖をしても何も出てこないのですから、実験をするより仕方がないはずです。
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