【公式】死神紫郎ホームページ

2018年より死神改め、死神紫郎(読み:しにがみ しろう)に改名。ギター弾き歌手。

死神 大都会珍道中4/5

2012-05-27 00:00:00 | 声明文
先週の続き

きちっと1時間でお知らせしますね、
と念押ししてくれたのが心強い。

そしてすぐ近くという店に案内され、
まあフルーツ盛りや
シャンパンなどをうっかり頼まなきゃ
小遣い内で収まるだろう、
などと思いながら入店。

(20の頃、柴崎コウ似の見た目に釣られて、
うっかり住まわせてしまったキャバ嬢から、
そこが一体どういう所なのかはよく話に聞いていたので、
ぼんやりと相場は知っていた。)

店に入ると客が人っこ一人居ない。
まあ時計を見ればまだ7時、
夜遊びにしては早すぎたかと思っていると、
二人の女がやってきた。

一人は愛想が良さそうな「アゴのないE.T」、
もう一人は不機嫌いかがな「子犬のヤンキー」

E.Tが私の横につき、
子犬のヤンキーが友人の横についた。

じゃあっつって、
どうも宜しくと曖昧に話初めると、
早速友人はE.Tと犬ヤンに酒を奢る。

嗚呼、そうか。

酒を奢ることで
会話を円滑にしようって魂胆かと納得、
酒が運ばれ乾杯と相成り、
私はE.Tと対話を開始した。

E.Tのヘアースタイルが
「かき揚げ」みたいだったので、
その頭は一体どこで整髪しているの?
と尋ねると、
歌舞伎町には出勤前に立ち寄れる、
そういう専門のお店があるそうだ。

なるほど頭にかき揚げを乗せるとは、
さすが歌舞伎町。

歌舞伎揚げという煎餅菓子があるのも頷ける。

あれはとてもうまかったが、
東京に出てきてからは一度も食べてないなあ
と思っていると、
友人と犬ヤンの様子がおかしい。

事前に、
「我々は非常に偏屈なのでどうかお手柔らかに」
とは言っていたのだが、
どうやら友人の好奇心任せの
「西なまりの質問攻め」
が犬ヤンを怒らせてしまったらしい。

しかし犬ヤンは
席着く前から不機嫌そうだったのは明らか、
そのせいばかりではない。

友人もなんとか話題を変え頑張る。

が、あらゆる問いかけにも、
徹底して「ない」、「知らない」、
「分からない」
コミュニケーションを断絶してくる。

これでは会話も糞もない、酷い。

その間も私はE.Tは話続ける。

E.Tは聞き上手で楽しそうな話を聞く
「フリ」が上手い。

翌週へ続く

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死神 大都会珍道中3/5

2012-05-20 00:00:00 | 声明文
じきに運搬されてきた飲み物に、
メイドと協力して
美味しくなるというオマジナイをかけ、
一口飲んで驚愕した。

オマジナイの効果か、
意外にも本格的なダージリンティーで旨い。

店内を見渡すと見るからに
「アキバ系」
と思わしき人がほんの一握りしか居らず、
もっとぐひょぐひょうへへな人々が溢れかえる
カオス空間を想像していたのだが、
若いアベックや、
アキバとは縁遠そうな爽やかなヤングばかりで、
少しばかりファンシーな内装の喫茶店で
お茶してますという雰囲気なのだ。

メイドは美味しくなるオマジナイの他に
一体どんな具合のサービスをしているのだろう?
と観察すると、
どうもここは繁盛店なのか
ひっきりなしにお客がやってきて、
あちこちでメイドを呼ぶ声が飛び交う。

メイドはもはやメイドの格好をした
飲食店従業員に成り下がり、
しかしメイド喫茶なのだから
そういうオマジナイとかお愛想を振り撒くなどといった
サービスもしなければならず、
テンテコマイマイマインド。
全く大変な労働をしているなあと頭が下がる。

1時間30分のコースで入店したが、
1時間もしないうちに段々とケツの座りが悪くなり、
帰ろうかという段取りになるが、

この店は2オーダー性のため、
あと一つ何か頼まなければならないというので、
レジスター前でクジを買い、
メイドのブロマイド写真が当たったので、
閲覧、吟味し、黒髪にしたら美しそうだなあと
思う人のそれを頂いて店を出た。

その後ジュクシンに移動し、
氏のリクエストで、
ロシア料理屋でピロシキやボルシチなどを喰らい、
じゃあと次の遊びとして
リクエストされ繰り出したは、
キャバレークラブ。

女の人が横について飲み物を注いでくれたり、
うひうひ持ち上げてくれる、
あのキャバクラだ。

ここはその本場、歌舞伎町。
丁度よい。
というわけでキャバクラ未経験者、
夜遊びど素人のカモネギ2人組は、
カモネギにならぬようにと、
夜遊び用の無料案内所なるところに出向き、
「どうか我々をぼったくらないでください。
安くて良い店紹介してください。」
と懇願、
すると1件の店をセレクト、
電話できちっと1時間で帰るお客さんだから、
延長させないよう時間を教えてあげてね。
とご注進くださり、
程なくして腰の低い案内係が迎えにやってきた。

翌週へ続く

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5・12スリーマン終了 演目紹介

2012-05-13 17:43:03 | お知らせ
死神、
ろみ一人劇場(仙台)ことろみさん、
石川浩司さん(パスカルズ、元・たま)さん
とのスリーマン公演が終了。

石川さんの楽曲のアイデア、
パフォーマンス、
歌唱方法はまさに唯一無二、
あんなにアッハッハーと楽しそうにやられちゃ、
こちらも自然にアッハッハーとなってしまう。

開放弦だけ名曲を作ってしまうんだから驚いた。

昨日の晩飯なに食べたぁ~?って。

だけど、根底に漂う、
あの「オシマイ」の感じ、
夕方から夜に変わる際の
あの寂しくてくらーい感じがずーんとある。

はじめて聞いた最後の曲、
バイバイ、おやすみって歌う曲、
最後はあれでばっちり聴かせて、
ウルッとさせて終えちゃうんだからズルい。

イカ天の時から何にも変わっておらず、
好きなことやって好きに生きてる。
(ようにこちらには見える、
見えない苦労はたくさんあるだろうけど。)

なんというかカワイイ人だなあって思った。
実にチャーミング、そしてお茶目。

それでいてあの強烈な世界観と、
それを体現する圧倒的実力と存在感、
素晴らしい。

そして大トリで、
ろみ一人劇場(仙台)ことろみさん。

彼女を初めて見たのが2006年アタマ、
無善寺でアコギ1本で歌っているのを
偶然目撃してから、もう6年。

多重録音による一人オケ、
キーボード、
ハーモニカ、
芝居的手法の導入、
アコギからエレキへの転向、
兎に角彼女はチャレンジャーだ。

フットワークも軽く、
年中全国を飛び回っている。

ライブの本数が減ったと言いながら
軽く私の2倍以上やっている。

昨夜の演目は割とポップなもの中心の選曲で
(とはいえ楽曲に漂う雰囲気は
やはり不吉さをふんだんに含んでいるんだけど)、
シリアス一辺倒にならない、
高度なユーモアが印象的だった。

聞きやすい、
故に耳にへばりつく。

繊細で神経質で優しくて強くて深い
「何か」を聞き手に
紙風船のようにポンと投げ掛けてくる。

受け手の取り方は「自由」だ。

近年台詞を挟む曲が多く、
今彼女の中では言葉の洪水が起きているのだろう。

それを字数削除をすることなく、
そのまま楽曲に詰め込んだ結果、
台詞になったのだろう、
そんな印象があった。

彼女の台詞は音楽そのものなのだ。

そして世界はみんなクルクルパーなのだ!


死神演目紹介

ギター弾き語り

1落下傘
2病は伝染る
3夢から覚めない夢
4いびつの美学
5自殺の唄
6機械的運動
7床擦れの姿煮
8水を飲んでも眠れやしない
9見えない饅頭
10出生拒否中絶歌
11共喰いに死す
12牛は屠殺を免れない

集中を切らさず50分演れた。
あれが私の実力だ。

チューニング時に、
自作の詩の朗読を吹き込んだテープを流す
というのを試してみた、
案外良かった。

まだまだもっとやれる。
何が出来るか知らにども。

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死神 大都会珍道中2/5

2012-05-13 00:00:00 | 声明文
先週の続き

まあそれでメイド喫茶とキャバクラだ。
話を戻す。
死神がメイド喫茶とキャバクラに行ったのだ。
28歳にして初潜入したこの2つの異世界。

こちらはあくまで真剣、丸腰、
完全素面というスタイルで特攻した。

不器用な男による不器用な遊び。

まずはメイド喫茶の話ーーー

巷で噂のメイド喫茶なるものを見てみたい、
というリクエストに答え、
じゃあ何事も本場に勝るものなしと、
山手線に揺られて向かったのは秋葉原。

電車を降りるなり、
さあメイドを探せ!
と辺りをキョロキョロし徘徊、
駅周りを1周しかけたところで
出会った客引きのメイドは小さい。

我々はメイド喫茶初潜入につき案内願いたし、
と誘導されるがままに
ホイホイ付いてゆくは蟻の如し。

エレベーターに乗ってハタと、
しまった!私は「萌え」とかあの感じが苦手だった!
もし終始あのノリでこられた場合、
ウッカリひっぱたきはしないまでも、
嫌味の一つでも言ってメイドを泣かしかねない、
という心配をよそに、
エレベーターは無情にチンと言う。

「やっぱ店内を見てやばかったら店変えよう」
とビビる友人をよそに、
「ここでいいだろ、な、これもまた運命だ。」
と先輩面、
青い目のメイドに受付をしてもらう。

すると早速、
その国(店)のオマジナイを教えてくれるという、
さすが親切、メイド。

受付を終えた私と友人の前に居た、
モンゴル人のような2人の男性客と一緒に、
オマジナイというか掛け声を教わる。

大きな声でというので、
「にゃん、にゃん」
とお腹の底から声を張り上げたのは私一人、
後の皆ボソボソ。

モンゴル人どもが失笑、
シラケていやがる。

そこで席に案内されがてら友人に、
「いいか?こういう所では思い切り
その世界に入り込まなければ楽しめないんだから、
思いっきりな。」
とアドバイス、さすが私。

メイドを呼びオーダーしようと、
私がよく通る大きな声で
「すいませーん、にゃん、にゃん!」
とメイドを呼びつけ注文。

やってきたメイドは逐一
くねくねしながら注文をとってくださる。

店内を飛び交う用語が気になり、
どういう意味か聞いてみようと
別なメイドを呼びつけると
「はにゃ?」
といういまだかつて聞いたことのない
返事をしてくださった。

翌週へ続く

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いよいよ今週土曜!5月12日(土)スリーマン(ごちゃごちゃ追記あり)

2012-05-09 23:54:23 | お知らせ
数年死神を見てないよ、という方。
アコギに持ち替えて1年、
グンと深化した自負があります。


我が同志、ろみさんこと「ろみ一人劇場」と、
元たまの石川浩司さんと共に、
たっぷり各演者50分「魅」せます。

人にこの告知をすると、
「たまのランニングの人だ!」
という反応をする人が少なからず居て面白かった。

ろみさんは「カリガリ」の密室ノイローゼという企画で、
最近ゼップ東京、ゼップ大阪、
ゼップ名古屋だのデッカイとこをツアーしてきたらしい。
私もデッカイところ「も」似合う男になる。
例えば宇宙とか。

5月12日(土)
高円寺無力無善寺

ろみ一人劇場(仙台)、死神共同企画
(スリーマン)

「第六音楽室」

開場18時
開演18時30分

当日券のみ
2000円+飲物代500円

出演
①18:30~19:20 死神
②19:30~20:20 石川浩司(パスカルズ、ex.たま)
③20:30~21:20ろみ一人劇場(仙台)

~第六感に突き刺さる音塊。
抜けずに留まり良く効きます。~

死神の出番は1番目
18:30~19:20

どうか遅れずに!

死神の演目はギター弾き語り

ちょいとこの日あるものを試します。
私は一生チャレンジャー。


ろみさんと共同企画をやろう!
と話して1年半。

日本が揺れたりして一旦座礁したが、
こうして実現できることが私はとても嬉しい。

酷い目にあった仙台で、
ろみさんは逞しく生きている。

彼女の目の奥にはいつも強い
「なにか」が宿っている。

そして、「たま」の石川さんとの共演。
去年「たまの映画」を見に行ったけど、
石川さんのシーンが一番格好よかった。

~上手いだけの人っていうのはいっぱい居るから、
「なんじゃこりゃ」っていうのがやりたかった。~
(※正確じゃないけどこんな感じのこと!)

この「なんじゃこりゃ」
という言葉に出会えて良かった。

書を捨てて街へ出て良かった。



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