数学(1)
学習院大学経済学部の数学は、試験時間が90分で、
大問4題で、基礎的な問題から標準的な問題が出題されるため、
高得点が十分ねらえるという点で、日本史・世界史などを選択するより
圧倒的に有利です。
出題の全てが記述問題ですが、教科書レベルの問題が多く出題されます。
また、微分積分法・数列・順列・組み合わせ・確率の問題が頻出なので、
重点的に問題演習を繰り返してください。
数学は、日本史や世界史の暗記とは違い、解答のプロセスを暗記するのです。
解答を自分なりに、箇条書きし、まとめ、あるいは、解答を文章で要約説明
することを試みてください。このことを、根気よく徹底的にやると、
数学が得意科目になります。
これから、学習院大学経済学部で満点を取るためのお話しをします。
①『これでわかる数学』シリーズの数学Ⅰ・A・Ⅱ・Bの分野を使用します。
この参考書は、数学の基礎を網羅し、やり直すには最適な本です。
解説がとても親切で、計算ミスを減らす工夫や計算力アップにつながる
ポイントもしっかりと示されています。もし、3分間考えても分からなければ、
解答解説を読んで、模範解答までのプロセスを暗記してください。
模範解答と同じ答案を再現し、理解するまで何度も何度も繰り返し
解法を暗記してください。使用期間は、3ヶ月です。
②『ホントはやさしいセンター・中堅私大』シリーズの「場合の数と確率」「数列」を使用します。(改訂)
最初に、各項目の冒頭にある「POINT HEAD-LINE」に目を通し、
次に、本文の解説の通読に入ります。さらに、実践問題を解いていきます。
3分間考えても分からなければ、解答解説を読んで、
模範解答までのプロセスを暗記してください。
1日に4題のペースでつぶしてください。自力で解けなかった問題は、
×印をつけ、翌日必ずもう一度解いてください。
さらに、1週間後にもう一度、1ヶ月後にもう一度解いて
徹底的にマスターするよう心がけてください。
③『堀川晋の数Ⅱの微分積分が面白いほどわかる本』を使用します。
この参考書は、「微分積分」の分野における入試問題の中から
頻出問題と応用問題をとりあげています。
解説は非常に丁寧で、解答は計算式を省かず途中経過まで詳細に書いているので、
とてもわかりやすいです。使用期間は、1ヶ月ですが、
完全に使いこなせるようになるまでやってください。