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人間だけでなく、いかなる生物といえども「特定の環境」に支配される。これが自然の秩序というものである。
日本にいれば、すべては、その特定の環境に支配される。 日本にいる限り、その空気を吸い、水を飲み、日光を浴び、日本産の農産物を食べる。これが、日本という特定の環境での正しい生き方(自然の秩序)である。
日本で生まれ育った日本人はもとより、日本に滞在する外国人も、この自然の秩序から外れては、身体的・精神的にも好ましくない影響に見舞われる。
ある特定の環境の支配下にあることが、その特定の環境の下で産みだされた食物(環境の食物化)を摂取することを、私たちに強制する。これが「身土不二の原則」というものである。この原則は、自然の掟であって生存の法則である。
この「原則」は、経験に基づく生活原理として、世代から世代へと伝えられてきた、いわば、先祖の知恵である。この原則は、別名、環境拘束性といってよい。
食物の生産地は、私たちの住むところと「環境的に一致」しなければならない。
さもなければ、身体の生理(吸収・消化・排泄)は円滑さを欠いて、それが疾病を呼びこむ。食糧自給ができなくては生理的に自滅することになる。






