しんちゃんの徒然なる映画日記

劇場で観た映画の感想を中心に綴っていきます。これからの参考になれば・・・

コンテイジョン

2011年11月13日 20時14分10秒 | 作品名(か行)
第246回「脅威は静かに、それでも確実に忍び寄る。」

私がパニック映画を好きなのは、以前からこのブログに書いてきた。そのパニックの要因となるものに天災・人災(火災や地震)、地球外生命体によるものなどいくつかあるが、今回の作品「コンテイジョン」は私たちの生活により身近な「新種ウイルス」による全世界的なパニックを描いた作品。監督がスティーブン・ソダーバーグ、出演にマット・デイモン、マリオン・コティヤール、ローレンス・フィッシュバーンとこのスタッフ・キャスト陣を聞いただけで映画ファンならワクワクしてしまいます。

それは香港から始まった。出張で香港に滞在していたべス・エムホフは、シカゴにいるかつての恋人との密会をし、空港にいた。熱とせきの症状が出ていたが、ただの風邪だと思っていた。同時刻、香港では若者が、ロンドンではモデルの女性が、東京ではビジネスマンが次々と死亡していた。べスは夫であるミッチと息子が待つ自宅へ帰ったが、容体が急変し病院で亡くなってしまう。ミッチが失意の中で自宅に戻ると息子が同じ症状で死んでいた。新種のウイルスは静かに、それでも確実に猛威を振るい始めていた。

この映画、良く言えば「もしも新種のウイルスが全世界に蔓延したら?」という定義の基、忠実に作られたリアリティに溢れた作品。悪く言ってしまえば、あまりに忠実に作られ過ぎていてドラマチックな展開もないまま終わってしまうドキュメンタリーのような映画です。そんな作品ですが、個人的にはとても楽しめました。さすがに主要な登場人物を名俳優さん達が演じているだけあって、緊迫感もあるし、未知のウイルスが徐々に人間に忍び寄る恐怖は、映画が終わった後にドアノブとか、エスカレーターの手すりなどに触るのを思わず躊躇してしまうくらいリアリティがありました。

おそらく鳥インフルエンザやコレラや天然痘など、今では恐れるほどではない病気も発見された当初は同じような状況で始まり、人々の懸命な努力によって克服してきたのだろうと容易に想像ができます。そして、この先もこの映画と同じような出来事が決して映画の中ではなく実際に起こるのだろうと怖くなりました。

点数は★★★★☆です。パニック映画を代表できるほどの派手さはありません。それでも最後まで楽しめたのは、監督の演出や俳優陣の演技によるものだと思います。できればもっとエピソードを増やせばもっと面白くなったのでは?ジュード・ロウ扮するフリーの記者やマリオン・コティヤール扮するWHO職員の誘拐のエピソードが中途半端過ぎたのではと思います。
不謹慎にも事態が収束に向かい始めると「あ、もう終わるのか」と残念がってしまいました。

【初回限定生産】コンテイジョン ブルーレイ&DVDセット(2枚組)
マット・デイモン,ジュード・ロウ,ローレンス・フィッシュバーン,マリオン・コティヤール,ケイト・ウィンスレット
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