しんちゃんの徒然なる映画日記

劇場で観た映画の感想を中心に綴っていきます。これからの参考になれば・・・

■ザ・マミー/呪われた砂漠の王女

2017年08月06日 23時04分19秒 | 作品名(さ行)
第432回「ダークナイトを描くのは難しい。ユニバースはもっと難しい。」
マーベルやDCが「アイアンマン」「バットマン」などの単独作品を成功させ、さらには多くのキャラクターが共闘するユニバースと呼ばれる共通の世界観の中での「ヒーロー集合映画」を成功させている昨今の映画業界で、ユニバーサルスタジオが「ダーク・ユニバース・プロジェクト」を画策するのはごく自然な事なのかもしれません。今日の作品「ザ・マミー/呪われた砂漠の王女」はユニバーサルスタジオが仕掛けるダーク・ユニバース・プロジェクトの第一弾となる作品です。

古代エジプト。アマネット王女は王位継承順位1位に位置し、やがては全ての権力を手に入れるはずだった。ところがある日、父親であるメネプトレ大王に男児が生まれたため、女王として権力を握る夢が潰えてしまった。王位を諦めきれないアマネットは、凶行へと走っていく。自らの王位を妨げる家族を次々と殺害し、自らの魂も邪神セトへと売り渡そうとした。邪神召喚の儀式の直前で捕らえられたアマネットは生きたまま棺に入れられ、地中深く封印されるのだった。そして時は流れ、現在のイラク。アメリカ軍に従軍しながらも裏では骨董品などを手に入れ、売りさばくことをしていたニック・モートンとクリス・ヴェイルは、とある情報からお宝が眠っているはずという街で、偶然にもアマネットが眠る墓を見つけてしまう。それは偶然ではなく、導かれたものだとも知らずに。上官に勝手な行動がバレたものの、考古学者のジェニーの助言によって見つけたアマネットの棺を移送させることになった。軍の輸送機へと棺を乗せイギリスへと向かう途中に異変は起こった。墓の中でクモに噛まれたクリスが操られるかのようにアマネットの棺を開けようとする。さらにはカラスの大群が輸送機へと突っ込んできた。バード・ストライクによってエンジンは全て破壊。操縦士も死亡。墜落直前にジェニーにパラシュートをつけ脱出させるニックだったが、輸送機はイギリス郊外へと墜落してしまう。ジェニー以外の乗組員は全員死亡したはずだった。ところが、遺体安置所でニックは目を覚ました。無傷で生き残ったニックの脳裏には幾度もアマネットが呼びかけてくる。彼はアマネットに選ばれ復活のための身体となったのだった。

個人的にマーベルが現在進めているMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の成功は奇跡的だと思っています。統括しているケビン・ファイギや各監督たちの努力によって絶妙なバランスを保ち、多くのキャラクターが同時に登場しながらも、見事に作品として成り立っています。それは稀有な例で、DCコミックの「ジャスティスリーグ」が成功するかは公開前なのでわかっていません。(ワンダーウーマンは成功しましたが)そんな中で、ユニバーサルが手を出したこのプロジェクト、今後も「フランケンシュタイン」や「透明人間」「半魚人」「オペラ座の怪人」などなど多くの作品が予定されています。今後どのような展開になり、別々のモンスターがどう絡んでくるのかはわかりませんが、慎重に進めないと途中で破綻ということになりかねないでしょう。映画ファンとしてうまく行くことを期待していますが・・・

では、この作品だけの評価はどうだったかというと、とても良く出来ていました。トム・クルーズは自分の出る映画選びは間違いませんね。冒頭からの展開も見事だったし、敷かれた伏線も、他のキャラクターとの絡みも良かったです。最後まで飽きる事なく観ることが出来ました。他にもこの「ダーク・ユニバース」の全てを繋ぐ役割を果たすことになる秘密組織「プロディジウム」のヘンリー・ジキル博士をラッセル・クロウが演じています。名前ですでにネタバレしてしまっていますが、当然彼にも秘密があります。劇中で少し登場しますが、そこの展開も楽しみです。

この作品の点数は★★★★☆です。ブログのタイトルにもしましたが、ダークヒーローを描くのはとても難しいと思っています。モンスターであるはずの彼らがどう絡み合い、それを人間はどのように受け止めるのか?通常のヒーロー物とは違い、描き方が難しくなっています。このユニバースの話を聞いた時に、「リーグ・オブ・レジェンド」という作品を思い出しました。この映画も多くの有名キャラクターが登場し、物語が展開された秀作だと思っています。この作品や、現在のMCUのように各キャラクターが見事に融合した面白い作品群になることを願っています。

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