しんちゃんの徒然なる映画日記

劇場で観た映画の感想を中心に綴っていきます。これからの参考になれば・・・

ミュンヘン

2006年02月19日 21時10分19秒 | 作品名(ま行)
第37回「あなたは、民族、人種を意識したことありますか?」

なんだか、重たいタイトルで今回のブログは始まってしましましたが、今日は重たい映画を観てきたのです。タイトルは「ミュンヘン」。大好きなスティーブン・スピルバーグ監督の作品です。この映画は実話に基づいたお話で、決して楽しい映画ではありません。

以前に出演している役者で映画を選ぶことはしないと言っていますが、演出している監督で作品を選ぶことはあるんです。特にジョージ・ルーカス、スティーブン・スピルバーグ、M・ナイト・シャマラン、この三人の作品に関しては無条件に鑑賞する事にしています。その一人のスピルバーグが監督した作品なら、観ない訳にはいきません。

物語は1972年9月5日ミュンヘンオリンピック開催中の選手村を「黒い9月」を名乗る男達がイスラエル選手達を人質に取るところから始まります。
映画を鑑賞する前の情報で、事件が実話なのはわかっていました。しかし、その後の復讐劇に関しては、作り話だと思っていました。ところが、映画を鑑賞してから調べてみると登場している人物の名前は違えど、物語は全て実話であることに驚きました。「目には目を、歯には歯を」という言葉がありますが、映画はまさに復讐の連鎖が繰り返されて行きます。
そこには、イスラエル、パレスチナという悲しい2国の歴史も絡んできます。
このブログのタイトルにもしたように、日本という国に住んでいると人種や民族、自分に流れている血などを意識することは、あまりないと思います。この映画の中では、イスラエルとパレスチナという民族のプライドのぶつかり合いが描かれています。それは、単なる殺し合いにしか見えないのですが・・・

確かに愛国心や民族としてのプライドみないなものは大事だと思います。だけど私はその前に同じ人間であることをもっと考えてほしいと思いました。どうして、ああも簡単に人が殺せてしまうのでしょうか?住んでいる場所が違うというだけで。

この作品はかなりの予備知識がないと理解しにくい映画だと思います。「ミュンヘンオリンピック」について、多少調べてから出かけるようにしましょう。

点数は★★★★☆です。何度も観たい映画とは言いがたいので、この点数にしました。やっぱりスピルバーグには、エンターテイメント性の高い作品を作って欲しいと思います。

ミュンヘン [DVD]
ジョン・ウィリアムズ,トニー・クシュナー,エリック・ロス
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン


【ランキングに参加しています。クリックにご協力を】
人気ブログランキングへ

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« フライトプラン | トップ | ナルニア国物語/第1章:ラ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

作品名(ま行)」カテゴリの最新記事