しんちゃんの徒然なる映画日記

劇場で観た映画の感想を中心に綴っていきます。これからの参考になれば・・・

キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャーズ

2011年10月16日 15時59分03秒 | 作品名(か行)
第241回「これで全ての駒が揃った・・・」
アメコミ映画が今日ほど受け入れられるキッカケになった作品は「X-MEN」であると思っています。それまでは単なる勧善懲悪もので子供向けに作られていたものを、その作品は見事なエンターテイメントに昇華させました。その後、たくさんのアメコミ映画が作られる事になるのは多くの人が知るところでしょう。今回の作品「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャーズ」はそれらヒーロー物の原点と位置付けられている作品。来年公開予定の「アベンジャーズ」というヒーロー集合映画でリーダーを務めるキャラクターのエピソード1となります。

時は第二次世界大戦中の1942年。強い愛国心と正義感を持つ青年スティーブン・ロジャースは軍隊に入隊すべく徴兵検査を受けるが、小さい身体と病弱な体質の為に幾度となく却下され続けていた。そんなある日、友人と訪れた展覧会でアースキン博士と出会う。博士は彼の強い愛国心と正義感に触れ、博士が軍で秘密裏に進めている「スーパーソルジャー計画」に参加させることにする。多くの候補者から博士の強い薦めによって被験体となったスティーブンに超人血清が打たれ、ヴェータ線が照射されると彼の身体は大きな変化を遂げる。身体は大きく筋肉質に変わり、常人を遥かに超える強靭な肉体を手に入れた。ところがその研究施設の中にスパイがいた。実験終了と同時にアースキン博士を殺害し、超人血清を盗み出した。スティーブンの活躍により犯人は追い詰められ自殺。血清は破棄され事なきを得た。しかし、博士の死亡によって「スーパーソルジャー計画」は中止。スティーブンの活躍の場所は戦時国債を売り軍資金を集めるショーで「キャプテン・アメリカ」として舞台に立つことだった。

以前に書いた「マイティー・ソー」のブログでも同じようなことを書いているのですが、この作品はいわば来年8月公開予定の「アベンジャーズ」に向けて、そのチームのリーダーとなるキャプテン・アメリカを登場させる為の作品である。その為、お話重視というよりは、「アベンジャーズ」に向けての解説みたいな感じになってしまい、展開がかなり慌ただしく進んでいきます。上記に書いたあらすじも、気が付いたら作品の3割ほどを紹介してしまっています。それくらい、お話の展開が速く息つく暇も無いほどの進み方でエンディングへと駆け抜けていきます。

アメコミ映画ファンとして、今後の展開を知っている私にとっては、この作品のエンディングを知っているだけに、映画冒頭で登場する北極のシーンを見ただけで、「ああ、あれがこうなるのね。」と多少物足りなさを感じてしまいました。

もう1つの問題はやはり敵役でしょう。ナチスの高官でヒトラーの片腕レッドスカルことヨハン・シュミット。キャプテンと同じく超人血清を打ったが未完成の為に見た目が変化してしまうという設定。演じているのはマトリックスのエージェント・スミスでおなじみのヒューゴ・ウィーヴィング。こんなに悪役が似合う素晴らしい俳優さんを使っていながら全く生かせていない点。キャプテンにことごとく秘密基地を破壊され、あっという間に劣勢を強いられ、挙句の果てにはあっけない最後といい所なし。せっかく見た目も役者さんも良かったのに残念でなりません。

脇にも親友のバッキーを含め、107部隊にいた兵士達もいい味を出していながら、活躍の場があまりにも少ない。淡い恋心を抱くペギーとの関係もアッサリし過ぎている為、最後のシーンに重みが足りなくなってしまっています。そんな中でも個人的に良かったのはトニー・スタークの父親である若きハワード・スタークが思った以上に活躍してくれたのは嬉しかった。「アベンジャーズ」でのアイアンマンとの絡みが気になります。

と、まあ色々と不満を連ねてきましたが、点数は★★★★☆です。「キャプテン・アメリカ」と言いながら、アメリカ万歳の薄っぺらい映画にしなかった事は評価しています。本当なら3つ星のところですが、アメコミ映画ファンということと、次作「アベンジャーズ」への期待を存分に込めてこうなりました。「アベンジャーズ」までの時間とお金に余裕があったら、スティーブンが超人血清を打たれキャプテンになるまでで1本。その後、眠りにつくまでで1本と2本立てでゆっくり描いたら良かったのかも。

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