Rainy or Shiny 横濱ラジオ亭日乗

レトロな音楽を古い欧州製真空管ラジオで流す傍流カフェ亭主の
音楽、自然、文学、美術、写真等についての独り言。。。

夏の店近況日記

2017-08-13 12:14:46 | ラジオ亭便り
旧盆の週間に入ったようで街の空気が少し閑寂な方向に変化している。街路のクルマ騒音の隙間から蝉時雨も聞こえてくる。山手公園沿いの緑地帯もあるせいか今年はミンミン蝉の鳴き声がよく聞こえてくる。土曜日のお客さんはラジオ亭の知己が5人、新規の女性客が一人と相変わらず振るわない。しかし平日の店舗は閉めて気晴しアルバイトで適度なテンションを高めて暮らす夏だ。体調は去年の夏よりもいい。


夏野菜を取り入れた食事類を増やして、トマトやアボガドを散りばめたサラダ、漬かり始めたラッキョウ等もコンスタントに食べている。昨日、初めて湘南・葉山の方から寄って頂いた30代の女性客にもアイスコーヒーの添え物にラッキョウをサービスした。その女性が率直にラッキョウのお代わりを請求してくれて嬉しい気分になる。

初夏に入ってきた1939年製のアメリカゼニス製の25センチフィールド型スピーカーユニットとアンプ部分が重厚な木製キャビネットとようやく分離できた。このアンプ部回路は本牧の方に住むラジオ達人がやって来て回路のチェックや補修の為に持って行ってくれた。

9月頃にはアナログプレーヤーを音源にしたモノラルの王道が楽しめるぞ!と居合わせた根岸に住むモノラルのディテール美に熟知したIさんが激励する。Iさんはフィールド型スピーカーのコーン紙を軽く爪で弾く、そしてユニットが去って空き箱となっているキャビネットをコンコンと叩いている。その挙措の次に発せられた言葉は隠然たる達人の名セリフである。「もう音楽が鳴ってるよ」低音がどうした、高音がどうした的なスペックの奴隷化したオーディオマニアからはこうした全体的直感に溢れた言葉を聞いたことがなく、数少ないラジオ亭の知己の質のレベルを再認識することになる。

閉店後は気晴しにと招かれたIさんの絶好調モノラルオーディオの見聞と奥方手製の具沢山の美味豚汁、鮪ブツ、マカロニサラダといった幸多き夕飯のご馳走になる。持参したLP 初期盤はドリス・デイ、アンドレ・プレビンのコロンビア盤、アン・フイリップのルーレット盤、ルーシー・アン・ポークのモード盤などでIさんの到達システムはこうしたソースとの絶妙な親和性において群を抜いている。

スコット社真空管モノラルアンプ、ジェンセン社12インチスピーカー、大型レコカット社プレーヤー、フェアチャイルド社ロングアーム、GE社バリレラカートリッジ、入口から出口までオールアメリカン機器で一貫している。ルーシー・アン・ポークが儚げに歌う愛聴の「メンフィス・イン・ジューン」「タイム・アフター・タイム」等をしみじみと聴きながら、それらの機器がもたらす合力の滋味を否応なく味わうことになる真夏の宵になった。

営業ご案内 8月18(金)19(土) 20日(日) 13時半〜19時 営業してます。
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