風の澪

春から夏、そして秋、冬。
時の流れと共に気の向くままに綴られる、ひとつのブログ

ベテラン戦闘機、F-4

2006-11-25 23:40:37 | 鋼鉄の翼


何を思い出したか、航空際よりの写真です。
一体いつ振りなんだか(汗

本題。
F-4戦闘機。日本の戦闘機=アメリカ製です。
愛称は「ファントム」で、こちらのほうが有名なのかも。
タイトルにある通り、「ベテラン」であり、1958年から各国の空を護る言わば「ロングセラー」な戦闘機なのです。
日本では機種にカメラ(偵察用)を積んだタイプもあり、この事から言えるのは「戦闘機なのに多用途」と言うこと。ロングセラーたる所以なのでしょうか。
垂れ下がった水平尾翼を持つ、変わった機尾と、主翼が途中から上に折れ曲がった「逆ガル翼」が特徴です。個人的には、アメリカ戦闘機では一番お気に入りかも。

 それから、機種に派手な「顔」が描かれてますよね。
戦闘機の機種を鮫に見立てて、このように絵を描くことを「シャークマウス」と言います。古くからある「戦意高揚」なのだそうな。
現代は単に航空祭のような場での「スペシャル塗装」であって欲しいものです。


ところで、何で思い出してこんな記事を上げたかというと、実はウラがあったりします。
今日、とある近未来を舞台とした、戦闘機の出てくるアクション映画を見たのでありますが…
あるシーンにちょっとした×××を。
えーと、ジェットエンジンってのは、中に異物入ったらアウトなのですね。
旅客機でもバードストライクなんてのがあるように、です。
勿論水だってアウトなのですよ。
で、この映画にあったのは、「攻撃受けて機体から火がでたから、湖に爆弾を落として、上がった飛沫をくぐり抜けて消そう」と言うアイディア。
・・・残念でなりません。

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Farewell

2006-09-30 23:58:26 | 鋼鉄の翼


YS-11

太平洋戦争史に残る名機を生み出した
その航空技術を取り戻すべくして造られた
日本の翼 
戦後日本唯一の旅客機

かつて日本のコミューター路線の主役として
いたるところで活躍してきた

しかし安全性や低騒音を謳う新型機の導入によって次第にその数を減らしていった

僕の住む街でも
毎日のように頭上を掠め飛ぶその姿があった
でもそれも2003年の春に消えた
上の写真もその時のもの


そして
今日と言う日
遂にYS-11は
日本中の空路から
姿を消してしまう



一度乗ってみたかったな



またね

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空翔ける翼

2006-08-16 23:24:57 | 鋼鉄の翼
間が空きました。えーと連載二回目、ですね。
今日は迫力のデモフライトをご覧にいれましょう。でも写真はそれほど迫力無いです(汗



F-15“イーグル”戦闘機です。
「世界最強の鷲」と言われる大型戦闘機。
日本の航空自衛隊の主力戦闘機でもあります。
注目していただきたいのは背中です。背中。

なにやら板が突っ立っているのが解るかと思います。

「これじゃあ飛ぶのに邪魔ではないか」

おお、貴方なかなか筋がよろしいようで。その通り、邪魔です。
邪魔して何の得があるのか、と言いますと、空気抵抗を増やして速度を落とすのに用いるわけですね。
これが世に言う「エアブレーキ」。「ダイブブレーキ」なんて言ったりもします。
地上走行では意味を為しませんが、一度飛べば大活躍します。なお、この写真でエアブレーキが開いているのは僕らへのサービスです。
何度も閉じたり開いたりやってました(笑

実際に使うと、こうです

(↓またブルーインパルス登場)
 

こうして飛行機は速度を落としているのです。
旅客機に乗って、主翼の傍に座れたなら、着陸時に翼をご覧下さい。
ちゃあんとエアブレーキが出てきます。

と言うわけで次に飛んでる姿を。




轟音を上げて一気に上昇してゆきます。追うのが大変!超速連写が役立ちます。
ただ、そのせいか止まって見えます(汗




こうなるとちょっとは「らしい」ですね。
雲を引くと格好良さもまた一段と。
音を伝えられないのが残念。




今度は主翼上面に雲が立った瞬間。被写体が端っこ…!(土下座

因みに写真には残さなかったのですが、「F-16」戦闘機のでもフライトでは、音速に近付いたときに現れる、壁のような雲を見てきました!
(検索かけたらすぐ出てきました。これです、これ。始めて見ましたけど、ちょっと感動。写真撮ればよかったかな…)



雲を引くその瞬間。蒼い空に映えますね。(色味が若干疑問ですが)


結局のところ、撮っている本人(銃艦)が直接見たかったので、あまり良い写真がありませんでした。

次からは地上展示でまともな写真をお目にかけますね。

それでは!



川崎T-4。日本製の軽快な高等練習機。現在のブルーインパルスにも使用されています。
お分かりになるでしょうか?パイロットが手を振ってくれています!
重たいかもしれませんが、クリックで拡大します。


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ヘリコプター

2006-08-09 00:19:22 | 鋼鉄の翼
初回はヘリコプターであります。



彼の名は
UH-60J
とおっしゃいます。
要はUH-60というヘリコプターのJ型というところ。

余談ですが、青い垂直尾翼に白抜きで「6」と書いているのがありますが…
これはご存知(?)、日本の誇るアクロチーム、「ブルーインパルス」であります。この塗装がまた綺麗。とまぁ、その話はまた追々。

日本ではこの航空自衛隊のほか、海自、陸自でも運用。
因みに北海道では空自の千歳救難隊のみのようです。

開発は、アメリカの有名ヘリメーカー、シコルスキー社です。
因みにこのヘリの愛称は「ブラックホーク」

万能ヘリでありまして、空挺部隊の搭載や輸送機などなど用いられ、写真の機体は救難用。

パンフレットにある記述を引用するならば、「空の救急車」として頑張っています。
展示飛行でも、ケガ人の救助に颯爽と現れ、迅速に収容、そして病院へ搬送という設定での飛行でした。



シャッタースピードが早すぎるようで、ローターが止まって見えます。
ちとカッコ悪い。ごめんよ~。



因みに、彼の相棒がU-125という一見ビズジェットな彼。



彼の生い立ちは若干紆余曲折があるため…省略!(すみません)

彼のお仕事は、先遣隊として上のUH-60より先に事故現場に急行し、事態の把握をして、本隊であるUH-60に教えること。
帰るときも、先に空港などに行き、安全にけが人を到着させられるかを確かめます。
…こちらの方は、国内で戦があった時の仕事でしょうか。

愛称「アスコット」でありますが、イギリス政府機の愛称もアスコットだった気が

因みに、この淡い蒼色の塗装ですが、どっかで見たことありません?
そうそう、イラクに行った自衛隊の輸送機(C-130と言います)もこんな色でしたね~。
これは地上からの視認性を低くする迷彩(ロービジ:ロービジュアルって言います)でありまして、ホラホラ、空の色にそっくりでしょ。
つまり、上記のような戦地でも敵に見つかりにくいようにする為ですね。

…戦争なんて決してあって欲しくないのですが。


最後に、面白くないでしょうけれど、各機のスペックなどを


UH-60

全長:12.7m
重量:10t
最大速度:340㎞/h
航続距離:680㎞(増槽搭載で2500㎞)
乗員:4名

U-125

全長:15.59 m
重量: 7.35 t
最高速度:980 km/h
航続距離:5,560 km
実用上昇限度:43,000 ft
乗員:7名


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千歳基地航空祭!

2006-08-07 22:15:13 | 鋼鉄の翼
ようやくアップします…が。
当初の予定とは違い、少しずつやっていこうと思います。

実は…編集中に記事が消えまして(ちょっと凹み気味です。)
で、方針を変え、少しずつ出していこう、と。

と言うわけで

まずは



と言う雰囲気から。

やってきました千歳基地航空祭!
連載スタートでーす!
(マニアな方向に走り出そうとしております)

特別機

2006-03-10 23:33:29 | 鋼鉄の翼
新しいカテゴリーを設置しました。
意図は掴んで頂けるでしょう。飛行機です。

ここにははじめて書きますが、僕は飛行機が大好きです(それだけじゃなく、機械自体が大好き)。空が好きだ、と言うのもここから来ている分があります。(僕の趣味は大体が一つに繋がります)

そんなわけで、第1回目はいきなりこの写真。

と言っても、解らないかと思いますが…
それと、僕の言っていることが判りたいならば、記事タイトルなり、写真なりをクリック!して、写真を拡大した上で読み進めることをお勧めします。

この航空機、まず、民間機ではありません。航空会社のロゴなりが無いのが判りますか?そして、後ろの方にある「日の丸」。きっとお国の飛行機です。

そして、僕にとって何より嬉しかったこと…
それは、この飛行機がYS-11だ、と言うこと。


YS-11。たった一つの戦後国産旅客機。2,3年前までは丘珠にも民間機が乗り入れていたのですが、騒音などの問題から引退してしまいました。
これは僕にとってなかなか淋しい出来事で、またいつか会えないかなぁ、と度々思ったりしていました。


写真を撮った場所は、丘珠空港に着陸する飛行機が通ってゆくコースに近いので、飛行機なら何度と無く見ておりますが、まさかこんな珍しいものが飛んでくるとは思いもせず、バスを降りた瞬間に飛んでくるのを見た、という見事な奇襲を食らった訳で、慌てふためきながら撮ったので、被写体が真ん中にありません。

それでも、何とか収めることが出来て銃艦は今日と言う日は良い一日になったかもしれません。