しなこじダイアリー

日常生活のあれこれ

雑司ヶ谷「鬼子母神」

2010-11-23 07:23:21 | Weblog
                     威光山法明寺が擁する「鬼子母神」にお詣りに行きました。
                     開創から1200年、威光山法明寺に寺号を改めてから700年、
                     長い歴史を持つ法明寺さんにまずお詣りです。


                      

                         本堂

                  池袋から徒歩15分ほど、都会とは思えないような静けさの中にありました



           

            江戸時代からの桜の名所だそうですが、鐘楼の周りの楓が赤くなったら美しいことでしょう



                    

                     お詣りをして山門を振り返ると桜の葉が色づいていました

                     春は花を秋には赤く色づく葉を楽しめる桜です



 
                    

                     光明寺の飛び地境内にある鬼子母神本殿
                     安産、子育(こやす)の神様である鬼子母神をお祭りするお堂

                     こちらの鬼子母神は鬼形でなく菩薩形の美しいお姿を
                     しているので、角(つの)が付かない鬼の字を用いています



                     

           鬼子母神、その昔はインドの夜叉神の娘で、嫁して多くの子を産みました、しかしその性質は
           暴虐この上なく、近隣の幼児をとって食べるので人から恐れられ、憎まれていた、
           お釈迦様はその過ちから救おうと考えられ、その末子を隠してしまった。

           その時の帝母の嘆き悲しむさまは限りなく、お釈迦様は「千人のうちの一子を失うもかくの如し、
           いわんや一子を食らうときその父母の嘆きやいかん」と戒めました。

           そこで帝母は今までの過ちを悟り、お釈迦様に帰依し、その後安産と子育ての神となることを誓い、
           人々に尊崇されるようになったと言われます。

           
           私も1人の母親として子の健康を願い、絵馬に願いを込めました。



                     

               この地が稲荷の森と称されていた頃の幾百年の名残を伝えているそうです



                     

               樹齢700年とも言われる大銀杏(大公孫樹)と樹齢400年と言われる参道の欅は
               色づきはじめていましたが全部黄色に染まると美しいことでしょう。
            
               晩秋の日、心和むお詣りをしました。