・エピソード満載も・・・。
シリーズ33作目のマドンナは中原理恵。プロローグの寸劇は<第三の男>風で復活した。
妻を北海道まで追いかけるサラリーマン・福田栄作はまるで<幸せの黄色いハンカチ>。かつての舎弟・登は食堂の主人で再会したり、娘・あけみが結婚して花嫁の父を演じるタコ社長などエピソード満載。
その分寅さんとマドンナの絡みが少なくなって、いつもの想い入れが薄れてしまった。マドンナも時代を反映して寅さんに反抗したり、サーカスのオートバイ乗り・トニー(渡瀬恒彦)と駈け落ちしたり、歴代マドンナとは趣きが違っている。
終盤、ドタバタになってしまったのが苦しい展開をあらわしている。マンネリを打破するために、新しい風を入れようとしている山田洋次の<もがき>が見えるようだ。
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