RIAA偏差の追い込み

2016-07-27 21:25:12 | その他

QUAD22-EQ Tの定数をトリミング
RIAA偏差を追い込み、ほぼRIAA特性は満足する特性になりました。
20Hzから10kHz位までは0.5dB以内に収まってます。
ただゲインが5dBほど下がったので、ここら辺りは再検討の余地がありますね。

QUAD22-EQ Tの各種特性

2016-07-27 13:53:59 | オーディオ、音楽
FRPLUSを初めて使って測定
FRPLUSの設定もまだよく判ってませんが、とりあえずはアンプの傾向は判ります。
EQ基板はケースにも収納してなくて、机に置いてるだけです。
電源はそれぞれ安定化電源装置より供給



RIAA特性
これを見る限りは大幅な外れは無し。



RIAA偏差
下の方での誤差が割とあります。
1kHzのレベルと比較して、100Hz=-1.5dB、20Hz=-5dB
オリジナルの回路でのシミュレーションでも下はこんな感じなので、オリジナル定数特有の特性かも知れません。
音色的には中音重視のスカっとした音で、下はグラフでも判る通りで軽目の低音だと思います。




100Hzの入出力特性と歪率
歪1%で出力は約20V
低レベルでの盛り上がりは誘導ノイズの影響です。




1kHzの入出力特性と歪率
歪1%で出力は約20V
低レベルでの盛り上がりは誘導ノイズの影響です。




10kHzの入出力特性と歪率
入力レベルが足らないのでクリップ点が判りませんが、恐らく1kHz時と変わらないはず。
低レベルでの盛り上がりは誘導ノイズの影響です。



以上のような結果でしたが、ケースに入れてきちんと組めば、低レベルでの歪率は良くなると思います。
クリップ点の出力電圧については、真空管のEQとしては満足のいくレベルだと思います。