箱根おもしろ百科

観光ガイドブックとはチョット違う箱根情報をお届けしております。このエッセイが皆さまの新しい発見につながればと思いつつ。

箱根おもしろ週間カレンダー【1月】

2017年01月01日 | 目次・索引・用語集
■一般の年中行事、記念日、有名人誕生日などに関連するあらゆることがらから、こじつけも含めて箱根に結びつく話題だけをとりあげ、2~3行程度の記事としてお届けします。
■約10日間分ずつまとめて追加してお届けします。
■内容が詳細になる記事については、既存の別サイトか新設のテーマ記事のサイトにリンクさせます。


箱根週間カレンダー【1月】
             ∞∞箱根おもしろカレンダー∞∞

【1月1日】
◎元旦:国民の休日。新年の第一日目。元日の朝という意味で元朝とも。お屠蘇を飲んで希望と決意をもってこれからの一年を祝う。箱根神社では歳旦祭という皇室祭祀令に基づく神社特有の年始を祝う行事が行なわれる。
◎初詣:元日に神社仏閣ら詣でること。箱根で話題の中心になるのが箱根神社。「関東で事業をやるならまず箱根神社に」とも言われている。境内にある小さな分社などの神社の数がとてつもなく多く、本殿を含めて10の神社がある。従ってあらゆる御利益が期待できる安心お参り先だ。
【1月2日】
◎箱根駅伝初日:2日間にわたる箱根駅伝の初日。東京から箱根芦ノ湖までの往路。箱根を通る最後の5区は小田原から芦ノ湖をめざす国道1号沿いの過酷な上り坂コースとして有名で、毎年話題になる。往路優勝校には箱根町から無垢寄木細工のトロフィーが贈られる。今年(2017年)は第93回。
【1月3日】
◎箱根駅伝2日目:箱根駅伝の復路は、スタートが箱根町でゴールの東京大手町をめざす。最初の第6区が箱根下り坂のコースで、この区間も第5区と同様に話題の多い難コース。スタート地点には記念のブロンズ像や「箱根駅伝ミュージアム」がある。総合優勝校には賞状、優勝旗、優勝カップが贈られる。昨年(2016年)の総合優勝は青山学院大学で2年連続。
【1月4日】
◎ストーンズデー:「い(1)し(4)」の語呂合せで「石の日」。この日に地蔵・狛犬・墓石などの石に触れると、願いがかなうといわれている。東京なら巣鴨の「とげぬき地蔵」が有名。箱根なら精進池沿いの「六道地蔵」と箱根の「白石地蔵尊」が知られる。いずれも堂守は不在で、ひたすらに地蔵を手で擦るためにある。
【1月5日】
◎小寒:寒さの厳しくなる寒の入り。昔は「箱根は冬行くところではない」とされていたが、今は宿の近代化、交通機関の発達・進化、温泉設備の進化・多様化で、冬の寒さは克服できるようになり、むしろ「冬こそ箱根を訪れる」という人が増えた。冬以外は雨や霧の多い箱根も、小寒の頃は富士山がバッチリ見える。
【1月6日】
◎ケーキの日:1879年(明治12年)のこの日、東京上野の風月堂が東京日日新聞に日本初のケーキの宣伝をした。その後、ケーキの進化が続き、今ではチョコやクッキーとともにデパチカは年中賑わう。箱根のホテルや美術館も、ケーキなどのスイーツならデパチカにも負けないほどバラエティに富む。
【1月7日】
◎七草の節句:五節句の一番目。七草がゆを食べ、1年間の無病息災を祈る。箱根では七草がゆにモチを入れて食べる習わしがある。七草は春の七草なのでどこでもよく見かける雑草ではあるが、こうした風物の草の百科園ともいえる「箱根湿生花園」はこの時期は閉鎖されているので見学はできない。
【1月8日】
◎初薬師:お薬師さまは病根を断ってくれる仏さま。縁日は毎月8日で、1月8日は「初薬師」。余談だが、温泉施設や湯船の名前に「薬師」がつくものが全国いたるところに存在。東北の宮城白石温泉、関東甲信越の大町温泉、両神温泉、川治温泉、東海の伊豆河津温泉など。箱根には強羅に「薬師の湯 吉浜」という日帰り中心の施設がある。
【1月9日】
◎岩崎弥太郎誕生日:1835年(天保5年)のこの日、土佐に生まれた弥太郎は、知る人ぞ知る実業家で三菱財閥を築きあげた人物。彼が築いた財閥の力は、岩崎弥太郎・小弥太親子の別荘を引き継いだ湯本の「吉池旅館」の広大な庭園で確認することができる。最近は宿泊客でなくとも見学が可能になった。
【1月10日】
◎110番の日:安全祈願を込めて警察庁が制定した記念日で、110番の有効活用を呼びかける。箱根の場合は小田原署が所轄で、比較的事件や事故が少なく同署の出番は少ないが、小説の中では頻繁に出てくる。特に西村京太郎さんは多くの小説で箱根を事件の舞台にとりあげ、小田原署の署員を活躍(?)させている。
◎福沢諭吉誕生日:1835年(天保年間)のこの日生まれた諭吉は教育者で啓蒙思想家。慶応義塾の創始者で、優れた政治家とも称された。箱根の交通大動脈は、塔之沢での「箱根山に人力車を通し・・・、鉄道を造るの企てをなさん」という諭吉の手記から生まれた。彼が湯本から芦之湯にかけての宿屋の主人らを動かしたことが、今の国道1号線開拓に繋がった。
【1月11日】
◎蔵開き・鏡開き:年初めの吉日に蔵を開く江戸時代からの祝い事が蔵開き。鏡餅を切って食べるので鏡開きとも・・・。蔵に納めるものは米や酒などだが、風呂屋の蔵には「湯」を納める風習もあり、全国に「蔵の湯」といった蔵づくりの温泉場や銭湯が多かった。箱根にも最近まで「湯蔵(ゆうぞう)」という蔵づくりの人気温泉施設があった。
【1月12日】
◎スキーの日:日本に初めて本格的にスキーが伝えられた日として、ミズノが1994(平成6年)に制定。箱根にはスキー場はないが、子供向けの雪遊び場として箱根園に「雪・そり遊び広場」が冬期に開設される。かつては駒ケ岳山頂にスケートセンターやスノーランド、山麓にもスノーボードパークがあったが、いずれも今はない。
【1月13日】
◎ベルツ博士誕生日:1849年(嘉永年間)のこの日はドイツの医師エルヴィン=フォン=ベルツの誕生日。29年間の日本滞在中に、医学の発展や草津の温泉成分分析に尽くした。1883年(明治16年)、箱根の「富士屋ホテル」滞在中に女子従業員の手が凍傷で荒れているのを見て「ベルツの水」を考案した。日本人荒井花子と結婚。
【1月14日】
◎三島由紀夫誕生日:作家三島由紀夫は1925年(大正14年)のこの日に東京都に生まれた。戦後の日本文学を代表する小説家・劇作家で、代表作に『仮面の告白』『金閣寺』などがある。晩年の右翼的政治活動は強烈な印象を残した。箱根好きの一人でもあり、夫妻でよく小涌園や富士屋ホテルを利用した。
【1月15日】
◎ウィキペディアの日:2001年(平成13年)年のこの日、フリー百科事典サイトWikipediaが公開された。2017年1月10日現在、「箱根」のキーワードで検索すると、「古くは函根」「箱根カルデラ」「天下の険」「宿場や関所」「各所に湧く温泉」「芦ノ湖」「大涌谷」といった説明がある。関連項目の中には「新世紀エヴァンゲリオン」という言葉の説明まである。
【1月16日】
◎井上馨誕生日:長州藩出身で松下村塾に学んだ政治家井上馨の誕生日は1836年(天保年間)のこの日。伊藤博文内閣の時代に外相などを務め、財界にも強い力を持っていた。彼は現在「平賀敬美術館」の建物になっている湯本の「萬翠楼福住」別荘によく滞在した。箱根や熱海を旅する度に七言絶句の漢詩を作ったことでも知られている。
【1月17日】
◎おむすびの日:阪神淡路大震災の時のボランティアによるおむすび提供がきっかけで、5年後の2000年(平成12年)に制定。時に、「おむすび」と箱根を繋げる話題を。本厚木駅近くの蕎麦「箱根茶屋」のおむすびは、蕎麦との食べ合わせが人気。小田急新宿駅地下の箱根ロマンスカーキップ売り場近くの「おだむすび」は、隣りの京王線客にも人気のおむすび屋さん。
【1月18日】
◎初観音:三十三に身を変化する観音さまの縁日は毎日18日で、1月18日は最初の縁日。東京は浅草寺、京都は清水寺が有名。箱根湯本には「箱根観音 福寿院」があり、商売繁昌、勝負事、宝くじの観音様として人気がある。観音沢の急斜面に位置しながら関東大震災の際も被害がなかったことで、不思議なパワースポットとされている。。
【1月19日】
◎ポール=セザンヌ誕生日:1839年(天保年間)のこの日はフランスの画家ポール=セザンヌの誕生日。印象派の巨匠で「20世紀絵画の父」とも呼ばれる。代表作は『水浴』など。箱根では仙石原の「ポーラ美術館」にセザンヌの作品が収蔵されている。
【1月20日】
◎二十日正月:正月の最後の節目の日として納めの行事を行う。正月に食べた魚の骨や頭まで食べ尽くすことから骨正月・頭正月も。源頼朝は伊豆と箱根の両権現に二所詣していたが、最初に初詣したのが文治四年(1188年)の正月二十日だった。以降、毎年正月の終わり頃には鎌倉から湯坂路を通っての二所詣でを実行している。
【1月21日】
◎初大師:真言宗の寺では毎月21日に弘法大師(空海)を供養する法会が行われ、縁日が開かれる。その年最初の縁日が「初大師」。箱根湯本には「弘法の湯」という日帰り施設があった。五輪塔が並び弘法大師の像があって、寺の雰囲気をもった「お詣り」の温泉とも呼ばれ、さぬきうどんまで食べられたが、2008年(平成20年)に廃業。
【1月22日】
◎田山花袋誕生日:1872年(明治4年)のこの日に生まれた花袋は『蒲団』が有名な小説家。彼は姥子から見える富士山を絶賛し「逆さ富士や乙女峠からの富士よりも、姥子の富士がすぐれている」と記している。箱根七湯の仲間に入ってなかった姥子温泉だが、富士山の姿が見えて良質な湯も出る事実に、彼は早くから気づいていた。
【1月23日】
◎西郷隆盛誕生日:1828年(文政年間)のこの日、「維新の三傑」の一人である薩摩の西郷隆盛が誕生。彼の功績のひとつに薩長同盟があるが、長州の木戸孝允との間では各地で密談が行なわれた。箱根芦之湯にある「松坂屋」でも2人は密議を交わした。孝允はここを別の年に山岡鉄舟らと逗留しており、孝允の方が手配して隆盛を招いたらしい。
【1月24日】
◎初地蔵:お地蔵さんの縁日は毎月24日で、その年最初の縁日が初地蔵。有名なのが東京巣鴨の「とげぬき地蔵尊」。小田原なら箱根板橋駅近くの「板橋地蔵尊」。箱根には精進池近くに「六道地蔵」がある。通称「火焚地蔵」で、先祖の霊が精進池から駒ヶ岳に赴くと信じられ、身内に不幸があったとき、四十九日以内にここで火を焚く。
【1月25日】
◎初天神:学問の神様である天神さまの初縁日。天神とは平安時代に活躍した菅原道真のこと。醍醐天皇に重宝され、一条天皇からは「北野天満宮天神」の称号を授かったが、藤原氏の反感で大宰府天満宮に左遷された。901年(昌泰年間)のこの日が初天神の日。箱根で菅原道真を祀るのは箱根神社境内の高根神社で、例祭日は10月17日。
【1月26日】
◎駒ケ岳スケートセンター開業:1958年(昭和33年)のこの日、西武グループが駒ケ岳山頂にスケートセンターを開業。相前後して駒ケ岳ケーブルカー、駒ケ岳ロープウェイ、円形レストラン、雪あそび広場をつくり、約30年にわたり箱根戦略を展開したが、現在、山頂にあるは駒ケ岳ロープウェイだけで、ほかはいずれも廃業した。
【1月27日】
◎国旗制定記念日:1870年(明治3年)のこの日、それまでは船によってまちまちのデザインで使われていた国旗が、「商船規則」によって規格が定められた。今の日の丸の国旗は1999年(平成11年)に定められたもの。国の国旗と同様、自治体には章旗がある。箱根の町章は、マルの中にハコネの「ハ」の字のと箱根連峰を図柄にしたもの。
【1月28日】
◎初不動:毎月28日は大日如来の化身である不動明王の縁日。初不動はその最初の縁日。インドで起こり、中国を経て日本に伝来。日本では、密教の流行に伴い各地で造像がされた。箱根には木賀~宮ノ下にかけての早川渓谷に「木賀瀧不動尊」がある。何と1100年の歴史のあるもの。
【1月29日】
◎人口調査記念日:1872年(明治5年)のこの日、初の全国戸籍調査が行われた。当時の人口は男1,680万人、女1,632万人で合計3,312万人。2016年12月1日現在の箱根町の人口は男5,538人、女6,087人で合計11,625人。1980年代には2万人前後だった箱根町の人口減少は県下の特異現象だが、年間2千万人近くの観光客が訪れる。
【1月30日】
◎長谷川 町子誕生日:1920年(大正9年)のこの日は国民的な人気漫画家長谷川町子の誕生日。代表作『サザエさん』を知らない日本人はいない。サザエさんの作風は時代とともに変化しており、箱根好きの彼女は箱根旅行のを多くとり上げた時期もあった。箱根には別荘も所有していたが、空き巣に入られたり放火されたりとさんざんな目に遭っている。
【1月31日】
◎徳川家康誕生日:1543年(天文年間)のこの日に生まれた家康は、戦国時代を生き抜き天下取りに成功した江戸初代将軍。箱根では一夜城を築く前の豊臣秀吉との間の石垣山での「連れション」伝説が有名。小田原攻めに際して秀吉が箱根神社、早雲寺などを散々痛めつけたのとは対照的に、家康は箱根の寺社を手厚く保護した。




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