箱根おもしろ百科

観光ガイドブックとはチョット違う箱根情報をお届けしております。このエッセイが皆さまの新しい発見につながればと思いつつ。

箱根おもしろ週間カレンダー【7月】

2017年07月01日 | 目次・索引・用語集
■一般の年中行事、記念日、有名人誕生日などに関連するあらゆることがらから、こじつけも含めて箱根に結びつく話題だけをとりあげ、2~3行程度の記事としてお届けします。
■約10日間分ずつまとめて追加してお届けします。
■内容が詳細になる記事については、既存の別サイトか新設のテーマ記事のサイトにリンクさせます。


箱根週間カレンダー【7月】
             ∞∞箱根おもしろカレンダー∞∞

【7月1日】
◎山開き・川開き・海開き:山開きは登山シーズンの開始日。川開きや海開きはより先に普及した。山開きは昔の霊山登山が信仰行事であったため、夏の一定期間だけ名山を祭る神社で開山祭が行われ、登山が許されていた。有名なのが「富士講」で、浅間神社で「富士祭」が行われる。箱根では神山、駒ケ岳が霊山開で、まず箱根神社、そして山頂で元宮神社に参拝する人が多い。
◎獅子文六誕生日:小説「てんやわんや」で有名な獅子文六は1893年(明治26年)のこの日に神奈川県横浜市に生れた著名な作家。数多くのユーモア小説を書いたことでも有名である。あの箱根交通戦争のことをおもしろおかしくとり上げた小説『箱根山』もそのひとつだ。芦之湯の「松坂屋」に泊り込んでの名作執筆であった。
◎駿豆事件:1956年(昭和31年)に発生した事件。駿豆鉄道バスが箱根登山バスの早雲山線乗り入れを実力阻止したもの。交通戦争の引きがねとなったことで、この日は「第二次箱根交通戦争勃発の日」とも。後に神奈川県の仲裁で駿豆から道路分の用地を県が買収して決着。この事件はその後、地上戦を回避した箱根登山側のロープウェイ建設につながった。
【7月2日】
◎半夏生:夏至から11日目にあたる今日から5日間は半夏生(はんげしょう)。漢方薬にもなるドクダミ科の植物の名でもある。この時期に葉の半分が白くなり、花が咲き終わるとまた緑色に戻るので「半化粧」とも。サポニンを多く含み、鎮吐作用、痰きり、コレステロール抑制効果があるとか。箱根湿生花園では7~8月に葉の色の変化の様子を観察できる。
【7月3日】
◎和宮誕生日:1846年(弘化年間)のこの日、光明天皇の妹和宮が誕生。公武合体のため皇室から降嫁し、第14代将軍家茂の妻に。病弱の家茂の死後は静寛院宮となり江戸城無血開城に尽力。晩年は脚気を患い、箱根塔之沢の現環翠楼で静養。地元の人と交流を深めたが、突然の発作で病死。徳川家の守り本尊の黒本尊とともに遺品が阿弥陀寺に保存されている。
【7月4日】
◎箱根の姉妹都市:1964年(昭和39年)のこの日、箱根町は北海道の現虻田郡洞爺湖町と姉妹都市提携。箱根と同様のカルデラ湖洞爺湖畔にある町。また、1972年(昭和47年)のこの日にはカナダの現ジャスパー市との姉妹都市提携を結んだ。箱根は海外ではほかにニュージーランドのタウポ市と1987年(昭和62年)10月に姉妹都市の提携をしている。
【7月5日】
◎小田原城陥落の日:1590年(天正18)年のこの日、篭城する北条氏政、氏直に対し、天下統一を図る豊臣秀吉が石垣山の一夜城からの攻撃に成功した。難航不落の小田原城陥落の日であると同時に、5代100年近く続いた後北条体制崩壊の日でもある。一夜城は実際には4万人の人手をかけて80日間で築城したもの。
【7月6日】
◎鈴木常司誕生日:1930年(昭和5年)のこの日、ポーラ化粧品本舗の元社長・会長鈴木常司(つねし)が生れた。父が創立した会社を引継ぎ、優良企業に成長させた。美術が趣味で、生涯に収集した日本の洋画、日本画、東洋陶磁、日本の近現代陶磁、ガラス工芸、化粧道具など9,500点におよぶ美術品が仙石原のポーラ美術館に収められている。
【7月7日】
◎七夕:小暑の頃にやってくる元来旧暦7月7日の行事の日。今は新暦7月7日か8月7日に行われる。本来は身についたけがれを笹竹に託して水に流す祭儀。奈良時代に中国から伝来したもの。箱根の各地、各施設で七夕が飾られるのはその多くが7月7日前後のパターンで、観光客を楽しませてくれた七夕は殆どの場合が後日、箱根神社に奉納される。
【7月8日】
◎東山魁夷誕生日:1908年のこの日、日本画家の東山魁夷(ひがしやまかいい)が神奈川県で誕生した。昭和を代表する日本画家の一人で、生前に日展への出品作など代表作の多くを東京国立近代美術館や長野県などに寄贈した。長野県では東山魁夷館を増設し、彼の作品を常設展示している。箱根にも箱根芦ノ湖成川美術館に『泉』など多くの作品がある。
【7月9日】
◎森鴎外忌:小説家森鴎外は『舞姫』『高瀬舟』などの名作を残して1922年(大正11年)のこの日に他界。長編小説『青年』の舞台は箱根だった。一青年が偶然知り合った未亡人に惚れ込み、旅先の箱根「萬翠樓福住」まで追いかけていくが、未亡人は既にある画家と仲むつまじい関係になっていたことを思い知らされたというもの。
【7月10日】
◎四万六千日:四万六千日(しまんろくせんにち)は観音菩薩の縁日のひとつ。この日に参詣すると四万六千日参詣したのと同じ効果があるという。観音菩薩が祀られている全国の寺では雷除けのお守りを授けている。関東に多く、一番有名なのがほおづき市で知られる東京の浅草寺の縁日。箱根なら湯本の福寿院が「箱根観音」と呼ばれている。
【7月11日】
◎徳川光圀誕生日:1628年(寛永年間)のこの日、水戸黄門こと徳川光圀が誕生した。徳川家康の孫で、「天下の御意見番」として知られ、朱子学を学び、学問所などを設立した水戸藩主。水戸黄門の全国行脚は有名だが、史実上での行脚の範囲は西側は箱根までだった。最近、下剋上テーマのオセロゲーム『水戸黄門(箱根関所)』というのが出回っているとか。
【7月12日】
◎国際会議観光都市認定:1999年(平成11年)のこの日、箱根町が「国際会議観光都市」としての認定を受けた。国際会議の誘致促進と開催の円滑化による国際観光の振興に関する法律に基づいて認定された都市・地域のことで、2013年7月現在全国には52都市が認定を受けている。箱根は町であるにもかかわらず”都市”としての認定を受けている珍しい例だ。
【7月13日】
◎ぼん迎え火:「盆」は先祖の霊を祀る租霊祭のこと。「盂蘭盆(うらぼん)」「薮入りの日」とも。元は旧暦行事で、今は7月の旧盆と8月の新盆がある。旧盆は東京・横浜と一部の都市の市街地で、その他の地は新盆。箱根も8月で、箱根神社は九頭龍神社本宮で「葉月月次祭」を行う。盆の入りの日には万巻上人奥津城や曽我兄弟のお墓の前にお供えもされる。
【7月14日】
◎廃藩置県の日:旧暦明治4年のこの日、廃藩置県が行われた。2年前の版籍奉還で江戸時代の藩は既になくなっていたが、旧藩主が藩知事をしていた。明治政府が中央集権国家確立のため各県に中央政府から県知事を派遣。約4分の1の72県に改廃。版籍奉還直後の箱根は、小田原藩知事の統治だったが、廃藩置県で小田原県に。後に足柄県、神奈川県へと移管された。
【7月15日】
◎宮城野湯立獅子舞:200年以上前から宮城野の諏訪神社に伝わる国選択無形民俗文化財の獅子舞。天下泰平、五穀豊穣、悪疫退散を願うもの。煮立った湯がササの葉で参拝者の頭上に振りまかれ、それにあたるとその年は病気をしないという。仙石原の諏訪神社の湯立獅子舞は3月27日に行われた。いずれも国選択無形民族文化財。仙石原の獅子は雌だが、宮城野のは雄。
◎パイオニア号就航:1964年(昭和39年)のこの日、芦ノ湖に海賊船「パイオニア号」が就航した。箱根観光船が運行駅弁記念日
1885年(明治18年)のこの日開業した宇都宮駅で駅弁が発売された。但し、これが我が国初の駅弁かどうかは不明。今では全国の主要駅の駅弁があり、箱根湯本でも構内ホームや駅ビルで販売されている。3社が参入して今では30種類以上になった。ユニークなのがあじさいの時期に販売される「あじさい弁当」。"
【7月16日】
◎駅弁記念日::1885年(明治18年)のこの日開業した宇都宮駅で駅弁が発売された。但し、これが我が国初の駅弁かどうかは不明。今では全国の主要駅の駅弁があり、箱根湯本でも構内ホームや駅ビルで販売されている。3社が参入して今では30種類以上になった。ユニークなのがあじさいの時期に販売される「あじさい弁当」。
【7月17日】
◎徳川家茂誕生日:1846年(弘化年間)のこの日は江戸第14代将軍徳川家茂の誕生日。13歳で将軍となり、孝明天皇の妹・和宮と結婚。第2次長州征伐の途上、大坂城で病死。家茂上洛に先立ち、箱根街道は竹道から石畳に造り変えられた。和宮は晩年脚気を患い、塔之沢の元湯(現・環翠楼)で静養中に発作で急死。生前の遺品が阿弥陀寺に保存されている。
◎理学療法の日:1966年(昭和41年)のこの日、日本理学療法士協会が結成された。理学療法を広く知ってもらうため、さまざまなイベントやセミナーを企画。箱根で理学療法で知られるのが仙石原にある「箱根リハビリテーション病院」。回復期段階の患者のリハビリテーション病院として、理学療法、作業療法、言語療法のリハビリ室とリハビリ用温泉プールを完備。
【7月18日】
◎大河内伝次郎忌:1962年(昭和37年)のこの日は『丹下左膳』で知られる俳優河内伝次郎の命日。『或る夜の殿様』では2人の大阪商人が箱根の温泉旅館で一儲けする企に失敗し大恥をかくというコメディの逓信大臣役を演じた。大河内は熱心な仏教信者で、京都の山荘庭園に寺院「持仏堂」を建て、「南無阿弥陀仏」を唱えて晩年すごした。
【7月19日】
◎北條氏綱忌:1541年(天文年間)のこの日、戦国武将で後北条2代当主氏綱が死去。初代当主で父親の早雲は伊勢氏と名乗り通したが、氏綱の時代に後北条氏となった。伊豆から関東広域に領土拡大し、各地に築城した。また、早雲の遺志に沿い、箱根湯本に後北条の菩提寺である早雲寺を建立。氏綱ほか後北条5代の武将の墓は早雲寺境内にある。
【7月20日】
◎ビリヤードの日:1955年(昭和30年)のこの日、ビリヤード場が風俗営業法の規制の対象外となり、健全なスポーツとして認められた。宮ノ下の富士屋ホテルの中のバー「ヴィクトリア」は1930年(昭和5年)に建築された由緒ある建物で、かつてはビリヤード場として外国人客に楽しまれていた。天井にはビリヤード台をモチーフにした模様が現存する。
【7月21日】
◎町立郷土資料館開館:1983年(昭和58年)のこの日、「箱根町立郷土資料館」が開館した。箱根の歴史を分かりやすく、おもしろく紹介する資料館で、児童からお年寄りまで楽しめる施設だ。場所は箱根湯本から徒歩5分の、箱根町役場に隣接するところ。箱根のリピーターになったに人は必見の施設。箱根町で編集した各種の箱根の書物も販売している。
【7月22日】
◎仙石原文化センター完成:1982年(昭和57年)のこの日、「仙石原文化センター」が完成した。仙石原出張所を併設した公民館で、地域の特性に根ざしたコミュニティーづくりや生涯学習活動の拠点として、さらに各種の文化活動や企業研修などにも利用できるよう建設されたもの。毎年続いている秋の音楽祭「箱根の秋」の演奏会場としても使われている。
【7月23日】
◎箱根ターンパイク開業:1965年(昭和40年)のこの日に東急グループが箱根に手がけた自動車専用道路が開通。箱根交通戦争和解のシンボルのような道路で、建設に際して西武から東急への土地提供があった。現在は箱根ターンパイクと東洋ゴム工業の2社のネーミングライツ合意により、「TOYO TIRE’S 箱根ターンパイク」の名称で営業されている。
【7月24日】
◎地蔵ぼん:毎月24日は地蔵菩薩の縁日。このうち盆の時期にあるのが地蔵盆で、旧盆と新盆があり、この日は旧盆にあたる。地蔵盆は、お寺の地蔵菩薩が対象ではなく、道祖神信仰としての路傍や街角の辻地蔵が対象の祭り。箱根でも精進池沿いの「六道地蔵」(通称「火焚地蔵」)や箱根湯本駅の小高いところにある「白石地蔵尊」など、いずれも堂守は不在。
◎谷崎潤一郎誕生日:1886年のこの日は「痴人の愛」「細雪」などの情痴や時代風俗などの小説を得意とした谷崎潤一郎の誕生日。小説だけでなく自身も2度の離婚を経て3度目の結婚をし、その間、佐藤春夫との間の「細君譲渡事件」まで起こしている。箱根でも学生時代に住込んでいた家で、見習に来ていた箱根の宿屋の娘さんと大恋愛の仲になる騒動を起こした経験も。
【7月25日】
◎土用の丑:土用の期間中の丑の日。この日に鰻を食べる習わしは、江戸時代後期に平賀源内が近所の鰻屋に看板を頼まれ、「今日は丑の日」と書いて評判になったのがきっかけだとか。箱根で鰻といえば湯本にある「芦柳庵(ろりゅうあん)」が有名だ。数人限定の前日までの完全予約制で、その日に合わせて鰻を取り寄せ、当日の朝に下ろしているとのこと。
◎蒸気機関車の試運転:1814年(文化年間)のこの日、イギリスのスチーブンソンが蒸気機関車の試運転に成功。蒸気機関は画期的な技術として、1世紀以上の交通手段の主役だったが、加速が悪く、急勾配に弱く、煤煙の問題もあったため、電気機関車に置き換わった。箱根登山鉄道は鉄道馬車からのいきなりの電化による進化があったため、蒸気機関車とは無縁だった。
【7月26日】
◎駅弁記念日::1885年(明治18年)のこの日開業した宇都宮駅で駅弁が発売された。但し、これが我が国初の駅弁かどうかは不明。今では全国の主要駅の駅弁があり、箱根湯本でも構内ホームや駅ビルで販売されている。3社が参入して今では30種類以上になった。ユニークなのがあじさいの時期に販売される「あじさい弁当」。
【7月27日】
◎スイカの日:夏の果物の横綱スイカの縞模様から「7(な)2(ツー)7(な)」(夏の綱)の語呂合せで制定。箱根では数年前に「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」に結びつけた和菓子「西瓜饅頭」が発売された。タイミング悪く東日本大震災が発生したが、最近「第3新東京市土産 ジオフロント直送」という包装で再登場。ブランド化に躍起だ。
【7月28日】
◎地名の日:日本地名愛好会が2008年(平成20年)に制定。箱根の地名の由来は諸説ある。古く万葉集には万葉仮名の「波故祢」と漢字の「筥根」の2通りの記述があり、意味はともに「箱型の山」。平安時代には朝鮮語のパコニをとって「筥荷(ハコニ)」と記述していた。「筥(ハコ)」の意味は「箱」だが、「神が住んでいる」という意味もあるとか。
【7月29日】
◎清麗祭:箱根神社では、大きな祭りに先立って清麗祭(せいれいさい)を行い、お祭りが滞りなく厳粛に行えるよう本殿の内外を清掃する。一連の夏祭りのスタートとなる7月31日の湖水祭の2日前の29日にも清麗祭を行う。観光客にとってのビッグイベントは湖水祭だが、箱根神社にとっては7月31日から8月6日にかけての1週間は超多忙な期間になる。
◎小田原ちょうちん夏まつり(29、30日):小田原の城址公園と城内で2日間行われる夏祭り。小田原提灯は、箱根越えをする旅人のために「軽くて持ち運びに便利な提灯」ということで、宿場町小田原で考案されたもの。「蛇腹」があって折り畳むと懐におさまるという優れモノ。今では用途は全国のお祭りや飲食店の店頭看板などに広がり、生産の機械化が進み、手作り工房を持つ店は小田原に2軒あるだけ。
【7月30日】
◎飯尾宗祇忌日:連歌師の宗祇は病弱ながら82才で数名の弟子を伴い連歌の長旅に出かけた。越後、草津、川越、箱根、三島、そして駿府で富士山をもう一度見たいというのが彼の意志で、最後の旅であることを覚悟していた。箱根湯本の旅宿で力尽き、「ながむる月にたちぞうかるる」の絶句を残して息を引きとった。1502年(文亀年間)のこと。墓は早雲寺境内にある。
【7月31日】
◎芦ノ湖湖水まつり:箱根神社の一大イベントで、芦ノ湖の夏祭り週間の皮切りとなる行事。湖水の主神である九頭龍明神を祀るため、三尺三合三勺の赤飯を捧げる。この明神はかつて芦ノ湖に不幸をもたらしていた毒龍で、万巻上人の祈りで湖の守り神となったもの。夜空には約4,000発の花火、周辺には約3000個の燈籠、湖上には3隻の船が、華やかな祭典を演出。


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