Progress

日々一歩ずつ前に進むために書き綴ろう…。自分の中のちょっとした変化を大切に…。

未来を創造する生き方:デザイナー吉岡徳仁の生き様に思う

2007-06-07 00:04:10 | プロフェッショナル
デザイナーという夢を小学校の頃から追い求め、父のアドバイスからその思いが
確信となった、吉岡徳仁…。

高校卒業後デザインの専門学校に進学し、今では空間工業デザイナーとして名を
馳せています。

小学生から絵をかくのが大好きで、その特技を生かす道を見事掴んだ彼の生き方を
『プロフェッショナル仕事の流儀』を観ていて、ある卒業生のことを思い出しました。


彼女は高校生当時、将来はアニメの声優になりたいと言っていました。

けれど、その職業は将来の生活を考えると、生きていく手段としては現実的では
ない、とも考えていたのも事実です。

そんな彼女は悩んだ末、親の勧めで看護の道に進むことに決めました。


ところが卒業後すぐ、私の自宅に彼女から電話があったのです。

「先生、私看護の専門学校辞めるわ・・・」唐突な話で私もびっくりしました。

詳しく話をきいてみると、高校のときからあまりよくなかった腰の状態を悪化さ
せ、看護の道に進むのはちょっと厳しい、ということだったのです。

そのとき私は、最終的に「辞めなければならないのは残念だけど、でも何か自分
の今やれるもの、やりたいものを1つ見つけてからの方がいい・・・」と言ったのを
覚えています。


そんな彼女が数ヵ月後学校に来たのですが、そのときこのような話をしていきま
した。

「親の勧めだった看護の道が閉ざされたけど、それは逆によかったと思う。

自分で選んだ道ではなかったからこのまま行っていたら絶対に後悔していた
と思うから・・・。

でもいま自分が何をしていけばいいのか分からない。

実際、今は「つぼ八」でバイトをしているフリーターの身だけど、今の生活

曜日感覚もなく、毎日が平凡・・・3年のときは早く卒業したいと思ったけど、
今では友人とトランプをして遊んでいた頃がなつかしいし、その頃に戻りた
いかも・・・。

だけど戻れるわけではないし、今は自分のやれる何かを見つけてそれに打ち
込みたい。」


自分の道が閉ざされたとき、・・・私にもそんな経験はあります。

そんな現実に立ち向かうのに必要なのは、“今を生きる姿勢、前向きな気持ち”
です。


この彼女が最後にこんなことを言っていきました。

「先生、私相手がいるわけではないけど、早くできれば今年中に結婚したい。
そのときは先生、仲人頼むよ。・・・(中略)

今、先生は2年生を受け持っているんだ。

担任している生徒に言っといて。

人生に何の目標もないことほど辛いものはないよって…、現在フリーターとし
てやっている自分が身をもって痛感しているからって。

今、職業探しをしているんならちょうどいいわ。

考えられる今を大事に、しっかりと自分の夢を描いて欲しい。

こんな私のようにならないように・・・」


彼女はこれから進もうとしていた道が閉ざされたとき、自分がどうしていいのか
分からず、自殺も考えた・・・とも言います。

そんな彼女が、目標も見つかってはいないものの精一杯今を生きようとしている
・・・その前向きになった彼女の笑顔がすごく印象的でした。
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2 コメント

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Unknown (舞)
2007-06-09 02:06:41
『プロフェッショナル』は私は好きでよく観ていますが、コロンさんの記事の観点は独特ですね。
いい卒業生を持ちましたね、教師冥利につきるんじゃないですか。
これからも頑張ってくださいね。
舞さん (コロン)
2007-06-09 05:14:33
お久しぶりです。コメントありがとうございました。

私の『プロフェッショナル』を観て書く文章は、確かに独特かもしれません。番組でいろいろなエッセンスを吸収することに努めるのですが、文章化する場合、その中でも1つのことに焦点をあて、自分が知っていることや経験談の中で例示できるものを挙げる…というスタンスになっているはすです。

そのような形で書くことで、オリジナル性を持たせたい…という思いがどこかにあるのかもしてませんね。

とはいえ、今回の例で挙げた卒業生に関しては、よく学校に遊びに来てくれていて、そのたびにいろいろと近況を話してくれています。

辛いこともあるようですが、今ではのびのびと頑張っているようで…その点では安心していますし、”生きる力”も備わってきているようです。

今後私が教師として今いる生徒たちとどう関わっていけるのか分かりませんが、やれることをしっかりとやることを基本に頑張りたいと思います。励まし、ありがとうございます。

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