~未来(あした)もいい日に~「ヒューマンサポート阿頼耶識(あらやしき)」ブログ

メンタルトレーナー 「ヒューマンサポート阿頼耶識」清水利信のブログです。

「グダグダ週間」のススメ。

2017-03-21 18:11:46 | メンタルトレーニング
母校から、初めての依頼を頂き、
メンタルトレーニングを講義形式で2時間半、
みっちり行いました。

あっという間の時間でしたが、
集中してよい時間を作ることができました。

このような機会を下さった監督・先輩方には
本当に感謝しております。

最近の学生を見ていると、私たちの時とは
少し気質が変わって来ていて、感情にやたらと
振り回されることが多くなってきています。

やはり小さい時から、色んな意味で私たちが
子供の時と比べて、複雑な環境で育って来ている
こともあり、素直というか、愚直に物事に取り組む
ということに、なかなか意識が向かないのかも
知れません。

これをどう捉えるかは、周囲の大人次第なんですよね。

「甘えてる」と捉えれば、そういう風になってしまうし、
「いや、彼らなりに一生懸命」と捉えれば、肯定的に
受け容れることができる。

できることならば、肯定的に捉えてかかわって
欲しいなぁ・・・と、思っています。

と、まぁ、前置きが長くなったのですが、
春は大会シーズン。
春休みは例年、新シーズンに向けた選手選考が
佳境を迎えます。

冬の間に蓄えた自主練習の成果が、ここで現れて
来るのですが、結局試合に出られる人数には
限りがあるので、全員が望むような結果を得て、
選手に選ばれるかどうかは分からない。
中には、がんばった甲斐もなく、選手選考から
漏れてしまうこともあります。

そんな時には、深く落ち込んでしまう事もあります。

最近の子たちは、そこら辺の切り替えがあまり
上手ではない。グダグダしたら、グダグダしっぱなし。

これは親御さんの影響もあるのでしょう。
負けて家に帰って来て、グダグダと愚痴を言ったら、
我が子可愛さの余りに一緒になって文句を言い始め、
挙句、指導者の方に親御さんがクレームをつけるという
ケースを何回も見て来ています。

でも、社会に出たらそういうわけにはいきません。

自分に起きていることは、全て自分が責任を持つ。
自分の人生に責任を持つということは、
自分の人生にきちんと敬意を払って生きること
なんですよね。

自分の人生は自分のもの。親の人生でも、指導者の人生
でもないんです。自分のものなのです。

だから自分の人生は自分で決める。
こういうことをきちんと大学生のうちに覚えて欲しいんですよね。
そうしたら、社会に出て、意にそぐわないことがあったとしても、
そこで自分の人生についてきちんと自分で向き合って、
自分にとってふさわしい行動ができるようになっていくんです。

と、いうことで深く落ち込んだ子たちに、
どうやってその気持ちを再び前を向いて頑張れるというところに
意識を切り替えてもらえるようにかかわるか??

そういうことを考えてみました。

私は、悲しい時はグダグダしていてもいいと思っています。

人間は、マイナスの感情を無理に消そうとすると、
かえってそっちのネガティブイメージに引っ張られて、
回復が遅れるということがあります。

マイナスの感情を消そうと思ったら、
受け容れて、味わって、そして扱う。
このプロセスを経ると、いつしか自然に消えていきます。
幸いにして、人間の記憶というのは、上手く忘却させる
ことができるようになっているんですよね・・・(^_^.)

だから私がオススメしたいのは、

「グダグダ週間」。

今辛いなぁ・・・しんどいなぁ・・・悲しいなぁ・・・とか、
悔しいなぁ・・・とか、やる気やモチベーションにまで
影響が出ている時というのは、やる気を出せ!って言っても
出ないし、本人が「やる気出さなきゃ!」と、無理に前向きに
なろうとしても、マイナスの感情が消化されない限り、
逆に全然前向きになれずにかえって凹んでしまって、
泥沼化してこじれていくのですよね・・・。

だったら、徹底的にその感情を味わったらいい。

だから「グダグダ週間」なのです。

その期間中は、徹底的に自分を甘やかして、
グダグダする。それも、飽きるまでグダグダする。
これがポイントです。

そして、周囲にも「オレ、今日から1週間、グダグダ週間だから。」
と宣言し、その期間中は、徹底的にそっとしておいてもらう。
気晴らしに何か楽しいことをするとか、そんなんじゃなく、
徹底的にマイナスの感情を味わって、一人でグダグダするんです。

そうすると、だんだん飽きてきて、「何やってんだオレ・・・」って、
なって来ます。そして、徐々にマイナスの感情は薄まって来ますので、
逆にグダグダしているのが気持ち悪くなって、
「よし、もう一回がんばってみよう!」っていう気持ちになります。

ポイントは、「周囲に宣言する。」ことと、「期限を決める。」こと。
ちゃんと周囲に宣言しないと、その期間中に、無理に励まそうとして、
遊びに誘ったり、色んな形でかかわりをして来ます。
それが本当に楽しければいいのですけど、多くの場合はヤケクソに
なっているので、心の底から楽しんではいないのです。

だから、その期間は徹底的に孤独になって、グダグダ感を味わうこと。
そうすると、だんだん飽きてきて嫌になりますから、
自然と「がんばろう」という気持ちが沸いてきます。

その期間は、長くても1週間です。短くても3日位が目安。
それ以上だと、本当にグダグダな自分になって堕落していきます。

1週間なら、1週間と決めて、徹底的にグダグダする。
そうすると、3日位で飽きてきてバカバカしくなってくるので、
そこでグダグダ週間は終了です。

もし、1週間経ってもグダグダしていたら、
周囲は「おい、グダグダ週間は終わりだろ!」と、
言ってあげることです。

そして、「グダグダすることに罪悪感を持たない。」こと。

これは、自分にとって、回復に必要なプロセスなんだ。
だからグダグダと自分を甘やかすんだ。
と、意図的にやっていることを自覚した上で、
やるからには期限を決めて徹底的に自分を甘やかす。
そして、期限が来たらピッタリとやめる。

そうすることで、罪悪感を持たずに、
「回復に必要な心のプログラム」と思えるので、
自己肯定感を下げず、自己否定感を持つこともなく、
受け容れることができます。

これは結構オススメな方法です。

また、グダグダ週間の最中に、他の選手達への
影響はないのか?という点については、

「そういうものだから、受け容れてあげる。」

これだけです。

「回復に必要だからやっている。」

だからその期間だけは寛容に見てあげる。
強いチームになる為に、必要だから認めて
受け容れる。

そうやって、相手のことをきちんと受け容れて
あげることなんです。

そうすると、「グダグダ週間」をもらった
選手達は、その期間中に受け容れてくれた
ことに感謝しますから、チームに対する
感謝と思い遣りの気持ちが生まれます。

ちょっと荒療治かも知れませんが、こういう方法も、
チーム作りには必要なのではないかな?と思っています。

何ごとも意図をもって行うということは、
一見突拍子もないようなプログラムに見えて、
実は何かの意味が生まれる。

この「グダグダ週間」プログラムも、そういうものなんではないかな?

もし、一人モチベーションが低下して、
ブスーッとふてくされている選手がいたら、
一度お試しくださいm(_ _)m
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