東武鉄道が高架化した駅の下を太田市に開放してくれた。ありがたい話である。
約300坪、かなりの面積だ。市民が気楽に通える市民活動施設をと思っているが、どう利用すべきか考慮中である。
太田駅は市内、東西南北4方向から来られる。電車を利用すればこんなに便利なところはない。木崎からも薮塚からも、竜舞や韮川からも混雑する街中を通過することなく会場に来られる。便利な場所だ。
県議だったころ前橋に行くのに東武鉄道を使った。乗ったら何も神経を使わずに目的地まで連れて行ってくれる。本は読めるし、その日のスケジュールを整理することができる。質問をする場合には原稿を復唱できた。
あのころは「東武の前橋乗り入れ」という課題があった。東武に乗りもしないで前橋乗り入れをお願いするのもいかがなものか、という私流の現場主義もあった。伊勢崎での乗り換え、朝は両毛線との連結もスムーズであったが帰りはひどいものだった。1時間近くは空白の時間をもたなければならない。そのたびに駅前の喫茶店で時間を使った。
やはり「前橋乗り入れ」は必要だ、と実感したものだ。
ともかく、ダイレクトに目的地に着ける鉄道は、使ってみればこれ以上便利な交通機関はない。
とはいえ、車社会である。「駐車場は?」と必ず言われるに決まっている。駐車場がなければ施設は無理という論理だ。「最寄りの駅から乗ってきて!駅からゼロ分だから」という利便性は多分通用しないかも、そんな心配もある。
バスも基点は太田駅だ。市内どこからも入ってこられる。車だけでなく公共交通機関を利用するクセをつけることにもなる。環境対策としても有効ではないだろうか。
また、東武も駐車場は考えているようだから、十分な敷地の確保はむずかしいとしても腹八分目は何とかなるだろう。
そこで、300坪にどんな市民活動施設を用意するかがテーマになる。まず考えられるのは市民会館の代替が必要であること。
市民会館は今年度中に閉鎖する。建築基準法などに違反する建築物になったからだ。
市民が活動していた施設がなくなる。ひとつは展示会場だ。利用率も高く、絵画、書道、お花などいろいろな発表の場として使われてきた。必要な施設だろうと思う。
そして、会議室である。これも講習会など、あるいは企業の説明会などに使われてきた。やはり、代替施設として必要である。
高齢者のみなさんの声に囲碁、将棋をする場がないというのがある。全市的に集まりやすい場所として高架下はいい場所だ。あるいは、障がい者が憩うのに適した場所でもある。
市民の文化活動の拠点として考えていきたい。
いずれにせよ、東武鉄道のせっかくのご好意、市民の声を聞きながら高架下を有効活用していきたい。今、国の補助金を申請しようとしているところだ。早くて、来年の春にはオープンしたい。










