皆さんおはようございます。
三徳山は、曇っています。
気をつけてお出かけ下さい。
さて、今日は、三朝町の定住対策について私の考えを述べたいと思います。
私が議員になっていらい、人口はどんどん減少し、いまや6600人台まで減少してしまいました。
もちろん自然減もあるわけですが、毎年100名づつ減ってきている三朝町に将来はあるのかといえば、非常に危機感を感じざるおえません。
「日本創成会議」人口減少問題検討分科会が、2040年までに全国約1800市町村のうち約半数(896市町村)が消滅する恐れがある、と発表しました(2014年5月)。
2010年の国勢調査を基にした試算で、2040年時点に20歳~39歳の女性人口が半減する自治体を「消滅可能性都市」と見なしています。
同時点までに人口1万人を切る523の自治体は、とりわけ消滅の危険性が高いというレポートで、全国に衝撃が走りました。
つまり、三朝町も消滅の可能性が非常に高い町とされています。
全国で策定された「まち・ひと・しごと創生総合戦略」を実現するだけでは、
今後、人口が増加するとは考えにくいと思っています。
空き家対策も難しいケースがほとんどで、これも見込めない対策です。
人口を増やすには、これ以外の方法で外部から家族全員で移り住める快適な環境作りが必要だと考えています。
それには、まずは仕事を増やしていかなければなりません。
町民の皆さんの中には、息子や娘が「こっちに帰ってきても仕事がない。」と言われる方が多くおられます。
「こちらに帰ってきても、子ども達が希望する仕事がない。」
「ここは不便で、生活していけない」など、理由はたくさんあるわけです。
私は、発想を変えて、「仕事がないとあきらめるのではなく、仕事を自らが作っていく。」
つまり、「なりわいを興していく。」業を起こす。つまり「起業していく」
そこに、予算をつぎ込んでいく事が大事ではないかと思うのです。
若い人には、素晴らしい才能があり、環境さえ整っていれば、起業したいと考える方はたくさんおられます。
若者が会社を起こせるようインフラ整備(インターネット環境含む)をした空間を作り、
売り出せば、三朝町独自の産業が増えるとも考えています。
そして、さらには、私は、三朝町には、素晴らしい自然とその恩恵である産物が多くあります。
そこに付加価値をつけて流通させる仕組みを作る必要があると考えています。
三朝町には、「特A」の「きぬむすめ」というお米があるのですが、もちろん「コシヒカリ」の抜群に美味しいですが・・・。
町の中には、自らが販売ルートを見つけて、都会に高くお米を売っている方もいます。
しかし、美味しいお米を作っても個人では、なかなか販売ルートが見つけられない方が多いと思います。
一人で出来ないのであれば、10人、20人が集まり、組合で売っていく。
また、理想ですが「三朝町特産品販売課」という部署を作って、色々な戦略を練って、セールスマンとして、
全国に販売ルートを作っていく、という事も考えられるのではないでしょうか。
このまま、人口が減っていくのを、ただ見ているのではなく、
やれることは、可能性がある限り挑戦していくことが肝心だと思います。
先日、東京の若い方と話をしたのですが、「三朝町には、素晴らしい農産物がたくさんありますね。」
「インターネットで売ればいいのに・・・」と言われました。
若い方が、こちらで起業していただき、そのような会社を立ち上げていただければ、
そうすれば、作り手も増え、おのずと仕事が増えていきます。
是非とも実現させてみたいと思います。
更に大事なことは、私は、人口増加の対策はもちろん必要だと思いますが、
何事も「土台」がしっかりしていないと、その上に何かを作ってもすぐにダメになりますよね。
まずは現在、そこに住んでいる方の暮らしを最優先に考えるべきだと思っています。
奥部集落は「暮らしにくい」というイメージが定着し、人口流出が止まらないのが現状です。
奥部集落は限界集落ではなく、いまや消滅集落に転じているのが現状であり、
今まで、町も議会も「仕方がない」ということで、何も対策をしてこなかったことが原因ではなかったのか、と思うところです。
なぜ、奥部集落は住みにくいのか。
「買い物が不便」「病院も遠い」「通勤・通学も時間がかかる。」
反対にいえば、そこを解決すれば良いわけです。
この点を、なんとか打開したいという気持ちであります。
以上、定住対策について、自論を述べました。
間違っているところもたくさんあろうかと思いますし、笑われる所もあると思います。
是非とも、ご指摘をいただき、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
では、明日も、あなたにとって良い日でありますように。
ツイテル。ツイテル。
ありがとう。感謝。感謝。
喜べば、喜び事が、喜んで、喜び連れて、喜びに来る。