カリフォルニア徒然草 または武蔵国人覚書

ダンナの海外赴任のため、想定外のアメリカ暮らしを経験。
日常のふとした出来事を、心覚として綴っています。

氷河&密林を歩こう(7)ロッキーの宝石たち

2009-09-15 17:41:09 | 旅行:ロッキー&オリンピック
8月25日(火)、カナディアン・ロッキー観光も、いよいよ最終日です。

今朝は朝7時半に起床。
ホテル内の24時間営業のDeliで熱いコーヒーを買い、部屋で湖を眺めながら朝食をとる。
今日も天気は朝から晴れ。
窓から見える眺めは申し分なし!です。

朝食後はさっそく行動開始。
ロビーのコンシェルジュにタクシーを呼んでもらい、向かったのはモレーン湖
今回のおまかせツアーで、目ぼしい観光ポイントは全て回ってもらえたんですが、
ここだけは入っていなかった。
そこで最終日の今日、自力で見学に行くことにしたというわけです。

モレーン湖Moraine Lakeは、ルイーズ湖の南約10キロメートル、標高1884mにあります。
湖の後方にはテンピークスTen Peaksと呼ばれる10の峰が並びそびえ立ち、
その景観は、かつてカナダの20ドル札の絵柄に採用され、スピリットアイランドと共に
カナダを代表する景色の一つとなっています。
タクシーで細い山道を登っていきます。
レイクルイーズからの所要時間は約20分。
テンピークスと思しき山が見えてきました。

駐車場で車を降りると、運転手さんが「こっちこっち」と先に立って歩き出します。
湖の端まで来ると、脇の岩山(丘?)を示して「この上からの眺めが最高なんだ!」
5分ほどで上に登れると言われて、さっそく上がってみることにしました。

時刻は午前9時半過ぎ。 まだ日が完全に山影から出て来ていません。 ちょっと早過ぎたか。。。
テンピークスTen Peaks
が真正面に見えます。

Nice View!!
モレーン湖
Moraine Lake


残念ながら、左側の山の陰に入っていて日が当たっていませんが、氷河湖ならではのターコイズブルーが美しい。

こちらが噂の20ドル札

目の前に見えているのと
同じ景色だ~
見ている間にも日は登り、山や湖がどんどん表情を変えていきます。
周りの人はみな、コンパクトカメラから三脚付の一眼レフまで、
カメラのシャッターを切るのに忙しい。

湖の端、モレーン川の流れ出す辺りには枯れた木々が大量に集まっています。
展望台の上に小さなケルンがありました。
誰が積んだのでしょうね。
惜しむらくは、湖にほとんど陽が当たっていなかったこと。
あと30分か1時間遅く来た方がよかったかな~
でも、ルイーズ湖と同様に“カナディアン・ロッキーの宝石”と賞される、
美しい景観は充分に楽しめましたよ。
お時間とれる方は是非、訪ねてみてください。(出来たら、もうちょっと遅い時刻にね)

午前10時過ぎ
ホテルに戻ってきました。

朝日を燦燦と浴びた姿は威風堂々といった趣

まだ観光客の少ない時間帯なので、湖の畔を少し散策してみました。
氷河と湖

静かな湖面に山が映りこんで、何とも美しい
陽の光を受けて、湖水のグリーンが映えてます。

30分ほど湖畔の散歩を楽しんだら、そろそろチェックアウトのお時間です。
部屋に戻って荷物をまとめて、
最後にもう一枚、

お名残のワンショット

チェックアウトはしましたが、これで終わりじゃありません。
せっかくの高級ホテルを思う存分味わおうという魂胆の我々。
移動の飛行機は、ギリギリまで遅い時刻のをとってあります。
これから湖の見えるレストランで、景色を楽しみながらランチをいただきます
Lakeview Lounge

大きな窓からはヴィクトリア氷河とルイーズ湖の景観が一望できます。

普通にサンドイッチなどのメニューが並ぶ中、Afternoon Teaのコースを発見。
今の気分に最適!というわけで、こちらをチョイスしてみました。
まずはフルーツ盛合わせと
ノンアルコールのカクテル

彩り鮮やかです。
窓の外には“ロッキーの宝石”。テラスに飾られた花も愛らしい。
スコーンにミニサンドイッチ
そしてスイーツ

ポットサービスの紅茶と共に、
優雅にいただきましょう。

窓の外の景色の移り変わりを楽しみつつ、カナダ旅行の思い出を振り返りながら、ゆったりと過ごしました。

ツアー旅行ではなかなか味わえない至福の時です。

午後1時。ガイドのMさんがホテル前まで迎えに来てくれました。
いよいよカナディアン・ロッキーとお別れです。
93号線から1号線に入り、カルガリーに向けて、数日前に通った道を逆方向へ引き返す。
道端のヒッチハイカー(!高速道路だけど自転車歩行者進入可なので)には目も呉れず
一路カルガリー空港を目指します。
Mt. Rundleがお見送り

ところで、ガイドのMさんから聞いたトリビアをもう一つご紹介しておきます。
カナダ国内のマクドナルドのマークには、なんとメイプルリーフがあしらわれているんです。
生憎うまく証拠写真が撮れなかったので、こちらをどうぞ。
この画像はカナダマクドナルドの公式サイトから拝借しました。
デニーズDenny'sの場合
アポストロフィ(’)がメイプルリーフになってます。

その話を聞いた後でふと目に止まったウェンディーズWendy's

あ、これもだ!
(画像が悪いですが)
なんと、Wendy'sに関してはガイドさんも知らなかったそうです。

思ったより渋滞も少なく、午後4時前にはカルガリー空港に到着しました。
ガイドさんに見守られながら無事にチェックインを済ませ、遂にカナダを後にします。

ガイドのMさんには、本当にお世話になりました。
ツアーだと「かなり駆け足で、見学ポイントも省かれて・・・」なんて思ってたのに、
とても充実した内容で、我々としては大満足でした。(運もよかったんだろうけど)
いろいろ薀蓄も聞けて、自力で見学するのよりずっと面白かったというのが正直な感想。
ツアー会社を利用するのも時にはいいもんだ、と考えを新たにしましたよ。


Mさんとお別れして中に入ると、早速アメリカの入国審査がありました。
ナイアガラの時と同じだね。
特に問題もなく、「ようこそアメリカへ!」と言われて搭乗ゲートに向かいます。
搭乗開始まで間があったので“憧れの”Tim Houtonでコーヒーを飲みながら時間を潰す。

ナイアガラの時のリベンジを果たしたぜぃ

そして17:45、飛行機は定刻どおりにシアトルへ向けて出発したのでした。
最後にもう一度、空の上から山頂の大氷原を見ることが出来ました。


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