ここ数日、一人の利用者を詳しく観察していた。
自傷が起き、落ち着きが無く挙動不審な様子。
今までと明らかに違う。
最初は脱水症状だと思っていたが、そうでもなさそう。
嘱託医では簡易な検査と風邪薬が処方され、
落ち着かないときは安定剤の服用を勧められただけ。
原因が解らないので今でも何が悪いのか原因を探している。
そんな中で気に掛かる情報が一つ
それは数日前の薬アレルギー。
薬を替えたせいで薬アレルギーで全身に発疹が出た事。
それでまた薬を替えたが、今 処方されている薬も以前に飲んでいた物とは違うと言う事。
唸り声、落ち着かない様子、時々の発熱、指先の僅かな震え
触られることを嫌がる様子。
これらの症状は薬が合わないせいかもしれないと思っている。
日中の支援を担当されている方、夜勤で一晩中見守りをしている方
長く接していれば居るほど、そんな状態は感知しやすく
見ていて気の毒なほど自傷とイライラが解ると思う。
医師や医務の方より、接している時間が長いと言うことの
重要性を大事にしなければならない。
利用者の健康を確保するのは、医者や看護師だけではない。
身近な存在の、より早期で細やかな気付きが
その病状の唯一のサインである場合も有ると思う。
僅かな変化を知りうるメリットを
大事に至る前の予防策として使えるようになったなら
健康、ひいては施設全体の安全に大きく寄与することにもなると思う。
もっともっと見直されていい「いつもと違う」ということ
それを意識しながら支援していけたらと思います。