青い鳥の世界へ

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敵とは何を

2017年08月05日 | 短歌に政治や社会

<内閣改造>日報問題再発防止へ検証 防衛相・小野寺五典氏に聞く

かって日本は、大陸を敵基地とし、また宣戦布告なく真珠湾を敵基地として攻撃し、太平洋戦争に突入していった。
その理由は経済的な制裁や圧力を受けたためと弁明しているが、勝手な敵基地攻撃であったことには変わりがない。
その結果は、1千万余りの犠牲を払っている。
そんなことはない、靖国神社に祀られている三百万人だというかもしれないが、それは軍属だった者の数で、空襲や原爆で亡くなった民間人たち、更には戦場となった大陸や東南アジア、南方諸島の民間人らも含めると、千万人余になるだろう。
これらの敵基地攻撃は、昭和天皇の名の下で行われている。「天皇陛下に命を捧げよ」にどと強制して。そして次々と命をささげていった。
だがこの天皇陛下の名を使用した当時の政治家の軍人は、敗戦と同時にA級戦犯として投獄され処刑されたが、その中のたった一人の岸信介は米国の言いなりになって獄を解かれ、そして政界に打って出て首相にまでなった。
一方昭和天皇は、戦争責任を一身に追われるつもりだったが、日本国憲法発布とともに国の象徴と立たれ、全国各地に謝罪と慰霊の旅を続けられた。戦地となった海外へ行かれ、それを受け継ぎ平成天皇も続けられている。
しかし長らく続いた自民党政権は、韓国の受軍慰安婦問題のように心からの謝罪するのではなく、金銭で片を付けておしまいしようとしている。
北朝鮮のことで「制裁する、圧力を加える」と言っていて相手を敵視しているが、もっとも敵視し、敵基地攻撃すべき相手は、他ならない自分たちなのだとは気が付かない。
防衛日報疑惑で混乱したのに、また混乱を招くことを口にしている。


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