青い鳥の世界へ

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清き一票

2009年05月26日 | 短歌に政治や社会
対北、制裁強化要求へ=「敵基地攻撃能力」促す声も-与党(時事通信) - goo ニュース

こうした強硬論たけでは無い。
新「防衛計画の大網」(2010-14年度)の閣議決定に向け、自民党国防部会の防衛政策小委員会がまとめた提言の中に、「敵基地攻撃能力の保有、ミサイル発射探知早期警戒衛星開発、研究、攻撃」を柱とする内容が折りこめられているそうだ。

私たち国民は、法事国家に国民として生きている。それは「法」を基に、「憲法」を基にしている。この「憲法」を「法」として持ち、「参政権」を持つ。「選挙権」であり、「投票権」である。
この「投票権」は、私たちが「憲法の規定と精神に基づいて行使するものであり、それは「明るく正しい選挙」と言うように「清い一票」である。
それ故に「候補者」に対しては、「憲法の遵守し擁護」を前提として、その「清き一票」を投じている。
ところが選出された議員や首長たちは、「選良」と言われながら、憲法の規定に従って選出されたと言う経過がありながら、「憲法の理念」を尊重することなく逸脱したように表題がごときことを議論していて、国民が「絹本の精神にのっとって投票して」と言う「清き一票」に対して、その心を踏みにじり、汚し、冒涜しようとしている。

それは「日本国憲法」が占領軍によって、制定された経過があるからかもしれない。
しかし普通な「憲法」は、自国に都合のよいように作られる。そのため被害や攻撃を受けたなら、「テロとの戦い」という風に、「復習、報復」をしたがる。
だが自然世界では、たとえばウイルスにやられると、薬物療法とは別に、免疫療法がある。
薬物療法には、副作用や耐性菌が出現する。
一方免疫療法は、体内に免疫力を付かせる療法で、漢方療法とも言うらしい。
「日本国憲法」はこの点、これまでの他国を侵略し、その果てに二度の原爆投下や各都市の爆撃を受けて、「やられたらやり返す」というような薬物療法的対処療法を止め、「戦争放棄」という免疫療法を選んでいる。
「やられたら、やられたままに免疫をつけて平和を希求する」というのが、現憲法の精神になっている。

最もこういう馬鹿みたいな「免疫療法理論」は、誰も受け入れないかもしれない。だから「現憲法の精神によって裁判官になった」という認識がないから、今の裁判官には、「違憲判断」を避けがちになっている。弁護士にも、突込みが足りない。
国民も、政権を投げ出したような元首相や「朦朧会見」した大臣なんかが「核武装」論をぶち上げていて、また選挙で選んでもらおうとしている。

私たちの持つ「清き一票」は、「現憲法」が機能している限り、選出された議員や首長たちには、現憲法の精神を遵守して貰わなければ成らない。
今日の「未曾有(みぞゆう・・ではないよ)」の社会環境改善は、ここにあるということができる。

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