見ても ない 爺さんが

“命日だから　墓参りに”

貰い物の花を持って，先日参ったばかりの　お墓ですが
今日は，９９歳で逝った，母親の命日
墓参りをする事にしたんです。

「昨日も　噴霧器を分解して　無駄な出費をする事になりました
　　　物を粗末にするつもりは　無いんですが
　　　　　　　相変わらず　で　　　　　むにゃむにゃ　むにゃむにゃ」

大正生まれの母親は
戦中戦後の，「物」のない時代に　４人の子育て
物心つく頃から，よく聞かされていたんです。

『いまぁーお金さえ有りゃぁ
　　　　　　　　　何でも買えるけぇど　なぁ
　　　　　　　　　　　物を粗末にしちゃぁ　いけんのんで』

“今日も　居ないだろうなぁ”

墓参りを終えて
気になる　「カモの動静」を・・・・
河口湖まで，降りてみたんですが
カモは３羽だけ，雌ガモ１羽は　どこかに・・・

「娘は　嫁に行ったんかぁ？」

『スイスイ』
水面を，気持ちよさそうに泳ぐ　父親カモに　話しかけて

「お父さんは　寂しがってるかも　知れないぞぅ
　　　　　これからは　二人？で
　　　　　　　　　親の言うこと聞いて　孝行せいよぅ」

岸辺近くで遊ぶ
もう十分，大人？になった　子どもカモに
説教　たれて

ついでに
河川敷で　『ヨチヨチ？　ヨチヨチ？』
やっと飛び始めた，子ヒバリ

「君の　子育てに　お母さん苦労していたぞぅ」

見ても　ない　爺さんが
言い聞かせたりして・・・