やれこら やれこら 昨日も今日も

自分だけはと力んでみても,膝はガクガク,息ハアハア。会話は「アレ,ソレ」そして「やれこら」。鍛えるべきは皮肉とジョーク。

雲は茜色

2015-09-23 07:51:14 | 今日のやれこら
「唐辛子の苗が有るよ,植えてみん? 
         適当に植えときゃぁええんよ,ようなるよ」

ご近所さんにそう言われて,5cm程に育った唐辛子の苗を貰ったのは梅雨入り前です。
唐辛子は,言われた通り畑の隅に,適当に植えました。
唐辛子が育つ時期は,スイカ,トマト,トウモロコシ,夏野菜も育っていた頃です。
当然,興味・感心・注意・注目・世話は,夏野菜に向きます。
唐辛子は,「水はお天気任せ,僅かばかりの肥料も貰えず」,でした。

“んーん,真っ赤になって,そろそろ収穫時期かなぁ?”


「放任」野菜だった唐辛子ですが,真っ赤な実を付け,立派に育ってくれました。

「赤こうなったらな,茎を切って,葉っぱを取って,逆さに吊るして・・・」

苗を貰った時に,収穫に付いての「講義」も受けています。
その「言」によれば,もういつ収穫しても良さそうに見えます。

「トン,トン,トン,トン」
畑を耕す耕運機の音が,軽やかに聞こえてきます。
お隣の畑からです。
大根,白菜,・・・,秋植え野菜の準備をしている様です。

畑を耕しているのは,○○君のはずです。
幼馴染みの○○君は,高齢者の仲間入りをしていますが,
普段の会話では,○「ちゃん」と呼びます。

「カアー,カアー,カアー」
青空は残っていますが,浮かんだ雲は茜色に染まっています。

陽は「釣瓶落とし」なのに,○ちゃんの,畑耕作はまだ続いています。

“○ちゃんに,言ってやろうかなぁ”

「そんなに丁寧に耕さんでも,適当の方がよう育つ場合も有るぞ!」