気ままなひとこと

折々にふれ、思いつくままに、気ままに書き留めるBLOG

今年の「初めて」

2012-12-30 09:40:19 | 気候・季節
先日TVで「世界各国での今年初めて」という出来事を紹介していたことにヒントを得て、私も「今年の初めて」でもって一年を振り返ってみたいと思います。量的にも質的にも、今年の十大ニュースというような主要なものというわけではありませんが、加齢を意識する年代になればこそ、チャレンジとまでは言わないまでも、新しいこと、初めてのことに触れる、試す、見るなどを意識していきたいと考えています。

*大学ボランティア - 補助から主体へ

デジタル恊働学講座のお手伝いは以前からしていたことですが、以前はあくまで教授の授業の中で、学生に尋ねられれば答えるといった待ち・受け身のものでした。実際のところ、90分の授業中、何もしないで待機していることが多かったほどです。それが昨年、担当の教授が亡くなられたことで、我々ボランティア4人で全て運営しなければならなくなりました。それで4月の開講に向け、今年は年初からその準備に追われ、開講してからも毎回緊張の連続でした。毎週金曜日は夕方疲れきって帰宅するという状態でしたが、学生たちが満足したというアンケート結果だったことが何よりの喜びでした。

*イタリア語クラスメートとのランチ
学ぶ側として昨年4月から清泉女子大学の生涯学習講座のイタリア語に通っていますが、昨年はクラスメートを会話することも殆どなく通っていました。それが今年は出来るだけクラスメートと会話するように努め、そのうちの二人とは授業の後、学生食堂(懐かしい名前!)でランチまでご一緒しました。積極的に交流すること&自分から声をかけることの大切さ、また、楽しいことを再認識しました。

*ウェブサイト用の新しいツール
ボランティアでお手伝いしているスペシャルオリンピックスのホームページを外部NPO団体のプロボノの方々にリニューアルしていただいたことに伴い、Movable Typeという新しいCMSツールが導入されました。これまでのHTML方式も当初は未知の世界に見よう見まねで慣れていったのですが、折角慣れたところで新しいツールへの変更、違いが大きく戸惑うことの連続でした。今年半ばに移行したのですが、未だに良く分からないままで作業していますが、それでも新しいツールにチャレンジしていることに密かな満足感を味わっています。

*ニューヨーク旅行の突然キャンセル
後ろ向きな「初めて」もありました。出発当日の朝になってハリケーンの影響でフライトキャンセルが二日も続き、止むなく旅行の全てをキャンセルせざるを得ない結果になってしまいました。他人の話としては聞いたことがあっても、そんなことがまさか自分に降り掛かるとは全く予期せぬことでしたが、今となってみれば貴重な体験のようにも思えています。

*絵画館を初めて見学
「絵画館前のイチョウ並木」として有名(?)な絵画館ですが、これまで入ったこともなければ、一体どんなものなのかすら全く無知でした。今年の秋、そのイチョウ並木見物のついでに(!)初めて足を踏み入れました。正しくは「聖徳記念絵画館」といって明治天皇の生涯にかかわる事象を歴史的に描いた絵画が常設で展示されているものということを、初めて知りました。恥ずかしながらではありますが、同時に Never too late. ですね。

*浴室用のCDプレイヤー
もともとカラスの行水型なので、ゆっくり長湯というのが苦手です。それで音楽でも聞きながらなら出来るかなということで購入しました。ビックカメラで売り場の隅っこに置かれていたマイナー商品で4千円程度のものですが、風呂場で聴くには十分の音質です。久し振りにCDラックを眺めて、今夜は何を聴こうかな、という古くて新しい楽しみを味わっています。

とまあ、数日間考えてみてこんなところです。始めにも言ったように、私の生活において質的・量的に大きな意味を持つというほどのものではないですが、それでも、いくつか新しいことをした(チャレンジという表現に値するものではないですが)ことが、今の自分に大切だと考えています。是非、来年も少しでも多くの「初めて」を体験したいと願っています。

ドライトマトのパスタ

2012-12-25 13:58:08 | 料理・酒類(内食)
息子のお嫁さんからのクリスマスプレゼントのドライトマトを使ってのパスタを楽しみました。称して、Tagliatelle al pomodoro secco(ドライトマトのタリアテッレ)イタリア語的には複数形(トマトが複数使っているので)かなという気もしますが。それだとTagliatelle ai pomodori secchiになりますが、どうも音が美味しそうでないよう(?)



写真にしてみると、盛りつけがいかにも素人っぽいですね。Dean & Delucaのものですが、Produced in Italy とあるのでイタリア産のようです。半乾きのドライトマトをオリーブオイル漬けしたもので全くの乾燥ものではないので、料理に使うのに具合よかったです。そのオイルをフライパンでニンニクの香り付けして、タマネギを炒め、それにタリアテッレという帯うどんのようなタイプのパスタを混ぜるだけという簡単なものでしたが、いい味が出ていて美味しかったです。パスタは簡単で美味しい、素人にお手頃な料理なので大好きです。

ニューヨークのリベンジはフィレンツェで

2012-12-19 15:30:44 | 
10月末のニューヨーク旅行はハリケーンのためにキャンセルとなり、誠に残念。でも出発前の「旅づくり」の分は十分に楽しめたので「良し」とします。とは言え、実際の旅に出ての「思い出づくり」の分が未消化なので、その分を早急に何とかせねば(笑)ということで、来年の春、3月半ばから3週間、フィレンツェに行くことにしました。

フィレンツェは昨年の11月に行ったところの再訪になるわけですが、十日間アパートに滞在してゆっくり市内を歩き回って、大変楽しい想いをしたので、あの楽しさをもう一度というわけです。オフシーズンのフィレンツェは驚くほど静かで、どこへ行っても列に並ぶことなし。旧市街は何処へも徒歩圏内だし、車制限をしたお陰で以前に比べて非常に歩きやすくなっていました。秋と冬の間だったので暑くなく、また、寒さの始まる前だったし、実に快適でした。自宅でくつろぐようにゆっくり出来るアパート滞在の良さも堪能。それで、今度は欲張って3週間アパート滞在して、昨年以上にのんびりとした旅を楽しもうと目論んでいます。


旅づくりについてはこれからボチボチと記録していきます。
3月後半はまだオフシーズンなので比較的空いているでしょうし、また、気候的にも暑からず、寒からずと、勝手に決め込んでいます。
フィレンツェについての一般的な下調べは昨年しているので、今回は興味を絞ってさらに掘り下げるか、英語サイトを見てみるか、三度目のフィレンツェ、楽しみです。

Buon Natale

2012-12-15 15:08:07 | 気候・季節
清泉女子大学公開講座のイタリア語のクラスがありました。ミッションスクールなので入口ロビーにキリスト降誕の図を人形にしたプレセピオが飾られていました。



厳密に言えば、イエス様の降誕は25日ですから、それまでは揺り籠の中は空の筈なのですが、空では寂しいからでしょうか(?)、この写真のものには生まれたイエス様が登場しています。19世紀のイタリアで始まったものだそうですが、プレセピオはクリスマスの意味をしっかりと伝えてくれますね。クリスマス気分を味わいました。

イタリア語ではBuon Natale、英語だとMerry Christmas
ただ最近は宗教的要素を抜いてこの時期を祝うという趣旨から英語でSeason’s Greetingsといいますし(クリスマスカードはこれが主流になっていますね)、イタリア語でも同様の趣旨ではBuon Festeというんだそうです。カタカナのメリークリスマス、これは既に宗教色のない日本語なのかもしれませんね(^o^)。

風邪をひいて思ったこと

2012-12-09 16:13:33 | ヘルス
先日、軽い風邪をひきました。のどの腫れ、せき、発熱(37度前後の微熱でしたが)と風邪の症状を一通りカバーしたもので、実質、二日間のものでした。そんな短い期間、軽い風邪でしたが、改めて二つのことに気付きました。

一つ目は、二日間で体重が700グラム減ったことに関してです。毎朝体重計にのっていますが、風邪の症状がでて一日過ぎた翌朝、前日からマイナス400g、二日目を過ごした次の朝はさらに300gの減でした。特に食欲が落ちたということもなく、普通に三食いただいたのですが、それでも咳をすることと、熱に対抗することで大分エネルギーを使ったものと想像しています。そして、熱も下がり、咳も止まった三日目を楽に過ごした次の朝は、なんと、下がった700グラムをあっさりと取り戻してしまったのです。軽症でも体にとっては結構タフな戦いだったことを痛感しました。

もう一点ですが、普段、元気でいる時にはついつい忘れてしまう健康であることの有難さです。今回の風邪はほんの軽いものでしたが、それでも二日目は何もせずダラダラと過ごさざるを得ない状況で、ささやかながらも辛い思いをしました。ソファーに横になってぼんやり過ごしながら、ああ、健康であるって素晴らしいことだなあと感じ入っていました。ちょっとした切り傷で指使いが不自由になってもそうですし、腰が重くてスムーズに歩けない時も、医者にかかるほどの大げさなものでなくとも、体の神経、細胞等々がバランスよく繋がり動いていることが決して当たり前ではないことを、体のほんの一部が不具合になっただけで再認識できたことは幸いだったと考えています。のど元過ぎれば・・・にならないように気を付けねば。

新島八重と会津

2012-12-04 20:14:10 | 読書
来年のNHK大河ドラマが新島襄の妻、八重を取り上げるというので彼女のことを知りたくて「新島八重、おんなの戦い」(福本武久著 / 角川書店)を読みました。

著者は、八重が全く知られていなかった30年近くも前に取り上げた作家なのですが、彼女のこと、会津のこと、その時代の歴史等々、よく調べていると思います。会津については、20年ほど前に早乙女貢の「会津士魂」という大作(単行本で10冊以上だったと記憶しています)を読んで感動したことを思い出します。感動という言葉が適切かどうかは分かりませんが、時代の流れに目を向けず、ただひたすら会津藩士一人一人が幼少より学び身につけた教え、忠義、礼節、主君への奉公(主君とは藩士に取っては藩主松平容保であり、藩主にとっては徳川家)、それらに殉じる生き方は自分には全く想像すらつかないものなので、印象深かったのだと思います。この本では、その会津の教えとして「ならぬものはならぬ」という言葉を紹介しています。ですから、会津戦争は、言葉を変えて言えば、体制革新(倒幕派)に対する守旧派の最たる会津藩のかたくなな抵抗とも言えるのでしょう。

自身、薩長軍に対するかたくなな抵抗の側にあった八重ですが、一方で新旧いかなる物事や思想にとらわれない柔軟さを備えていたことが興味深いです。だからこそ、大河ドラマに取り上げられることになったのでしょうが。明治になって会津から、仇敵が進軍を始めた京都に移ったこと、キリスト教に出会い直ぐに受け入れたことなど、進取の精神の持ち主だったのだと思います。それだからこそ、でしょうが、京都で新島襄の妻になってからの八重は、男女差別を超えようとしない旧「体制革新派」(皮肉なものですね)との戦いの人生だったと説明されています。一生、大きな壁と戦い続けて来た女性だったようです。そのため、守旧派的な地元会津若松でも長らく受け入れられないままだったとか。最近になって、ようやく評価されるようになったといいますから、いわば彼女の維新は百年を超えるものだったという不思議な思いをしました。来年の大河ドラマが楽しみです。

イチョウ並木~絵画館巡り

2012-12-02 14:17:35 | 気候・季節
外苑前からイチョウ並木を眺め、絵画館を見学して来ました。イチョウ並木は、昔から車で横から眺めることは何度もありましたが、その黄金色に色づいた季節に歩いてゆっくりと眺めるのは、多分、今年が初めてかと思います。TVのニュース等で見るとおり、見事な色づきでした。確かに訪ねるだけの価値はあるのでしょうね、人出も、土曜の朝10時頃でしたが相当なものでした。

 

続いて絵画館を訪ねました。こちらも遠くからは何度も見ているし、名前も知っていましたが、見学するのは人生で初めてです!恥ずかしながら何があるのかも知らなかったのですが、正式には聖徳記念絵画館というのが正しい名称で、明治天皇の生涯を前半を日本画、後半を洋画(油絵)で描いたものを並べている美術館だということを初めてしりました。明治天皇を記念するものだけに、それらの絵画が常設であり、他の展示をすることもないようなので一般にあまり知られていないのかもしれません。絵には説明があり、分かりやすくなっています。また、建物の作りが見事ですね。入口ロビーはドーム風の吹き天井でヨーロッパ風、床は大理石敷きで中々に立派なものでした。入館料500円でしたが、一生に一度は行く価値のあるモノと思えたので満足しました。