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【お笑い軍事③】人的被害なし!世界の奇妙すぎる戦争【小ネタ集】

2017-07-16 01:20:58 | 歴史

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(担当S)

前回『【お笑い軍事②】日本兵A『あの船「おいらん」みたいやでw』日本兵B『ホンマや「おいらん」やww』【第三図南丸】』の記事はコチラから  

 戦争の話題なので本当は”お笑い”と言う単語をつけるのは慎むべきなのでしょうが、人的被害がゼロと言う奇妙な戦争の話を4つほど発見したので、今回はこのタイトルで紹介する事にします。
 

1)正に漁夫の利!自軍の損害がゼロだったタイ王国の「対独戦争」
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 タイと言うとトムヤンクンとムエタイの国と言うイメージですが、第一次世界大戦に参戦してちゃっかり戦勝国になっていた事は余り知られていません。
 第一次大戦が始まった当初、タイは中立を宣言していたのですが、アメリカが参戦を決め英仏が有利になるとみるやアメリカに便乗する形でドイツに宣戦布告。
 これは当時のタイが、イギリスやフランスと植民地を介して国境を接していた為に、横暴な”隣国”が戦争終結後に妙なインネンを付けてこない様にと、先に恩を売っておこうとする苦渋の外交判断でしたが、結果は当のタイも全く予期しなかった方向へ…
 はるばる欧州へと部隊を送ったものの補給任務が主な任務だったので実際の戦闘には全く参加せず、しかも実質稼動僅か20日足らずで第一次世界大戦が終結。
 それなのに”戦勝国”としてパリの凱旋パレードにもちゃんかり参加。タイの参戦に痛く感動した英仏米を始めとした連合国は、それまでタイに押し付けていた不平等条約を撤廃し対等の国として新たに条約を締結。あげくは国際連盟の原加盟国にもなっています。
 これだけの”漁夫の利”的な外交成果に一番ビックリしたのは、参戦を決意した当のタイの方じゃないでしょうか?
 
 
2)かつて”タラ”を巡る”冷たい”戦いがあった!アイスランドとイギリスの「タラ戦争」
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 なんか何かの比喩みたいな名前に見える「タラ戦争」ですが、比喩でも何でもなくて”タラ”の漁場について武力衝突にまで発展した戦争が過去に存在しました。
 北欧の小国アイスランド近海は、豊富なタラの漁場としてアイスランドだけでなくイギリスの漁船も操業してたのですが、1958年にアイスランドが自国の領海をそれまでの4海里から12海里へと大幅に拡大すると一方的に宣言。
 これはトルーマン宣言に基づくものだったですが、タラの優良な漁場から締め出されかねないこの宣言にイギリスは激怒。なんと軍艦を送り込んでアイスランドの沿岸警備隊と小競り合いをしたり沿岸や灯台を砲撃したりしました。アイスランドもこれに応ずる形でイギリスの漁船を砲撃したりしましたが、奇跡的に死者は一人も出ませんでした。
 全面戦争にならずに両国の小競り合いが18年に渡って続いた事から、”タラ”を巡る”冷たい戦争”という意味で「タラ冷戦」と呼ばれることもあります。結局、1976年にアイスランドの主張がEEC(※EUの前身)に受け入れられた事により「タラ戦争」は終結。武力も国力もアイスランドよりも勝っていたのに、「タラ戦争」でイギリスは敗北を喫します。
 この陰には、当時、同じ西側諸国だったアイスランドとイギリスが、長年にわたり武力衝突を繰り返している事に対してアメリカが快く思っておらず、イギリスや欧州各国に対して圧力をかけたのがイギリス敗北の原因の1つだったと言われています。
 

 
3)当事者同士も戦争をしていた事をすっかり失念!百年続いた「日本-モンテネグロ戦争」
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 モンテネグロはヨーロッパ南東部に位置する風光明媚な小さな共和制の国家ですが、このモンテネグロが日本と百年以上に渡って戦争状態だった事実は21世紀に入るまで、世界はおろか両国の殆どの人が知りませんでした。
 今から百年以上前の1904年、この当時のモンテネグロはニコラ一世と言う王様が治めていた”モンテネグロ公国”と言う名前の王国だったのですが、ロシア帝国の勢力圏に組み込まれていたので日露戦争が勃発すると渋々、日本に対して宣戦布告します。
 親分が戦争を始めたから仕方なく宣戦布告したものの、今まで見たことも聞いたこともない東洋の島国、日本と本気で戦争するつもりなんか更々なく、ロシアに恭順の意を示すために満州へ義勇軍を送りましたが実際の戦闘には参加せず、日露戦争終結後のポーツマス条約の席上にもモンテネグロにはお呼びがかかりませんでした。
 歴史が激しく動いた20世紀の最中、いつしかモンテネグロが日本に宣戦布告していた事実はすっかり忘れ去られてしまい、当時の事を知る者も皆、鬼籍に入ってしまいました。
 そして時は流れ2006年。旧ユーゴスラビア連邦の一部だったモンテネグロは内戦を経て正式に独立を宣言し、日本とも国交を結ぼうと言う話になったのですが、この時に初めてモンテネグロが日本に対して宣戦布告したままの状態である事に両国は気がつきました。
 日本は憲法との絡みで戦争を継続している国とは国交を結べないので、両国間の合意の元に正式にこの百年戦争は終戦を迎え、無事、モンテネグロは日本と国交を結ぶ事ができました。


 
4)まさかの人類完敗!?オーストラリアの「エミュー戦争」
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 エミューと言うと姿形がダチョウと良く似た、オーストラリアに生息してる飛べない鳥として知られていますが、かつてオーストラリア軍とエミューとの間で全面戦争が繰り広げられた事実は殆ど知られていません。
 ニューヨークの株価大暴落に端を発する世界大恐慌が起きた1929年ごろの西オーストラリアには、入植した在郷軍人や退役軍人が作り上げた農場が広がっていました。
 しかしそこには、入植者の脅威となる手強い”敵”が既に潜んでいました。
 その”敵”と言うのがエミューで、雑食なのであらゆる農作物を食い荒らし、柵を設けても自慢の脚力で軽々と乗り越えて、挙句は柵そのものもエミューの手(と言うか足だけど…)によって破壊されてしまいました。
  1932年にはエミューによる農作物の被害がかつてないほど甚大になり、大恐慌のせいで生活に困窮してた入植者たちはますます生活に困窮するようになり、自分たちの農作物を食い荒らす憎い憎い憎い”敵”であるエミューを駆除するために農業大臣…ではなく何故か国防大臣に自分たちが苦境に陥っている事を陳情し、エミューを駆逐するために機関銃二丁を装備した軍隊の派遣が決定されます。
 どうして農作物の被害なのに農業大臣に陳情しなかったかと言うと、どうやらこの大臣はかなり信用できない人物だったらしく、農業大臣を華麗にスルーして国防大臣に陳情したようです(笑)。
 しかしエミューは機関銃を装備した近代的な軍隊を持ってしても手に余る強敵で、「エミュー戦争」の指揮官だったメレディス少佐はエミューのしぶとさに対して「戦車の不死身さを持って機関銃に立ち向かえる」と評するほどでした。
 結局、1000〜1500羽ほどのエミューを仕留める事はできましたが(※資料によって羽数に偏りあり)、この程度の戦果では焼け石に水だったらしく、その後もエミューたちはのうのうと農作物を食い荒らし続けました。
 入植者たちからは1934年、1943年、1948年と3回に渡ってエミュー駆除のために軍隊の派遣が要請されましたが、最初の派遣の時の戦果が芳しくなかったために全て却下されています。
 ちなみに「エミュー戦争」と言うネーミングは後世の人がつけたもので、当時は●●戦争のようなネーミングはおろか作戦名も存在しませんでした。
 この「エミュー戦争」は人類の敗北で幕を閉じましたが、第二次大戦後の経済成長で入植者たちの生活が上向くと、かつてのような『エミューを駆除せよ!』との声も上がらなくなり、かつて人類vs鳥類(エミュー)の戦いが繰り広げられた事実も話題に上らなくなりました。
 
 
   
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 5月1日よりAppStoreから配信となりました、カラフルなサイコロが印象的なアクションパズルゲーム「ダイスポップ」。
 ゲームのジャンル的には落ちもの系ゲーム(いわゆる、落ちげー)になります。
 指一本で遊べるとても簡単な操作性ながら、ぷよぷよの様な「連鎖反応消し」等のテクニックも使えます。
 興味のある方は下記のリンクからどうぞ。



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