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【海の怪奇現象!①】未解決、海難事故5選【ミステリー】第1回(5回シリーズ)

2017-07-16 01:19:45 | 歴史
0655
(担当S)
  iPhone用ゲームアプリ(iOS6.0以上)

 
※本記事は2016/12/03に投稿した記事に、修正を加えて再投稿したものです。


 昔から幽霊船の伝説は洋の東西を問わず存在しますが、その多くは原因不明の事故により無人で漂流していた船などが、伝説の元になっていると言われています。
 科学技術が進歩した近代以降、そういう事故は全く無くなったと思われがちですが、19世紀後半から現代にかけて、原因がよく分からない謎の海難事故と言うものは、数多く発生しています。
 そこで今回は、代表的な謎の海難事故5選を、担当Sの独断と偏見で選んで紹介していきます。
 
 
 
■世界は謎に満ちている!謎の海難事故5選 第1回(※但しネタバレあり)
 
 
●マリー・セレスト号、謎の漂流事件
イメージ 1 近代以降に生まれた、多くの幽霊船の話のベースになっているのではないかと思われるのが、19世紀後半に発生した「マリー・セレスト号事件」です。
 今でも謎が多いとされる「マリー・セレスト号事件」ですが、その事件のあらましは、こんな感じです。

 マリー・セレスト号はアゾレス諸島で漂流している所を、1872年12月4日(資料により12月5日とする場合もある)にカナダ船籍のデイ・グラツィア号に発見されます。
 当初は単なる漂流事故のように思われましたが、デイ・グラツィア号の船員がマリー・セレスト号に乗り込むと、同船には誰も乗っておらず、更に調べると船室にテーブルに食べかけのパンと飲みかけ紅茶が置かれていた事から、何らかの非常事態が起こり乗組員が慌てて船を棄てたのではないかと、デイ・グラツィア号の船員達は考えました。
 しかし奇妙な事に、テーブルの上に置かれていた飲みかけの紅茶は、まだ湯気を立てており、船が放棄されてから、そんなに時間が経っていない事は明らかでした。
 また、一隻しかない救命ボートがマリー・セレスト号から無くなっているのにも、デイ・グラツィア号の船員達は気がつきます。
 デイ・グラツィア号のモアハウス船長は、以上のような状況から、何らかの理由によりマリー・セレスト号を放棄した船員達は救命ボートに乗り移り、今でも近くを漂流しているはずだと考え、部下達と共に周囲を見渡しましたが、幾ら見渡しても、それらしき救命ボートは発見できませんでした。
 調査を続ける内に、マリー・セレスト号の船長室で血の付いた剣が発見され、近くに海賊が潜んでいる可能性が出てきた事から、モアハウス船長は急遽、部下を数名、マリー・セレスト号に乗り込まさせると、丈夫なロープでデイ・グラツィア号としっかり繋いで、近くの港までマリー・セレスト号を曳航する事にしました。
 マリー・セレスト号の曳航は当初、順調でしたが、突然発生したスコールに前進を拒まれ、強風により、デイ・グラツィア号とマリー・セレスト号を繋いでいたロープが切断されます。
 スコールにより悪くなっていた視界により、マリー・セレスト号の姿を見失ったモアハウス船長でしたが、スコールが止むと、自船のすぐ近くにマリー・セレスト号がいるのを発見します。
 しかしマリー・セレスト号の甲板上にいるはずの、自分の部下の姿は何処にも見当たりませんでした。スコールによって海に投げ出された可能性も取りざたされましたが、強い風は吹いたものの、そこまでの激しい嵐ではなく、この説はすぐに否定されました。
 再び部下をマリー・セレスト号を送ろうとしますが、ハッキリした理由も分からずに自分達の仲間が忽然と姿を消してしまったことから、彼の部下は皆、マリー・セレスト号は呪われた船だと口にして乗船を嫌がります。
 仕方がないのでモアハウス船長は報奨金をエサにして部下を数名、マリー・セレスト号へ送り込み、今度もデイ・グラツィア号とロープで繋いで、何とか曳航を再開します。
 念の為、モアハウス船長は、またロープが切れる事がない様にと、さっきよりは丈夫そうに見えるロープを用意して二隻を繋ぎ止める様に部下に命じました。
 しかし曳航を始めると、さっきと同じ様な突発的なスコールに見舞われて、強風により再びロープが切断されてしまいました。
 幸いスコールはすぐに止んだものの、マリー・セレスト号の姿は何処にもなく、あるものと言えば青い海と澄み渡った空だけでした。
 モアハウス船長はマリー・セレスト号の行方を捜しましたが、遂に発見できず、部下数名と共にマリー・セレスト号は永遠に失われたのでした。
 
 …と、言うのが事件のあらましです。非常に有名な話なので、知っている人もいるのではないでしょうか?
 実はこの話は、実際に起こった話の中に後から作られた話が、だいぶ紛れ混んでいます。
 マリー・セレスト号が無人の状態で漂流していたと言う事件が起きたこと自体は事実なのですが、実はデイ・グラツィア号はマリー・セレスト号の曳航に成功しており、この功績によりマリー・セレスト号の積荷の価格の15%を賞金として、デイ・グラツィア号の乗組員たちは受け取っています。
 この話を最も有名にしたと思われる、デイ・グラツィア号の船員による「飲みかけの紅茶が湯気を立ていた」と言う証言は、実は赤な大ウソで、マリー・セレスト号が発見された時には、船が放棄されてから既に数日は立っていると見られる状態でした。
 マリー・セレスト号が何故、放棄されたのかについては、今でも謎ですが、マリー・セレスト号の積荷が大量のアルコールであったことから、何らかの原因でこのアルコールが漏れ出して、爆発の危険を感じた船長を含む乗組員が全員、救命ボートに一時的に避難したものの、避難する際に帆を畳むのを忘れていた為に大海原でマリー・セレスト号と離れ離れになり、命運が尽きたのではないか、と言う説があります。
 命運が尽きたのでは、と言う表現がありますが、多くの人が察している通りこの事件では、生存者どころか遺体すら発見されませんでした。
 また別の説として、デイ・グラツィア号のモアハウス船長と、マリー・セレスト号のブリッグズ船長は古くからの友人であった事から、保険金欲しさに事故を装った狂言だとする説も存在します。
 しかし冷静に見れば、多少の謎や疑いはあるものの、比較的よくある海難事故の一つに過ぎない筈のマリー・セレスト号の事件が、どうしてこれほど有名になったのかと言うと、ある一人の作家がこの事件の内容を面白おかしく脚色し世間に発表したからでした。
 その作家とは、シャーロック・ホームズの生みの親であるコナン・ドイルです。
 当時のドイルはまだ作家としては活動しておらず(※ドイルの本業は医者です)、作家デビュー作としてマリー・セレスト号を題材にした短編小説を書いたのですが、この短編小説が評判を呼び、もっともらしい語り口で物語が書かれてあったことから実話と勘違いする読者が後を絶たず、「マリー・セレスト号事件」の主任判事までがドイルの小説は創作であると公表する事態にまでなります。
 こうしてドイルの作った話が、暫くは一人歩きする状態が続いたのですが、時間が経つうちに人々はマリー・セレスト号の事件があった事すら忘れてしまいました。
 それが再び世間の注目を浴びるのは、1974年代にチャールズ・バーリッツと言う人物が書いた「謎のバミューダトライアングル」と言う本で、「マリー・セレスト号事件」が紹介されたからでした。
 この「謎のバミューダトライアングル」は全世界で500万部も売れる大ベストセラーとな、バーリッツはドイルが書いた小説の筋書きを、そのまま「マリー・セレスト号事件」として実際に起こった出来事の様に紹介し、その上で新たな話まで書き加えました。
 ちょっと資料が手元にないので、記憶を頼りに書きますが、スコールに見舞われてマリー・セレスト号が忽然と消えてしまった話は、恐らくバーリッツの創作です。
 バーリッツはバミューダトライアングルを謎の多い海域としての演出する為に、彼自身が掻き集めてきたバミューダトライアングに関する色んな話に後から作り話を付け加えていますが、マリー・セレスト号に追加された話もそうした話の一つだったと思われます。
 この、バーリッツが最終的にまとめあげた「謎のマリー・セレスト号事件」が、日本の情報バラエティ番組などでは、あたかも実際に起こった奇怪な事件の様に紹介され、視聴者が忘れた頃に再び情報バラエティ番組で紹介されると言うパターンを何度も繰り返してきました。
 今後も情報バラエティ番組で「謎のマリー・セレスト号事件」は紹介され続けるでしょうが、元々の話は、そんなに不思議な話ではないんですね。
 
 
 
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イメージ 3
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