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【超古代文明?】伝説のムー大陸は実在したか?

2017-07-16 01:19:41 | 歴史
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(担当S)
 

※本記事は2016/12/03に投稿した記事に、修正を加えて再投稿したものです。

■そもそもムー大陸ってなんなの?
 
[写真]ムー大陸の地図(青い部分がムー大陸)
 皆さんおはようございます。ブログ担当の担当Sです。前回は堅苦しいネタをやったので、今回はぶっ飛んだネタをチョイスします。
 前回、予告した通り、今回はオカルトネタを取り上げます。
 ところで皆さん。皆さんはムー大陸って名前、一度くらいは聞いたことがありますよね?
 担当Sが小学生だった頃、子供向けの雑誌には、定期的にこのムー大陸に関する記事が子供を喜ばせるネタとして載っていました。
 記事のタイトルなんかも
 「遂に発見か!?これが古代ムー大陸の全貌だ!」とか
 「古代超文明大陸!ムー大陸の謎が今、明かされる!!」だとか、あるいは
 「1999年、ムー大陸が浮上!人類を絶滅から救う鍵はムー大陸にあった!!」とか、凄いタイトルが踊っていました。
 三つ目の奴なんか明らかに、ノストラダムスの大予言とムー大陸を強引に結びつけているタイトルだろう!と思わずツッコミを入れてしまいそうになります。記事の内容もタイトル通り(汗)だったような記憶があります。
 あ"、因みに担当Sが子供の頃読んでいた雑誌は、某学習研究社が発刊している雑誌「ムー」ではありませんので念のため。

 もののついでなので、雑誌「ムー」にも触れておきます。上の写真(※PCで閲覧している場合は右の写真)が、雑誌「ムー」です。

 雑誌「ムー」は某学習研究社が発刊している日本を代表するオカルト誌(日本を代表をすると言っても、日本の本屋で「ムー」以外のオカルト誌を見かける事はありませんが…)で、ネットが普及する前は、中二病的な情報の発信源として「ムー」が君臨していました(君臨とかいう言いまわしは、かなり大袈裟ですけど…)
 雑誌「ムー」のタイトルの由来は、今回、担当Sが取り上げようとしているムー大陸から来ています。
 オカルト誌のタイトルになるくらいですから、ムー大陸は余程すごいんだろって思った人がいるかもしれません。
 事実、ムー大陸の"伝説"は凄い内容なんですね。
 ムー大陸に関する伝説を列記すると…
 ①ムー大陸は太平洋に実在していた。
 ②超科学力で世界を支配していた事がある。
 ③反重力で空を飛ぶ乗り物を持っていた。
 ④ムー大陸の人達はとても聡明で、揃って美男美女。
 ⑤ムー大陸の人達は神の生まれ変わり。
 ⑥ムー大陸には恐竜が住んでいる。
 ⑦ムー大陸は一夜にして海に沈んだ。
 ⑧ムー大陸は将来、浮上する。
 ⑨ムー大陸が海に沈んだ原因は、ムー大陸に住むムー人達が欲深くなりスーパーエネルギーの扱い方を間違えたから。
 などなど、伝説の内容を列記しただけで、既におなかいっぱいの状態です。
 ④の内容なんて、伝説を考えた奴が自分の願望を伝説に盛り込んだようにしか見えません。揃って美男美女って…
 それに⑥の恐竜云々の話もおかしいです。普通、過去の伝説を語る場合は「~だった」とか「~していた」とかって感じで、過去形で語るのが普通ですが、どうして「恐竜が住んでいる」と現在進行形なんでしょうか?
 ⑦の一夜にして沈んだと言う話も「それ、アトランティスの伝説からパクったやろ?」と思わずツッコミを入れたくなります。
 伝説の内容を一つ一つ検証すると、伝説がどうだとかムー大陸がどうだとか、そういう以前の話のような気がしてきて、真面目に検証するのが、何だかアホらしくなってしまいます。
 それに伝説の中には、後付けのものも結構あります。
 ⑥の恐竜云々については結構、最近出てきた伝説みたいですし…
 ぶっちゃけて言うと、ムー大陸の存在を裏付ける証拠は、これだけ考古学が発達しているのにも関わらず何ひとつ出てきていません。
 それなのに、どうしてこんな伝説が広まって、しかもこんなに有名になったのか?
 次の章では、その点について担当Sなりに検証していきたいと思います。
 

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■ムー大陸の伝説が生まれたのは意外と新しい
 
[写真]自称、英国陸軍大佐のチャーチワードさん
 小学生くらいの男の子はムー大陸とかピラミッドの謎とか大予言とか、そう言う話が大好きです。担当Sもその例に洩れず子供の頃はそういう話が好きでした。
 今となっては眉に唾をつける以前の話も沢山あったような気がしますけど、子供の頃はそれなりに楽しませてもらいました。
 こういうインチキ臭い話でも、話の筋書きがしっかりしていると、それが創作であることが判っていても、そこそこ楽しめるんですね。
 映画やドラマを見るような感覚に近いです。
 ムー大陸の伝説がこれだけ広まったのは、理由の一つに話の内容が面白かったから、と言うのが挙げられると思います。
 さて、そのムー大陸の伝説なんですが、伝説なんて呼ばれているからには、かなり昔から存在したんだろうと思われがちですが、実はムー大陸の伝説が歴史上に初めて登場するのは、なんと第二次世界大戦が始まる僅か8年前の事です。
 伝説としては非常に若い部類に入るんですね。
 もう、これだけでも、話としてかなり怪しい感じがしますが、それだけではありません。
 ムー大陸の伝説を発表したジェームズ・チャーチワードと言う人が、伝説の内容に輪をかけたような感じで怪しい人なんです。
 このチャーチワードさんはアメリカ在住のイギリス人で、彼の話だとイギリス陸軍に在籍していた1868年にムー大陸の証拠となる碑文をインド(あるいはチベットかビルマ)で発見したそうです。彼が英国陸軍を大佐として退役した1880年に、そのムー大陸の証拠となる碑文の解読を試みます。
 ちょっと、ここで少しツッコミを入れたいのですが、1868年に碑文を発見しておきがら12年後の1880年に解読を試みるとか、状況として不自然ではないでしょうか?
 そんな重大な碑文を発見しておきながら12年も解読もせず、何の調査もしないなんて事はちょっと考えられません。
 と、担当Sが疑問に思っていたら、碑文を発見した2年後の1870年には碑文を解読したと言う話があるみたいです。
 こういう互いに矛盾するソースが複数存在するのは、作り話やインチキ臭い話に良くあるパターンなんですよね~。
 話が少し脱線しましたが、碑文を解読した所から話を続けていきます。碑文を解読したチャーチワードさんは、それが古代に存在したMOOと呼ばれる大陸のもので、碑文自体は聖なる霊感の書であることを突き止めます。
 MOOと言うスペルをチャーチワードさんはムーと発音しています。ここでやっとムー大陸の名前が出てきます。しかし、それが何処にあったかまでは明言されていません。
 それもその筈です。古代人が「ムー大陸は太平洋にあった」とか「ムー大陸はインド洋にあった」とか、現代人にもわかりやすい形で記録を残すはずがないからです。
 そもそも古代人は地球の全体像を知りませんでしたから、現代人みたい地球儀を見ながら「ここが太平洋」とか「ここがインド洋」とかって感じで海に名前を付けたりなんか出来ません。ぶっちゃけ太平洋とインド洋の違いもハッキリとは認識していなかったでしょう。仮にムー大陸が実在しても、それを碑文に残すなら「西の海に大陸が」だとか「東の海に大陸が」とか、自分たちが住んでいる所から、どの方角に存在したのかを書くのが自然です。
 しかしそれだと、ものすごく大雑把になるんですね。古文書に「西の海」とか書かれていても、それが湾なのか内海なのか大洋なのかは全くわかりません。下手したら湖の事を海と呼んでいた可能性だってあります。「大陸」だって、単に大きい島を大陸と呼んでいたのかもしれません。
 だから古代の古文書などを見て、古代人が言わんとしようとした場所を特定するのは、非常に困難な作業なんですね。
 にも関わらずチャーチワードさんは、それが太平洋の中央に存在したと断定します。
 それにはチャーチワードさんなりの言い分があるみたいです。彼の話によるとメキシコで発見された古代の石版に、自分がインドで発見した碑文とそっくり同じ文字が書かれていたそうです。
 ここは注意して話を聞いて欲しいのですが、同じ文章が書いてあったとか石板が似たようなデザインをしていたと言う訳ではなく、単にそっくりに見える文字をチャーチワードさんが、たまたま発見したに過ぎません。
 そっくり同じ文字と主張している文字は偶然、似ていただけの他人の空似の可能性もあるのですが、チャーチワードさんは、そう言う風には解釈しませんでした。
 インドとメキシコで瓜二つの碑文と古文書(註:チャーチワードさんの個人的見解です)が発見されたのだから、環太平洋を支配していたような超古代文明があったにちがいない。そうだ、インドで発見した碑文に書かれていたMOOと言う大陸は太平洋のど真ん中に存在していたに違いない。と、ここで大きな論理の飛躍を見せます。
 太平洋の島々には有名なイースター島のモアイとか、ミクロネシアのナン・マタール遺跡とかが点在してますが、チャーチワードさんはそれら全てがムー大陸の証拠であるみたいな主張をしだします。
 彼がムー大陸の存在を主張した20世紀前半は、モアイにしろナン・マタール遺跡にしろ、そんなに調査が進んでおらず謎だらけでしたから、それらをムー大陸が作ったんだと言われても完全には否定できる人は、当時は一人もいませんでした。
 まぁ、よくもコレだ一方的な決めつけや論理の飛躍でムー大陸が実在してたなんて主張できるのか…酷いもんです(汗)。ちなみにチャーチワードさんの本職は作家で、考古学は趣味でやってたようなもんです。当然、チャーチワードさんのムー大陸存在説は、正統派の考古学者から全く相手にされませんでした。
 現代人の目から見ると、憶測と論理の飛躍と状況証拠だらけにしか見えないムー大陸存在説ですが、チャーチワードさんがこの説を発表すると、どうした訳か大衆から大きな支持を集めてしまいます。
 そのせいかチャーチワードさんはムー大陸に関する本を何冊も出しています。講演なんかも積極的に行うなど、当時は結構な人気作家だったみたいです。
 ムー大陸の伝説がどうしてこんなに広まったのか、ぶっちゃけ結論を言うと、やはりチャーチワードさんのムー大陸の話が面白かったのが、最大の要因だと思います。
 もう一つ理由として挙げられるのが、(当時の人達から見たら)話の内容にリアリティがあったというのも挙げられるでしょう。
 作家だから話を面白おかしく構成する能力があります。ムー大陸の話にしても当時、判明していた考古学的事実や科学的事実とはなるべく矛盾しないように気を使っている節が伺えます。
 現代人の感覚で考えたら、太平洋に伝説の大陸が存在しないなんてことは、Google Earthを見たら誰でも分かるだろうと思ってしまいますが、当時は深海について殆ど何も判っておらず、太平洋の海にムー大陸が沈んでいると言われても、うさん臭いとは思いつつも完全に否定することは誰もできませんでした。
 と、担当Sはさっきからムー大陸の伝説が、あたかも創作だったような感じで文章を書き進めていますが、ここで重大な発表があります。
 この章の中頃の所で、チャーチワードさんは自分が英国陸軍に在籍していた時に碑文を発見したと主張していましたが、実は彼が英国陸軍に在籍していたと言うのは真っ赤な嘘だったのです。英国陸軍にジェームズ・チャーチワードと言う人物が在籍していたと言う記録は一切残っていません。
 だから、この章の冒頭の写真にも思わせぶりに「自称、英国陸軍大佐のチャーチワードさん」と書いてあったわけです。
 と、なるとチャーチワードさんがイギリス陸軍在籍中にインドで碑文を発見したと言う話も当然、嘘になります。
 ムー大陸が実在した証拠とされているインドの碑文がそもそも存在していないのですから、ムー大陸の話そのものがチャーチワードさんの創作だったと言うわけです。
 この話を聞いて殆どの人は「な~んや、やっぱりそうかいなぁ~」と思ったのではないでしょうか?
 しかし創作であっても、当時わかっていた考古学的事実や科学的事実を巧みに組み合わせて、ムー大陸と言う想像の大陸をあたかも実在していたかのように話を作り上げているのは、作家として見た場合は非常に有能だと思います。
 映画やドラマの脚本とかでも下手な脚本とかいっぱいありますけど、それらに比べたらチャートワードさんのムー大陸実在説は数段おもしろおかしく話が構成されています。
 ムー大陸の話がフィクションであっても、多くの人を興奮させ、これだけ長い間”伝説”として語り継がれてきた事実は、ある程度は評価してもいいんじゃないでしょうか?
 
 今回もちょっと話にまとまりがありませんでした。
 次回はまた時事ネタを取り上げたいと思います。
 担当Sでした!
 
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