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iPhoneアプリ開発者のSHIKIBUさんが、歴史・文化・オカルトその他の雑学をいろいろ呟きます

「音楽教室でヒット曲を演奏しただけで著作権料徴収?」〜分かりにくい著作権の仕組み

2017-06-24 15:05:24 | 気になるニュースに二言三言

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(担当S)

 最近なにかとネット上で話題になってる音楽著作権の問題ですが、そもそもはJASRACが「音楽教室の演奏に関しても著作権料を徴収する」と発表したところヤマハが猛反発したのが話の発端になってます。
 先日も音楽教室の演奏には著作権料支払いの義務はないと、ヤマハは東京地裁に提訴する方針である事を発表しました。
 「JASRACは自分たちを法の番人と勘違いしている」とヤマハの担当者がコメントしている事からも、この件に関してヤマハがだいぶご立腹である事が伺えます。
 と、何度も「著作権」と言う言葉が出てきましたが、音楽著作権がどう言う仕組みになっているかについては詳しく知らない人が大半だと思います。
 音楽著作権は一体どう言う仕組みになっているのでしょうか?
 実は私も専門家ではないので偉そうに人様に教える資格なんてないんですけど、私の知ってる範囲で説明させて貰えば、作曲家や歌手が自分で作った曲や、レコード会社がCDやMP3として販売している曲の著作権の管理をJASRACに委託した時に、初めて著作権使用料というモノが発生します。
 世の中には著作権フリーの楽曲や音楽素材と言うのもありますが、それらはJASRACに著作権管理を委託してません。作曲家が新しい曲を作曲してもJASRACに著作権管理を委託しないかぎり著作権使用料は発生しません。
 JASRACが行っている著作権管理には賞味期限というのがあって、作詞家・作曲家の没後から50年経つと基本的には著作権は消滅します。
 基本的にはと書いたのは、作詞家・作曲家の没後から50年経った曲であっても映画やドラマで使われると、そこで新たな著作権が発生するからです。
 例えばモーツアルトの死の謎を描いた映画「アマディウス」ではモーツアルトの曲が沢山使われていますが、映画で使われた曲にはモーツアルトの没後200年以上経っているにも関わらず、新たな著作権が発生しています。
 どうしてこんな事になるかと言うと、書作権が消滅した曲であってもそれを後世の人が演奏し(あるいは歌唱して)録音してCDやMP3と言う形で出版すると、その出版者の権利を違法コピーなどから守るために、その出版されたCDやMP3に対して著作権が発生するからです(と、思います[汗]…私は専門家ではないので間違っているかもしれません)。
 もちろん、この様な形で出版されたCDやMP3もいつかは著作権が切れますが、有名な曲だったり世代を超えて人気のある曲だと、必ず誰かが新たに演奏し(あるいは歌唱して)録音してCDやMP3と言う形で出版するので、基本的に著作権切れはないと考えたほうがいいでしょう。
 ヤマハがJASRACに立腹しているのは、実はこの点ではないかと私は睨んでいます。
 音楽教室の演奏にも著作権料が発生するとなると、著作権フリーだと思って生徒に教えていたモーツアルトの曲が先述した映画「アマディウス」で使われてるからと、JASRACが著作権料の徴収に来るかもしれません。
 CDやMP3ならクラシック曲を何らかのメディアにコピーした場合でも、簡単にオリジナル(原盤)を特定できるので、そのオリジナル(原盤)が仮に著作権フリーであるならば著作権料を支払う義務はありませんが、演奏の場合は演奏した人が著作権フリーだと確認したはずのクラシック曲であっても「あなたが演奏したクラシック曲は、実は〇〇って映画で使われていたんだよね。だから著作権料を払ってよ」と言われてしまうかもしれません。
 「そんなの屁理屈だ!」と言いたくなる人も多いと思いますが、演奏の場合はオリジナルを特定するのは困難なので(※ここで言うオリジナルの特定とは、演奏した人が映画に出てきた曲をお手本にして演奏したのか、それとも原曲の楽譜を元に演奏したのか、その特定をどうやってやるかと言う意味)、こう言う屁理屈にも似た理論が幾らでも通用してしまいます。
 その昔、CD-R(録音できるCD)の売り上げから著作権料を徴収すると言う事が決められた時には、業界の一部からは反発はあったものの音楽ソフトの違法コピーが幾らでも可能だと言うCD-Rの性質上、多くの人が理解してそれを受け入れました。しかし、今回の「演奏にも著作権料」はネット上にも批判的な意見が多く寄せられています。
 その他にも、腕が未熟な演奏者が演奏したポピューラーソングやヒット曲が、オリジナルのポピュラーソングやヒット曲とは似ても似つかないモノであってもやっぱり著作権料が発生するのかとか、「演奏にも著作権料」には基準に曖昧な点が多いので、このJASRACとヤマハのゴタゴタはなかなか決着がつかないと思います。
 
 
  
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