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伝説のアトランティスは実在した!

2017-07-16 01:19:42 | 歴史

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(担当S)

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※本記事は2016/12/03に投稿した記事に、修正を加えて再投稿したものです。

■「実在した!」と言っても現代の話ですが…
 
[写真]ミクロ国家「アトランティス」がかつて存在したフロリダ沖
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 皆さんおはようございます。いかがお過ごしでしょうか?。ブログ担当の担当Sです。
 早速ですが皆さん。皆さんは「ミクロネーション」と言う言葉をご存知でしょうか?
 平たく言うと「勝手に独立国家宣言」と言う意味になります。
 なんの事だか良く分からない人が多いと思いますので、軽く経緯を説明します。
 時は1960年代。アフリカの多くの国が植民地支配から脱し、それまで宗主国だったイギリスやフランスから独立します。1960年はアフリカに17の独立国が生まれた事から「アフリカの年」とも呼ばれました。
 そういった植民地支配から独立をする国々の姿を見て「俺たちも、独立国家を作ろう!」と考えた個人や団体が、アメリカやヨーロッパに現れます。
 そんな事できるわけないだろう、と思うのが普通ですが、それらの個人や団体は人工島などを自国の領土と設定し、一方的に独立を宣言しました。
 これが冒頭でお話しした「ミクロネーション」です。
 当然ながら、そんな勝手な独立宣言をしても、誰も彼らが作った国を正式な国家としては承認しませんでした。
 「ミクロネーション」と言っても単なる村おこし、町おこしでやっている場合が多かったのですけど、本気モードでやってる個人や団体もありました。
 ちなみに本気モードの「ミクロネーション」国家は、一部の例外を除きすべて滅亡し現存してません。
 その本気モードの「ミクロネーション」国家の一つに、フロリダ沖に建国された「アトランティス」がありました。
 ミクロ国家「アトランティス」の建国の父は、ウィリアム・アンダーソンと言うアメリカ人。
 彼が考えた当初のプランは、フロリダ沖に8ヘクタールの人工島を造って、そこに高レートのカジノやダイビングを売りにしたレジャー施設を作ろうと言うものでした。
 しかし、高レートのカジノはアメリカでは非合法。税金の支払い義務も逃れたいと考えたウィリアム・アンダーソンは、そのレジャー施設をアメリカの領海よりもほんの少しだけ外側に造り、独立国家にする事を考えつきます。
 独立国家なら、高レートのカジノを造ってもアメリカの法律には触れませんし、アメリカに対する税金の支払い義務もありません。
 彼はこのプランを、アトランティス開発と言う会社に持ち込みます。アトランティス開発で彼のプランは採用され、フロリダ沖に人工島を作ることが決定されます。
 念のためアトランティス開発は、人工島を作る前に、自社のプランを、アメリカ内務省とフロリダ州に確認しました。
 内務省からは「地方行政のことは管轄外」との返答をもらい、フロリダ州からも「国外のことは管轄外」との返答をもらいました。
 まるで独立国家建国を暗に容認するような返答ですが、内務省もフロリダ州も、アトランティス開発の言ってる事をイタズラかジョークと思って、真剣に受け取らなかっただけだと思います。
 こうして内務省とフロリダ州のお墨付き(?)をもらったアトランティス開発は、当初のプラン通りに人工島の建設を始めます。工事に先立って、この新しい独立国の名前を「アトランティス」と定めます。
 ここにミクロ国家「アトランティス」が産声をあげます。
 国名の由来は、もちろん、かの有名な伝説の国、アトランティスです。一万年前に高度な文明を誇り、一夜にして海に沈んだと言われる伝説の国、アトランティス。
 ウィリアム・アンダーソンとアトランティス開発の手によって、再び現代にアトランティスは甦ったのでした。
 1962年に工事が始められプレハブの建築物が四つ洋上に作られましたが、翌年にはハリケーンにより国土の75%を失うと言う災厄に見舞われます。
 なんか本家本元の伝説の国アトランティスと、ミクロ国家の「アトランティス」が妙に被って見えますね。
 アトランティスと言う名前は、もしかしたら縁起が悪いのかもしれません…
 国土の75%の失うと言う災厄に見舞われながらも、着々とミクロ国家「アトランティス」の建国は続いていきます。
 そんなミクロ国家「アトランティス」の建国が現実味を帯びてきた頃、アメリカ政府から待ったがかかります。
 サンゴ礁を壊し回復不可能な環境破壊を行ったと言う理由で、アメリカ政府から訴えられたのです。更に海軍からも、艦船の航行に人工島(※ミクロ国家「アトランティス」の事)が邪魔だとしてクレームが入ります。
 司法では1953年に成立した大陸棚外土地法に反するとして、ウィリアム・アンダーソンとアトランティス開発はあっけなく敗訴。
 工事が差し止められ、ミクロ国家「アトランティス」は、ここに滅亡の時をむかえます。
 途中まで建設が進められていた施設や建物は全て海中に没し、本家本元の伝説の国アトランティスと全く同じ運命をたどります。
 こう言う話を聞くと、本家本元のアトランティの伝説にある「一夜にして海に没した」という話も、案外、本当だったのかなぁ~と、気がしないでもありません。
 因みに全く同じ時期に、文豪アーネスト・ヘミングウェイの弟、レスター・ヘミングウェイがジャマイカ島の沖に人工島を造り独立国家として宣言しますが、その国の名もズバリ「ニュー・アトランティス」。
 国名の由来は、もちろん、かの有名な伝説の国、アトラン…と、先ほど本家本元のアトランティスについては説明しましたので、これ以上の説明はやめておきます。
 全くの偶然ですが、同じ時期に、それも地理的に近いところに「アトランティス」を名乗る国家が、二つも存在した事になります。
 レスター・ヘミングウェイはミクロ国家「ニュー・アトランティス」の領土として人工島の建設に取り掛かりますが、竹や石やブロックの基礎の上に鉄道の客車を乗せただけのもので、人工島とは名ばかりの非常に粗末なものでした。
 1964年に独立を宣言。その後の展開は、前述のミクロ国家「アトランティス」とは異なり、司法の邪魔が入る事もなく、「ニュー・アトランティス」は1965年まで存続します。
 司法の邪魔が入らなかったのは、恐らくレスター・ヘミングウェイが環境団体のNGOを立ち上げており、「ニュー・アトランティス」はその本部として使う予定だったので、司法も問題視しなかったのでしょう。
 しかしこの「ニュー・アトランティス」も建国の翌年に起きた嵐で国土の全てを失い、「ニュー・アトランティス」はここに滅亡の時をむかえます。
 国土を失った「ニュー・アトランティス」はその後、アメリカに亡命政府(?)を樹立しますが、その後どうなったのかについては資料がないので分かりません。
 「ニュー・アトランティス」が滅亡するまでの間に、レスター・ヘミングウェイは「ニュー・アトランティス」公認の切手を売ったりして、そこそこ儲けていたようです。
 それにしても、アトランティスと名前の付いた国家が、揃いも揃って同じ運命を辿るとは…
 アトランティスと言う名前には、不吉な何かがあるのかもしれませんね。
 

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■「ミクロネーション」国家、唯一の勝ち組。シーランド公国
 
[写真]シーランド公国の全土
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 こうして多くの「ミクロネーション」国家が海中に没するか裁判に負けるかして滅亡するわけですが(※本気モードで独立した「ミクロネーション」国家に限ります)、唯一滅亡を免れたのが、イギリス東南部のサホーク州の10km沖合い建国された「シーランド公国」です。
 この章の冒頭の写真が、その「シーランド公国」の全土です。
 な、なんだか国家と言うよりも、海上に設けられた臨時基地かトーチカのように見えますね。しかも、かなり粗末です。
 それもそのはずで「シーランド公国」は、第二次世界大戦中にドイツ軍からイギリス本土を守る為に作られた、海上トーチカの上に建国されているからです。
 この「シーランド公国」の建国の父は、元イギリス陸軍少佐で海賊放送の運営者だったロイ・ベイツと言うイギリス人。
 彼は海賊放送をしてた事から放送法違反で訴えられるのですが、裁判から逃れたいロイ・ベイツは、イギリス軍が大戦中に数多く作った海上トーチカの一つに目をつけると、そこを不法占拠します。
 更に占拠したトーチカを独立国だとして、一方的に独立を宣言。ここに「シーランド公国」の建国が発布されます。時に1967年の事でした。
 「シーランド公国」の国家元首に就任したロイ・ベイツは自らを「ロイ・ベイツ公」と名乗ります。
 もちろんイギリス政府が、「シーランド公国」を国として承認するはずがなく、「シーランド公国」建国の翌年に「ロイ・ベイツ公」を相手取り訴訟を起こします。
 命運が尽きたかと思われた「ロイ・ベイツ公」でしたが、イギリスの司法は「シーランド公国」がイギリスの領海外にあり、また不法占拠された海上トーチカについても周辺諸国が領有権を主張していなかった事から、イギリス司法の管轄外とし裁判そのものを無効にしました。
 「ロイ・ベイツ公」、ここに、まさかの逆転勝訴!
 ネットスラングで英国面(※英国が作る工業製品や兵器、または文化・習慣には、普通の国では考えつかないような奇妙なアイデアや思想が沢山盛り込まれており、それを揶揄する言葉)と言う言葉がありますが、正に英国面全開の展開です。
 その後「シーランド公国」内でクーデター(!?)が起きたりと、色々と波乱万丈な展開があったようですが、イギリス政府に訴えられる事は二度となく、現在に至ります。
 「ロイ・ベイツ公」は2012年に崩御しますが、「ロイ・ベイツ公」の息子である「マイケル・ベーツ公太子」が国家元首として後を継ぎます。
 ぶっちゃけ、大の大人がママゴトで作ったような国なので、「シーランド公国」を独立国家と承認している国は現在でも世界中に一つもありませんし、今後も「シーランド公国」が独立国家と承認される事はないでしょう。
 誰がどう見ても奇妙で粗末な「シーランド公国」ですが、自国の爵位を海外に29.99ポンドから49.99ポンドで販売したり、コレクター相手に「シーランド公国」公認の切手やコインを売るなどして、国家としての経済活動が一応は存在します。しかし、それが一体どれくらいの収益を上げているのかは全く不明です。
 「シーランド公国」はヘイブン・コーという会社を2000年に設立(※2008年に業務停止)したりしてますから、自国で事業を興せるくらいには収益があるのかもしれません。
 2007年には「シーランド公国」そのものが6500万ポンドで「売国」されると言う危機もありましたが、その後、この危機は知らない間に去ったようです。
 この「売国」奴の正体は、現在の国家元首である「マイケル・ベーツ公」その人なのですが、「売国」奴と言う言葉が、物理的な意味合いで使われたのは、後にも先にも「シーランド公国」が世界で唯一なのではないでしょうか?
 「シーランド公国」は今でも続いている(かつて本気モードで独立宣言した国の中では)唯一の「ミクロネーション」国家です。そう考えると「シーランド公国」は、(かつて本気モードで独立宣言した)「ミクロネーション」国家の中では、勝ち組だと言えない事もありません。
 最近では日本のアニメ「APヘタリア」の「シーランド君」を公認マスコットにするなどして、ひょっとして日本政府にすり寄ってくるのでは?と言う、ちょっと不気味な様相を呈してます。
 国際的にどの国も承認していない独立国家なので、いつまで存続するかは不明ですが、滅亡のその時を迎えるまでは、世界中にネタを提供し続けてくれるのは確かだと思います。
 
 今回は意外に知られていない「ミクロネーション」と言う言葉を取り上げてみました。
 第二章で取り上げた「シーランド公国」についてはメディアに取り上げられる事もあるので、知ってる人がいたかもしれません。
 次回は、またオカルトネタでもやってみたいと思います。 
 担当Sでした!
 
 
+++++アプリの宣伝です+++++
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 5月1日よりAppStoreから配信となりました、カラフルなサイコロが印象的なアクションパズルゲーム「ダイスポップ」。
 ゲームのジャンル的には落ちもの系ゲーム(いわゆる、落ちげー)になります。
 指一本で遊べるとても簡単な操作性ながら、ぷよぷよの様な「連鎖反応消し」等のテクニックも使えます。
 興味のある方は下記のリンクからどうぞ。

 
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