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【海の怪奇現象!②】未解決、海難事故5選【ミステリー】第2回(5回シリーズ)

2017-07-16 01:19:46 | 歴史
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(担当S)


※本記事は2016/12/03に投稿した記事に、修正を加えて再投稿したものです。

 
 昔から幽霊船の伝説は洋の東西を問わず存在しますが、その多くは原因不明の事故により無人で漂流していた船などが、伝説の元になっていると言われています。
 科学技術が進歩した近代以降、そういう事故は全く無くなったと思われがちですが、19世紀後半から現代にかけて、原因がよく分からない謎の海難事故と言うものは、数多く発生しています。
 そこで今回は、代表的な謎の海難事故5選を、担当Sの独断と偏見で選んで紹介していきます。
 
 
 
■世界は謎に満ちている!謎の海難事故5選 第2回(※但しネタバレあり)
 
 
●豪華客船タイタニック号の沈没の謎
 タイタニック号の事故は非常に有名なので、わざわざ説明しなくても、多くの人が知っていると思います。
 この事故が起きた1912年当時、タイタニック号は世界最大の豪華客船として知られ、絶対に沈まない船として最新の技術を駆使して造られた事から「不沈船」と言う異名を持っていました。
 北大西洋航路の花形客船に成る事を期待され、1912年4月10日に英国サウサンプトンからニューヨークに向けて処女航海に出ますが、出港から4日後の4月14日にニューファウンドランド、セント・ジョンズ沖で氷山と衝突し、あっけない最期を迎えます。
 当時としては最悪の犠牲者1522人を出したことから、多くの人々の記憶に残る事故となり、現代でも過去に起きた最悪の海難事故の一つとしてメディアを通して度々、紹介され続けています。
 1522人もの犠牲者を出したものの、771人の生存者がおり、事故が起きた当時の事は、生存者の証言により詳しくわかっています。
 一見すると、全く謎めいた部分はなさそうなタイタニック号の事故ですが、ある一冊の小説によって、非常に謎めいた事故へと変わっていきます。
 その小説とはモーガン・ロバートソンと言う人物が、タイタニック号の事故が起こる14年前に書いた「フューティリティ」と言う小説です。
 この小説にはタイタニック号に特徴や大きさが非常によく似た豪華客船が出てくるのですが、その船の名がなんとタイタン号。
 タイタニック号の事故では、救命ボートの不足が犠牲者を増やしたと言われていますが、それもこの小説に出てくるタイタン号と状況がよく似ており、小説の中でタイタン号は処女航海で事故を起こして沈むと言う設定になっているのですが、その沈んだ原因と言うのが、なんと氷山との衝突です。
 不気味なほど、タイタン号とタイタニック号は似通っていますが、余りに共通点が多いので、小説の作者であるモーガン・ロバートソンには未来を予知する能力があったのではないとする「予言説」を唱える者がいます。
 この「予言説」とは逆に、実際のタイタニック号の事故の方が、この小説にヒントを得て引き起こされたとする「陰謀説」が存在します。
 何故、そんな事故を意図的に起こす必要があるのかと言うと、タイタニック号を所有していたホワイトスターライン社の経営状態の悪化が理由として挙げられます。
 タイタニック号には二隻の姉妹船、オリンピック号とブリタニック号が存在します。
 その姉妹船の一隻であるオリンピック号は、タイタニック号の事故の2ヶ月前に巡洋艦ホークと衝突事故を起こしており、事故による耐久性の低下から海難保険を却下され、度重なる豪華客船の建造で資金繰りが悪化していたホワイトスターライン社を更に困窮させる事となりました。
 そこでキズ物のオリンピック号をタイタニック号とすり替えた上で、意図的に事故を発生させて、まんまと保険金だけをせしめた、と言うのが、この「陰謀説」の大まかな概要です。
 当時の最新鋭の技術で作られ「不沈船」の異名を持っていたタイタニック号が、氷山と衝突したくらいで沈没するのは不自然です。
 実は船主であるJ・ブルース・イズメイが船長に対して繰り返し「速度を上げろ!」と命令していたと言う証言が残っており、その他にも何者かの手によって、氷山を見張る為の双眼鏡が何処かに持ち去られていたりと、そう言う話も記録として残されています。
 決定的なのは、無線で氷山警報を受け取っていたにも関わらず、前述した船主のJ・ブルース・イズメイがその警報を握り潰したと言う事実です。それらの証言や証拠から、現在でもJ・ブルース・イズメイが意図的にタイタニック号を沈めたとする「陰謀説」を唱えるものは後を絶ちません(※ちなみに船主のJ・ブルース・イズメイは、この事故の生存者の一人です)。
 意図的な事故であったとする「陰謀説」、それに前述したモーガン・ロバートソンの小説による「予言説」、この二つの説がタイタニック号の事故には現在でも付きまとっています。

 …と、タイタニック号の事故に関する、不思議な話を紹介していきましたが、これらの話には結構、間違いがあります。
 まず「陰謀説」についてですが、『タイタニック号は当時、最新の技術で作られた「不沈船」だから氷山とぶつかったくらいで沈むはずがない』と言う仮説が、そもそも間違っています。
 タイタニック号は、どちらかと言えば保守的な設計思想で作られた船であり、ホワイトスターライン社(※タイタニック号を作った会社)のライバルであったキューナードライン社の方が、新技術の採用には積極的でした。
 2004年に海底に沈んでいるタイタニック号の調査が行われましたが、この調査によりタイタニック号の船体に使われていた鋼板の品質が、当初予想されていたよりもかなり低かった事実が判明します。
 これが、当時の技術の限界によるものだったのか、それともたまたまタイタニック号に使われた鋼板の品質が低かったのかはハッキリと分かっていません。いずれにせよ、品質の低い鋼板で作られた船体が氷山との激突に耐えられなかった事は、歴史が証明しています。
 タイタニック号は、就航当時に盛んに宣伝されていた「不沈船」などでは決してなくて、沈没を防ぐ水密隔壁の設計に未熟な点があるなど、現代の基準で見れば多くの欠陥を抱えている船でした。
 「陰謀説」の根拠の一つになっている、船首であるJ・ブルース・イズメイが「速度を上げろ!」と繰り返し船長に迫ったと言う話ですが、実はタイタニック号のエドワード・スミス船長の方がJ・ブルース・イズメイよりも船の速度を上げる事に対しては積極的でした。
 タイタニック号のエドワード・スミス船長にとっては、この航海が現役最後の航海であり、引退を華々しくブルーリボン賞(※大西洋航路を最速で航行した客船に送られる名誉ある賞)で飾ろうと考えていました。
 タイタニック号にはモーリタニア号と言うライバルがいて、オリンピック号(※タイタニック号の姉妹船)が建造されるより前は、モーリタニア号が世界最大の豪華客船として名を馳せていました。
 設計面でもモーリタニア号はタイタニック号よりも優れていた客船で、大きさではタイタニック号に抜かれてしまったものの、速度面では依然としてタイタニック号に対して優位を保っており、その優れた速度性能からブルーリボン賞を総なめにしていました。
 モーリタニア号が就航した頃から、船の旅にもある程度のスピードが求められるようになったのですが、タイタニック号はその変革期の中で産まれた客船でした。
 ライバルであるモーリタニア号よりも性能で劣るタイタニック号がスピードで勝とうと思ったら、とにかく性能ギリギリの速度を維持して突っ走るしかありませんでした。
 一度でも速度を落としたら性能的に勝るモーリタニア号の記録を破る事は、殆ど不可能になってしまいます。
 スミス船長は、無線係が他の船から氷山警報を受けとっていた事を知っていましたが、「不沈船」との異名を持つタイタニック号が沈むはずがないと考え、警報を無視し続けます。
 そうした無茶な航海を続けた結果、1522人の犠牲者を出したタイタニック号の大惨事へと繋がったのです。
 双眼鏡が何者かの手によって持ち去られた事によって氷山の発見が遅れ、それによって事故が引き起こされたと言う主張がありますが、そんな瑣末事よりも無茶な航海を続けたスミス船長のヒューマンエラーによってこの事故は引き起こされたと見る方が妥当でしょう。
 もう一つ、タイタニック号事故に付きまとっている伝説である「予言説」についても、実はかなり怪しい伝説である事が分かっています。
 「予言説」の元となったモーガン・ロバートソンの小説は、実はタイタニックの事故が起きた直後にモーガン・ロバートソン自らの手によって大幅に加筆されている事が分かっています。
 この時、小説のタイトルも「フューティリティ」と言う名前から「フューティリティ タイタン号の遭難」へと改題されています。
 実は小説中に出てくるタイタン号と言う船の名は、タイタニック号の事故が起きた後につけられた名前なのです。
 小説での話が現実の世界で起こったタイタニック号の事故と似ていて当然です。事故が起こった後に作られた話なのですから。
 こういう不思議な話を信じている人にとっては非常に残念な結論ですが、「陰謀説」も「予言説」も実は作り話なのです。
 
 
 
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