寒波で開花が遅れていた我が家の梅の花が、5−6輪咲きました。韓国李朝22代王イ・サンの歴史ドラマを見ていますが、梅の花を描くところがよく出てきます。梅の花を歌った漢詩はないかとさがしてみたら、こんなのがありました。
梅花 北宋 王安石
牆角数枝梅
凌寒独自開
遙知不是雪
為有暗香来
牆角[シヨウカク]数枝の梅
寒を凌ぎて独自に開く
遙かに知る是れ雪ならざるを
暗香[アンコウ]の有りて来たるが為なり
土塀のすみの梅の数本の枝が、
寒さをものともせず、自分で花を咲かせた。
遠くからでも、是が雪ではないとわかる。
どこからともなく、かぐわしい香りが漂ってくるからだ。
*牆(かき・塀)。
牆角:土塀の角、目立たない所。ひっそり咲く梅の品格を象徴する言葉として、この詩以来牆角は梅の縁語に用いられる。
墨梅 江戸 柴野栗山
春風南客憶梅花
忽向壁間写出斜
記得幽林晴雪夜
月移痩影上窓紗
春風南客[ナンカク]梅花を憶[オモ]ひ
忽[タチマ]ち壁間[ヒキカン]に向かって写出すること斜めなり
記し得たり幽林[ユウリン]晴雪[セイセツ]の夜
月は痩影[ソウエイ]を移して窓紗[サウシヤ]に上らしむ
春風の吹く頃、南から来た旅人の私は故郷の梅の花を思い起こし
ふと部屋の壁に梅の枝の絵を描いてみた。
今も心に残るのは、深い森の中で過ごしたある晴れた雪の夜、
月の光は梅の枝の細い影を移らせ、窓覆の高さまで上らせてきた。
※墨梅:墨で描いた梅の絵
梅花 北宋 王安石
牆角数枝梅
凌寒独自開
遙知不是雪
為有暗香来
牆角[シヨウカク]数枝の梅
寒を凌ぎて独自に開く
遙かに知る是れ雪ならざるを
暗香[アンコウ]の有りて来たるが為なり
土塀のすみの梅の数本の枝が、
寒さをものともせず、自分で花を咲かせた。
遠くからでも、是が雪ではないとわかる。
どこからともなく、かぐわしい香りが漂ってくるからだ。
*牆(かき・塀)。
牆角:土塀の角、目立たない所。ひっそり咲く梅の品格を象徴する言葉として、この詩以来牆角は梅の縁語に用いられる。
墨梅 江戸 柴野栗山
春風南客憶梅花
忽向壁間写出斜
記得幽林晴雪夜
月移痩影上窓紗
春風南客[ナンカク]梅花を憶[オモ]ひ
忽[タチマ]ち壁間[ヒキカン]に向かって写出すること斜めなり
記し得たり幽林[ユウリン]晴雪[セイセツ]の夜
月は痩影[ソウエイ]を移して窓紗[サウシヤ]に上らしむ
春風の吹く頃、南から来た旅人の私は故郷の梅の花を思い起こし
ふと部屋の壁に梅の枝の絵を描いてみた。
今も心に残るのは、深い森の中で過ごしたある晴れた雪の夜、
月の光は梅の枝の細い影を移らせ、窓覆の高さまで上らせてきた。
※墨梅:墨で描いた梅の絵









