しじゅうから交響楽談

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梅の花が咲きました

2012-02-24 08:05:33 | 交響楽談
 寒波で開花が遅れていた我が家の梅の花が、5−6輪咲きました。韓国李朝22代王イ・サンの歴史ドラマを見ていますが、梅の花を描くところがよく出てきます。梅の花を歌った漢詩はないかとさがしてみたら、こんなのがありました。

梅花   北宋 王安石

    牆角数枝梅
    凌寒独自開
    遙知不是雪
    為有暗香来
 
    牆角[シヨウカク]数枝の梅
    寒を凌ぎて独自に開く
    遙かに知る是れ雪ならざるを
    暗香[アンコウ]の有りて来たるが為なり

  土塀のすみの梅の数本の枝が、
  寒さをものともせず、自分で花を咲かせた。
  遠くからでも、是が雪ではないとわかる。
  どこからともなく、かぐわしい香りが漂ってくるからだ。

 *牆(かき・塀)。
牆角:土塀の角、目立たない所。ひっそり咲く梅の品格を象徴する言葉として、この詩以来牆角は梅の縁語に用いられる。

      墨梅       江戸 柴野栗山
    春風南客憶梅花
    忽向壁間写出斜
    記得幽林晴雪夜
    月移痩影上窓紗

  春風南客[ナンカク]梅花を憶[オモ]ひ
  忽[タチマ]ち壁間[ヒキカン]に向かって写出すること斜めなり
  記し得たり幽林[ユウリン]晴雪[セイセツ]の夜
  月は痩影[ソウエイ]を移して窓紗[サウシヤ]に上らしむ

  春風の吹く頃、南から来た旅人の私は故郷の梅の花を思い起こし
  ふと部屋の壁に梅の枝の絵を描いてみた。
  今も心に残るのは、深い森の中で過ごしたある晴れた雪の夜、
  月の光は梅の枝の細い影を移らせ、窓覆の高さまで上らせてきた。
  ※墨梅:墨で描いた梅の絵
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