「ポルトガルのロカ岬は、ヨーロッパ最西端の地なのですが、そこに、<ここに地終わり、海始まる>、という碑文が刻まれていて、私はこの文章に、なぜか烈しく心を揺すられました。どうしてなのか、私にはよくわかりません」
「ここに地終わり海始まる」宮本輝著、講談社文庫のあとがきに著者はこう書いておられます。定年を前にして宮本作品を読んでいて、この本と出逢い、私も作者と同じような感慨を持ちました。私にははっきりした理由がありましたが・・・。
宮本輝の小説は「再生の物語」であるとよくいわれています。「錦繍」「ドナウの旅人」「ここに地終り、海始まる」、みんな人間の再生、蘇り、癒しをモチーフにしています。主人公の多くは、どん底から再出発する物語が多いのです。
私がこの本に出逢ったのは定年前で、定年後どうしようかと考えていた時でした。ヨーロッパ大陸の最西端、ポルトガルのロカ岬は最果ての岬、近くにはコロンブス、マゼランなどが船出し、新大陸発見につながった港町があります。
「ここに地終わり、海始まる」、題名を見た瞬間、<仕事は終わった、もうこれからは自由に生きればいい>、誰かが耳元で、「長年よくがんばったね、もういいじゃないの、ごくろうさま!」と囁くのを聴いたような錯覚を覚えました。
ユーラシア大陸東の端の島国から、西の果てのロカ岬先端に来て、140mの断崖絶壁から、岩に砕ける白い波と、遠く空と海、水平線を眺めていると、小さなことなど忘れ、地球の大きな心にふれて、来し方と自分を受け入れられたように思いました。
証明書
ポルトガル国、シントラにあるロカ岬に到達されたこと
を証明します。ここはヨーロッパ大陸の最西端に位置
し「陸尽き海はじまる」と詠われ、新世界を求め、未
知の海へとカラベラ船を繰り出した航海者たちの信仰
心と冒険魂が今に尚、脈打つところです。
14th abril de 2000 comara municipal de Sintra
「オンデ ア テラ セ アカバ エ オ マール コメサ」
“Onde a terra se acaba e o mar comecza“
「ここに地終わり、海始まる」
定年で会社からもらった表彰状よりも、もっと嬉しく価値のある「ロカ岬到達証」、私にとっての「卒業証書」(comecza再出発)をもう一度お目にかけます。到達日と私の名前が書かれ、シントラ市の担当者のサインがあります。
「ここに地終わり海始まる」宮本輝著、講談社文庫のあとがきに著者はこう書いておられます。定年を前にして宮本作品を読んでいて、この本と出逢い、私も作者と同じような感慨を持ちました。私にははっきりした理由がありましたが・・・。
宮本輝の小説は「再生の物語」であるとよくいわれています。「錦繍」「ドナウの旅人」「ここに地終り、海始まる」、みんな人間の再生、蘇り、癒しをモチーフにしています。主人公の多くは、どん底から再出発する物語が多いのです。
私がこの本に出逢ったのは定年前で、定年後どうしようかと考えていた時でした。ヨーロッパ大陸の最西端、ポルトガルのロカ岬は最果ての岬、近くにはコロンブス、マゼランなどが船出し、新大陸発見につながった港町があります。
「ここに地終わり、海始まる」、題名を見た瞬間、<仕事は終わった、もうこれからは自由に生きればいい>、誰かが耳元で、「長年よくがんばったね、もういいじゃないの、ごくろうさま!」と囁くのを聴いたような錯覚を覚えました。
ユーラシア大陸東の端の島国から、西の果てのロカ岬先端に来て、140mの断崖絶壁から、岩に砕ける白い波と、遠く空と海、水平線を眺めていると、小さなことなど忘れ、地球の大きな心にふれて、来し方と自分を受け入れられたように思いました。
証明書
ポルトガル国、シントラにあるロカ岬に到達されたこと
を証明します。ここはヨーロッパ大陸の最西端に位置
し「陸尽き海はじまる」と詠われ、新世界を求め、未
知の海へとカラベラ船を繰り出した航海者たちの信仰
心と冒険魂が今に尚、脈打つところです。
14th abril de 2000 comara municipal de Sintra
「オンデ ア テラ セ アカバ エ オ マール コメサ」
“Onde a terra se acaba e o mar comecza“
「ここに地終わり、海始まる」
定年で会社からもらった表彰状よりも、もっと嬉しく価値のある「ロカ岬到達証」、私にとっての「卒業証書」(comecza再出発)をもう一度お目にかけます。到達日と私の名前が書かれ、シントラ市の担当者のサインがあります。










いい旅をなさいましたね。
わたしも引退前の最後の旅はイベリア半島でしたが、ポルトガルへの汽車の便がどうしても旅程に合わず、ポルトガルは諦めました。今考えるともったいないことをしたと思っています。
あの時二、三日余計に仕事をサボってもどうということはなかったと今にしてよく判ります。
知らない世界に入るのも それはそれなりの期待感はありますが 5年なり8年なりのあいだにゼロから培ったものへの喪失感は 言葉では言い表せないほどのものです。
男性の決意とはスケールは違うでしょうけれど 私はこういう時いつも「ここに地終り、海始まる」 の気持だったような気がします。
これ グチになりますね。ここだけで言わせて下さい。
私も宮本輝の「ここに地終り海始まる」の言葉に魅せられた一人です。
以来、ポルトガルに行く機会を・・なかなかフランスまでは行けても行けません。一主婦の立場ですので海外旅行はどうしても夫中心に行き先を考えてしまいます。
ところで、本日、メールを差し上げましたのは、ロカ岬の碑文に激しく心を打たれるような方ならきっとポルトガルの音楽ファドにも心を打たれるのではと思います。
ファドの日本での第一人者月田秀子さんが歌うファドは切々と私たち団塊の心に響きます。
既にご存知なら失礼極まりないですが、もし、ご存じなければとおもい書き込ませていただいています。
「月田秀子」で検索すればライブ情報も書かれていますしわかると思います。
私も永遠なる「ここに地終わリ・・・」のロカ岬と月田秀子とリスボンとを愛するものです。
ファドは小雨のに降られながら、夜、石畳の下町へ聴きにいきました。久しぶりでCDを聴きながら書いています。月田秀子は知りませんでした。また覗いてみます。
ポルトガルの中部から北部に行っていませんので、スペインのガリシア地方もふくめて行ってみたいと思っているのですが、出不精になりました。
月田秀子さんのコンサートに一度だけ行った事があります。ファドは身体からしぼりだすような切々としたメロディーで 引き込まれますね。月田さんの長い髪も印象的でした。
「暗いはしけ」「ポルトガルの洗濯女」「あいびき」はレッスンした事があります。ファドの教室じゃないですが。ファドは聴くのも唄うのもエネルギーが要ると思いませんか
香川有美さんのファドもすてきですね。
すごいですね。もちろん,ポルトガル語ですよね。
ファドは大変難しいと思います。
そうですね、歌うのも聴くのもエネルギーが要りますね。
月田秀子さんのファドしか知らない私が生意気言えませんが,彼女の人生が歌にオーバーラップするようで、月田秀子のファドには深みがあります。ともに団塊の世代です。
機会があれば香川有美さんのも聞いてみます。