視人庵BLOG

古希(70歳)を迎えました。"星望雨読"を目指しています。
TwitterID @seibou_udoku

放送大学講座(集中)新天体を見つける

2006-08-16 04:43:46 | 放送大学
夏期集中講座2科目目です。「新天体を見つける(1単位)」を受講しました。二日間の集中講座です。
(1日目13:05-20:30, 2日目10:00-15:20) 担当:縣秀彦先生(国立天文台天文情報公開センター・広報普及室長) 参加者16名でした。
縣先生は小生がよく参加してお世話になっている、三鷹ネットワーク大学のアストロノミーパブのマスターです。

放送大学の集中授業での天文関係の科目は結構充実していて、
上記科目以外に今期

第X惑星を求めて 木下宙先生
時と暦      田中済先生
天の川と星    宮本昌典先生
天文学とその周辺 米山忠興先生
観測天文学入門  吉岡一男先生
150億光年の宇宙  新井賢三先生

などが開講されていました。勿論開講場所は日本全国の学習センターにちらばっています。
「新天体を見つける」は文京センター開講でしたが、京都からの受講生もいらしてました。
抽選になるほどの人気科目でもあります。
抽選の順位は全科履修生、そのなかでも卒業が近い学生が優先だそうで、小生みたいな科目履修生は優先順位は一番下です。
小生は補欠募集(1名!)に応募してやっと受講できました。

授業内容は縣先生が開発にかかわったマカリィという天文画像解析ソフトを操作しながら、木星の惑星の軌道の同定、小惑星、超新星を捜すなど、配布CDに収められた天体画像をワークシートにそって、パソコン上での実習を行います。
配布されたCDにはすばる望遠鏡で撮影された天体画像データも入っていました。そしてマカリィやMitakaのソフトもはいっており、自宅でも学習できるようにということで持ち帰りが可能でした。

ぐんま天文台での冷却CCDのデータがそのままマカリィで扱える形式(FITS)なので、前々からマカリィの操作を習いたかったのでよい機会でした。
天文関係はフリーのソフトや観測データなどが結構一般に公開されているのですが、実際にそれらを使用するには、それなりにきちんと勉強する必要があります。こうゆう講座は大変貴重です。
授業評価は出席と授業内での受講者への質問の回答態度できめているそうです。

講座第1日目、東京は昼間物凄い雷雨だったのですが、夜は雲が切れる状況となりました。晴れたら天体観望ということで、19時30分くらいから1時間ほど雲間から見え隠れする木星を受講者全員で観望しました。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 鞍馬天狗とは何者か―大仏次郎... | トップ | 中近東文化センター講演会「... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

放送大学」カテゴリの最新記事