司法制度に喧嘩を売る。

動き出した司法改革。
法科大学院生が感じる、新司法制度の抱える問題をぶっちゃけトーク。

カリキュラムが改善できない。3年間は動けない。

2005-05-26 18:32:29 | 法科大学院の実際
しばらく放置してしまいましたが、ちょっと思うことがあったので投稿してみます。

以前の記事で「カリキュラムが超詰め込み型だ」と指摘しましたが、それは教員側も共通して思っている事らしいです。そこで、「それなら、カリキュラムに手を加えたらいいんじゃないですか?」と言ってみたところ、返ってきたのは「いや、ロースクールは設立後3年間カリキュラムとかを維持しなければいけない事になっている。」どうやら、3年経過した段階で第三者機関による評価が入って、適正に運営されているかどうか調べられるらしいです。

もともと、この制度は“設立時にはキレイ事を並べといて、設立後に司法試験予備校化しちゃいました”といった法科大学院や、“設立時には公平・公正な入試をやると言っておきながら、実際は内部生をメチャメチャ優遇しています”という法科大学院を是正・排除する目的です。でも、設立申請時には気づかなかった問題が発生した時に、それを是正・改善するための変更も禁止する必要があるんでしょうか。

我々初期メンバーは、実験台ですか? …カンベンしてよ、全く。

カリキュラムの変更などに関しても一律に禁止・制限せずに、文部科学省に理由を付して申請すればいいのでは?司法制度改革のモルモットには絶対になりたくないもんです。

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