亀田三兄弟

年頭に当たり、色んなビジネス書に目を通した。その中で「経営とはインスタントに目的を達しようとするのではなく、きちんと順序を踏んで着実に進んでいく方が結局は近道である。ところが最近はそういった地道な努力を避け金の力で最短距離を行こうとする悪しき風潮が蔓延している。・・・こういうやり方は例えればヘリコプターで富士山に登ろうとするようなものである。山登りというのは、重い荷物を担いでしんどい思いをしながら頂上を目指すものだ。その過程で様々な壁にぶつかり結果として判断力や思考力が身に付くのである。そこが尊いのであって、決して山頂の眺めを得るために登るのではない。」

まさに、昨今のIT経営者のマネーゲームを批判した文章で、確かにそう言う面も有ると思う。「儲けてなんぼ」だけでは企業として、１００点満点ではないと、確かに思う。

さて、タイトルの亀田三兄弟であるが、確かに「強い」ようだ。

しかし、心技体の「心」の部分、特に彼らの態度、言葉使い、・・・体育会系の私は、非常に不愉快に思う。それについてはマスコミなどは何も言わず「強い」と言うだけで持ち上げる。

こういう世界は「強ければいい」という輩がいるが、私は、それは絶対に違うと思う。日本人として、いや、社会で色んな人々と共生する人間としては、マナー違反だ。米つきバッタのように頭を下げて敬語を使えなどとは思わないが、人としての最低限のマナーが有ると思う。

そう言う態度が許されて、一方、IT経営者を批判するマスコミ関係者は不公平だと思う。