発足20年近くになる在京沖縄出身者の異業種交流の「三月会」。
前回は例に無くアカデミックな講演。ゲストスピカーは南風原(はえばら)朝和東京大学大学院教育学科教授。テーマーは「統計学からこころに迫る」
ともすれば無機的な抽象群数字を扱うと思われる“統計学”に個の心理を読む内容。完全には理解出来なかったとは言え、久し振りにゼミ気分を味わう。
この南風原教授、那覇高校25期の後輩。実はこの宵、同期で同じく東大医学部卒、帝京大学医学部で整形外科教授を務める黒島博士に一期上ながらこれまた同窓の東北大学病院長兼副学長の里見さんが出席。
さらに10期の金城弁護士と嘉手刈沖縄協会専務の那覇高・東北大トリオにこの日の25名出席中のおよそ半数の12名が期せず城岳同窓。調子に乗って軽薄な質問を乱発、振返って俊英後輩の苦笑を買ったのではないかと内心赤面と共に母校OB層の厚さに感じ入ったこの宵でした。
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奇遇にも、統計学の入門書を探していて、
南風原先生の著書、
『心理統計学の基礎 統合的理解のために』
(2002年、有斐閣アルマ)
を斜め読みしていました。
「はじめに」で、
「私は「統計学」は難しいと思います」
と表明されているからこそ、
読みやすさに配慮された良書だと思います。
読めば読むほど、統計学だけでなく、
読みやすく書ける先生の凄さを
学ぶことになりそうです。
以上