栃木県佐野市春日岡山にある“関東・三大師”のひとつ「佐野厄よけ大師」を訪れた。ここで「健康は最上の利益」「満足は最上の財産」「信頼は最上の縁者」「心の安らぎは最上の幸福である」と書かれたパンフを頂戴した。
境内には何カ所かの見所がある。入口の右手に“金銅製”では日本一大きな金色に輝く梵鐘(つりがね)が目に止まった。人間国宝の香取正彦先生によって謹製された直径1.15m、重さが2㌧もある重厚で美しい梵鐘であった。
また境内にある2つの可愛らしい石像も拝見させてもらった。ひとつは「お掃除小僧さん」と呼ばれている“子育地蔵尊”で“竹ぼうき”を持っている珍しいお地蔵様である。参拝する親子連れがタワシで体を洗うことにより、丈夫な子、まめな子、よく働く子に育つと言われている。
2つ目は「菊慈童(きくじどう)」と呼ばれ、不老長寿の神として信仰されている石像。中国古代の「周」の侍童(じどう)で、河南省南陽郡酈県に住み“菊水”を飲んで不老長寿であったと伝えられている。ここで私はいい勉強をさせてもらった。
直径が1.15m、重さが2㌧もある美しい梵鐘。