故郷≪新潟≫の日々

満65歳で中国・黒龍江大学を定年退職した後、生まれ故郷の新潟に戻り、日々の生活を写真とともに日記風に綴っていくもの。

No.1.172 「ムスタンへの旅立ち」のお話。

2017年03月17日 | 日記

先日、新潟市中央区礎町にある「クロスパルにいがた」で開催中の『近藤亨~ムスタンへの旅立ち~』展を見学してきた。新潟県出身の農業技術者である近藤さんはネパールの秘境“ムスタン”で20年以上、ボランティア活動を続けて来られた。


会場では現地での農業開発指導を始め、病院や学校建設なの活動を紹介したパネルなどが展示されていた。標高2.700mを超える厳しい自然条件の中、“ムスタン”に生きる農民のために全てを捧げて奉仕された。


私は近藤さんの生き方を、感動しながら拝見させてもらった。「人間はどう生きるべきなのか?」ということを私達に問いかけているようであった。愛称「ヒゲの近藤さん」は94歳で亡くなられた。


以前、近藤さんがネパールから帰国した際、私は“ムスタン”での活動を直接、お聞きしたことがある。心からご冥福をお祈りしたい。