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ノーベンでスタホ

2017年04月20日 | 日記
「昨日スタホでノーベンだったので、イグザムでイチったよ。」
KLAS の生徒の間で使われる表現ですが、
何を言おうとしているか分かりますか?

正式な日本語に「翻訳」すると
「昨日の学習時間(Study Hall スタディー・ホールと呼びます。略して「スタホ」)で、
勉強をしなかった(No 勉強。略して「ノーベン」)ので、
試験(Examination 略してExam、カタカナ語で言えば「イグザム」)で、
1を取って(5段階評価で1の評価を取ってしまうことを「1る=イチる」)しまった。」
ということになります。

日本語の「破壊」も甚だしいこれらの表現、
国語教師として「けしからん!」と是正を促したいところですが、
しかし、とふと思います。

日本語にはある種の伝統として「省略形」を是認する文化がありますね。
例えば、
日本弁護士連合会=日弁連
日本高等学校野球連盟=高野連
日本経済団体連合会=経団連
などは、日本語の「標準」とされる某国営放送のニュースでも使われますし、
ポケット・モンスター=ポケモン
ドラゴン・クエスト=ドラクエ
などは、むしろ後者の方が定着している、
特に「ポケモン」は正式名称の方がなりを潜めていますね。

さらに、
北部亜米利加大陸=北米
東部欧州国家=東欧
国際連合=国連
なども、厳密に言えば後者は省略形でありながら、省略形であることすら意識せずに使います。

という意味で、
「ノーベンでイチる」もものすごく広い意味で解釈すれば、
「日本語の伝統に則った表現」
と言える。。。いやいや、そんなことより、
「1を取らないように勉強しろ!」
ということの方が、
教師の仕事としては本質ですね(笑)
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