ぷらすわんの子供たち ~ホワイトスイスシェパードと暮らす~

ホワイトスイスシェパードのヴァルターを中心に日常や競技会などを綴った雑記帳。

海底に眠る

2006年04月30日 | 今夜の一冊
興味がそそられる本を見つけて購入し
読みながら面白いと思えるものは多々あるが、
その本に出会えたことに感謝する程
心に響くものは少ない。

数少ないその1冊に加わったのが
ロバート・カーソン著「SHADOW DIVERS」。

1991年ニュージャージ沖の深海に
Uボートが沈んでいるのをあるレック・ダイバーが
発見したのだが、どの資料を調べても
それに該当するUボートはおろか、船舶事故すら
起こっていなかった。
過酷な環境でレック・ダイバー達が命を掛けて
調査を始めるノンフィクション。

読んでいくうちに、これはダイバー達の話では
ないのかと思いながらも、Uボートの乗組員達のことが
始終頭から離れなくなった。
この著者の意図するように、もう自分もダイバー達と共に
旅をしていたのだと思う。
恐ろしく危険で何人もの死を目の当たりにしながらも
海の底に眠る者達に敬意を払い、
道義的責任を感じる二人のダイバー。

なぜ大きな犠牲を払いながらもレック・ダイバーが
潜るのか少しだけ解るような気がした。
でもチャタトンやコーラーのようなレック・ダイバーは
稀なのかもしれない。
二人の偉業は家族はおろか誰にも知られず
なぜ沈んだのかも解らないまま深い海の底に
埋もれてしまった者達の存在を
純粋に明らかにすることだけ。
すごい、凄すぎる。
その為に命を捨てる覚悟があるかと聞かれたら
私は即座にNOと答えるだろうな。

読み終わった後、Uボートというドラマを思い出した。
駆逐艦の攻撃に遭い、何度も海の底で死ぬ思いをしながら
ようやっと寄港して上陸した途端、乗組員は空襲であっけなく
命を落としてしまう。
何のために帰還したのかと心を締め付けられるような話しに
酷く気が滅入った。

しかし少なくともこの深海のUボートの乗組員達の思いと
そこに眠る事実は多くの人が知ることが出来る。
それに奇跡を起こしたダイバー達と乗組員達の間に
見えない何かのつながりを感じて胸が熱くなるのだ。

見頃近し

2006年04月29日 | ひとりごと
大根島に牡丹を見に行ってきやした。
ゴールデンウイークは大変な人出だろうから
早めに行ったのだけど、ほんの数日違いで
見頃には早かったかな。

それでも大輪の花がたくさん咲いていた。
画像は島錦という品種。
綺麗だー。
もちろんポピュラーなピンクや赤も素敵。

似たような色合いやでも品種が豊富な牡丹。
今回も新種がいくつかありました。
でも名前が憶え切れないっす。
凝ってあるからかんちんな名前じゃないんだよね。

今回もお土産用に鉢を幾つか購入。
これが大きくなっていくつも花をつけるよう
育ってくれますように。


毎日のことだけど

2006年04月28日 | ひとりごと
毎日2号と湖の景色を眺めるのだが
日々違う様子に季節を感じたり、
素晴らしい一コマに感動したりする。

ここに住んでいてこんなに素晴らしい
風景をどれだけの人が気づいているのだろうか?

たとえば生活や仕事に疲れているのか、
当たり前に沈む夕日なんて関心ないかのように
橋を渡っていく人の姿に残念だなあって思う。

そういえばここ最近、陽が暮れる頃になると
釣り竿を持った人々が湖岸にやってくる。
そして橋南の湖岸沿いに立ち並んで竿を振る姿が
ぼちぼち見られるようになった。

もうセイゴの季節なのか?
早いなあ。
じゃあ、もう少し暑くなれば橋の上でも
大物狙いの釣り人が集まるように
なるんだろうな。

何年か前に友人が橋で1メートル近い
ヤツを釣り上げたけど、大変だったらしい。
そーゆーのは釣り竿を持ったまま
橋の袂まで降りていかないと駄目なんだそうな。
ご苦労様。

モロゲ狙いの人々が懐中電灯もって
ウロウロするのもじきやってくるんだろうなあ。




買ってみた

2006年04月26日 | ひとりごと
コレクションと呼べる程多いわけじゃないが
気に入ると時々買うタロットカード。

しかし・・・。
最近は使うこともほとんどなく、観賞用になっちまいました。
(今更何を占っえっちゅうんやろね)

今回購入したのブツが今日の画像。
なんと素敵、いや不気味な・・・。

ここのところ怪奇小説ばかり読んでるせいではない。
が、そーゆー時にこそ目を引いた・・かもしれない(笑)

『ゴシックタロット』の名にふさわしく
ブラム・ストーカーのドラキュラを彷彿させるような
美しいデザイン。
うっとり・・・・

しかも夜中に絵柄が抜けだしそうな
妖しい一品ですな。

これで占ってみるか・・・?



おんなじ

2006年04月25日 | こどもたち
1号と3号、冬の季節はふたりそろって
ファンヒーターの前に陣取って眠っていたのが
春が来て暖かくなりだしたら
それぞれ好きなところで眠るようになった。

それでも今年はいまだに寒い日がある。
そんな時はひとつの寝床に一緒に
まるまっているのがいいらしい。

寒い時期は必ず向かい合って眠っているけど
今回は珍しく同じ方向、同じカッコで
眠っていた。

冬でもなく春でもないような中途半端な
気候に、抱き合うほどでなくとも
一緒に眠ればあったかい。

こうやってよりそって眠るのもあと少し。
暑くなれば板の間が一番だね。

近頃は

2006年04月24日 | 今夜の一冊
読む本のペースがめっきり落ちた。
忙しいから当たり前だろうけど。


このところ怪奇小説が続いていたので
気持ち新たにと思い「遺骸」を読んでみた。
(どこが新たにじゃ!のっけから不気味やん)

ピーター・クレメント作のメディカル・サスペンス。
この方の作品は初めて読むのだけれど
長年ER部長を務め、現役医者で作家というのが
面白そうだなとそそられた。

実は以前に現役の医者が著者の「破裂」という本を
読んだのだけど、読んだあとしばらくは
医者が信用できなかった上に今でも救急で
研修医だけはごめんだというほど
リアルで強烈な印象を与えてくれた。
今回はそれにプラスしてミステリーなのがいい。

ミステリー作品で残虐な場面や描写があれば
それは確かに恐いけれど、所詮空想の世界と
どこか安心してしまう。
けれど臨床経験な医者が書く医療の実態の恐さは
それとは違う形で芯からぞっとする。

「遺骸」は27年前に失踪した医学生の死体が
発見されたところから始まるが、
この本の面白いところはただ犯人を捜すのではなく
被害者を含めまわりを囲む人物が医療現場の者たちで
その世界のおどろおどろしさを思う存分堪能できる
ところじゃないだろうか。

もうすぐ見頃

2006年04月22日 | ひとりごと
4月の中旬からから5月の始めにかけて
名産の牡丹が色とりどり花開く。
産地の大根島は島全体牡丹でいっぱになる。

今年も連休に鉢を買いに行くのだが、
一足先に去年気に入った牡丹を載せてみた。
微妙な色合いがきれい。

鉢ものだけでなく、もう少しすれば切花の牡丹も
たくさん出回るので、一輪テーブルに飾るだけで
もうゴージャスな気分。

お嬢様にも牡丹で豪華な気分を味わって
いただかないといかんかな?

おめでとう

2006年04月21日 | こどもたち
今日は2号のお誕生日である。
今から8年前にヤツは7兄妹で生まれた。
私は2号に生まれて3週目くらいに会った。

その時ほかの兄妹は母親についてまわっていたのに
ヤツだけ父親に立ち向かって遊んでいた。
しかも2号は父親とまったく同じ模様で
ちょっとホルスタインみたいだった。

でっかい父親に戦いを挑む負けん気が
えらく気に入ったのと、父親にそっくりなのが
気に入って、2号をうちの子に選んだ。

父親はとても優秀な猟犬だったから
2号もと思いきや、大変なやんちゃもんだった。
今はずいぶんおりこうさんになってくれたけどね。

今日は2号の好きな野菜と砂肝と鶏肉の
スープ煮をたーんと作ってあげよう。
それと大好物のパンもね。

作ってみた

2006年04月17日 | 製作
ぎわお嬢様のブログで書かれていたことが
きっかけで始めたプリザーブドフラワー。

輸入ものをアレンジするのではなく、
プリザーブドフラワーを作るところから
はじめている。

脱水脱色工程を経て染色工程に入り、
洗浄・乾燥と手間隙かかるけど
出来上がった時の喜びは大きい。

花の種類や大きさ、色素具合で変わってくるので
奥が深いし、経験を積まなきゃなあ。

それでも自分で作成したバラやカスミ草
ユーカリ、リーフを使ってアレンジメント
ひとつ作ってみやした。

おいしく食べる

2006年04月16日 | きょうの一品
久々にDVDを借りてきたので、ビールで一杯やりながら
のんびり見ようかな。
それといっしょにつまむものを3品作ろうか。

かぼちゃもちょっと固くて若いようなものは
甘みも少ない。
そのまま煮てもホクホク甘くておいしいってわけに
いかないようなモノにお勧めなのがこれ。
かぼちゃの揚げ浸し。
1センチくらいにスライスしたかぼちゃを竹串が
スッと入るくらいに素揚げする。
(外側の緑は固いがぼちゃであれば剥いた方がいい)
揚げて熱々のうちに別鍋で温めたダシつゆ(市販の
天つゆとか甘みのあるつゆで代用すると簡単)
に漬け込む。
熱い内に漬けるとすぐしみこむので、
つゆの濃さはあまり濃くしないこと。
しみ込んだらつゆから出しておかないと
柔らかくなりすぎて型崩れする。

魚ものは秋刀魚の味醂干しの天ぷら。
鯖の味醂干しでもオイシイ。
一口サイズに切って衣をつけて揚げるだけ。
味醂干しなのでそのまま何もつけずに
頂きます。

あと完熟トマトがあったので、
トマトと大根と水菜のサラダ。
かけるならあっさりした和風がおすすめ。
今日は醤油とレモンをかけて。