キノコ・シダ・コケ観察日記

野山を歩くと目にする、きのこ・苔・シダを観察して生態やからだのしくみを掲載します。

カニクサ

2017年09月06日 11時18分29秒 | シダ
カニクサは、葉がつるになり、冬になると枯れます。羽片をよくみてみると、薄くなっており、へりには小さな歯があります。上部の羽片は幅がせまく、ここに胞子のう群がつきます。このカニクサという名前は、昔、このツルを使ってカニを釣ったと云われております。ツルはかなり丈夫でヒモなどにも利用できるほどです。葉に胞子嚢をつけるころになると、葉の幅が狭くなり細くなったような感じになります。乾燥には弱いので湿り気のあるような場所に多く生えております。


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