七田チャイルドアカデミー 江南教室 ブログ

“認めて・ほめて・愛して”育てる 

江南教室のブログです。しちだ式幼児教育、胎教、イベント情報などを掲載します。

倣うことの大切さ 4

2016-12-11 | 家庭
 例えば、いくら「あいさつはきちんとしなさい」と言葉で教えても、親自身にあいさつの習慣がなければ、子どももまた、あいさつのできない子に育ってしまいます。

 逆に、親が普段から明るいあいさつを周囲の人にしている姿を見せていれば、子どもは何も言われなくても、同じようにあいさつのできる子に育ちます。口やかましく教える必要はないのです。

  

  

 親が普段何気なく繰り返している行動や発言から、子どもは多くのことを学び取っています。親の姿から学んだものが、子どもの心の中に刷り込まれ、その後の子どもの行動規範となるのです。

 江戸時代の寺子屋で、良い師範とされる人物とは、人格的にすぐれた、見習うべきところの多い人物だったそうです。

 私たち親も、子どもにそのまま、まねをされて恥ずかしくない行動ができているでしょうか?もちろん、誰しも100%完璧な振る舞いなどできません。だからこそ、意識をして、胸を張って子どもに見せられる言動を心掛けましょう。「子育て」は、親だからこそ得ることのできる、「自分育て」の機会でもあるのです。

 また、失敗したときは、素直にそれを反省し、努力する親でありましょう。その姿から、子どもも自らを高めることの大切さを感じ取ってくれるはずです。

  

個性とは

 模倣が大切、というと、「それは没個性につながる。もっと個性的な発想を大切にするべきだ」という人がいます・・・




コメント
この記事をはてなブックマークに追加

倣うことの大切さ 3

2016-12-10 | 家庭
 スポーツも同様です。

 野球のバッティングであれば、基本的なバットの握り方、スタンス、構え方を学び、モデルとするフォームを決め、そのフォームどおりにバットを振れるように、何度も何度も素振りをするでしょう。

 その後、練習や実戦でそのフォームを試してみて、その中から改良すべき点を見つけ、工夫を加えていくことで、自分にとってのベストのフォームを見つけることができるのです。

  

 つまり、基本の型をきちんと身につけることが、その後につながるのです。基本をおろそかにしないようにしましょう。

親はいちばんの手本

 子どもの心の発達にも、「まねび」は大きく関係しています。前述の貝殻益軒は、著書『和俗童子訓(わぞくどうじくん)』の中で、次の意のことを述べています。

 良いことも悪いことも、まだ何も知らない幼いころから習い慣れれば、最初に入ったものが子どもの心の中の「あるじ」となっていく。「あるじ」となってしまったものは、生まれつきの性質と同じで、その後なかなか変わらないものになる。

 子どもは幼児期に見聞きしたものに倣って、自分の中に、思考や行動の規範を作り出すので、幼児期の環境は、人間形成に大きな影響を与えるということです。

  

 子どもにとって、最初に習い慣れ、心の中の「あるじ」となるものは、何といっても親の行動でしょう。子どもは、その後も、敬意や好意を持っている相手のまねをするようになります。これは、相手への良い感情の表れといえます。

 つまり、子どもの行動の多くは、親を見倣って行われているということになります。

   小惑星「王貞治」 61189 Ohsadaharu



コメント
この記事をはてなブックマークに追加

倣うことの大切さ 2

2016-12-09 | 家庭
 茶聖・千利休は、「修(守)・破・離」の心を伝えるために、「規矩作法 (きくさほう) りつくして るとも るるとても 本を忘るな」という句を残しています。

 私たちはつい、独創的な発想というと、最初から他にはない、個性的なものを求めてしまいがちです。

 しかし、何もない所から、自分らしさは生まれません。基本があってはじめて、その上に個性が開くのです。

  

まねっこ遊びで楽しむ

 子どもに、絵や作文、習字、ピアノ、スポーツなどをさせるときは、「修・破・離」を大切にしましょう。

 例えば、絵で考えてみましょう。

 自由気ままに絵を描くのは、子どもにとっては楽しいかもしれません。けれど、それではなかなか上達できないうえ、上手く描けないことで、絵が嫌いになってしまう場合もあります。

  

 そこで、最初はまねをして描かせることから始めましょう。基本的な形や、魚、家、木、花、人の顔、身体・・・など、まず描けるようになりたい基本の絵を、繰り返し練習します。まねっこ遊びの感覚で、「お星さまの形をまねしてみよう」「木をまねっこして描いてみよう」などと行うと、楽しく取り組めます。

 大人でも、絵を描くのが苦手で・・・という人がいます。そういう人は、これらの基本の型が身についていないために、どう描けばよいかわからず、形が狂ってしまうのです。

 基本的な型さえ身についていれば、あとは応用です。基本的な顔が描ければ、目が細い人、太った人、口が大きな人・・・など、そこからは自分の発想で、バリエーションを広げていくことができるでしょう。

   千利休作の竹の花入れ 銘『園城寺』1590年





コメント
この記事をはてなブックマークに追加

倣うことの大切さ 1

2016-12-08 | 家庭
個性が尊重される世の中で、模倣は価値がないように思われがちです。しかし倣い学ぶことでこそ、豊かな個性を育てる土壌が作られるのです。

「学ぶ」は「まねび」

 江戸時代の高名な儒学者で、博学として知られた貝原益軒は、彼が著した語源辞典『日本釈名』において「学ぶ」という言葉を次のように解説しています。

「ま」は誠ナリ。「なぶ」は、ならふナリ。まことをならふナリ。正真のごとくにせんとならふナリ。小児の手をならふ(手習い、習字のこと)がごとし。かきにせて、正真の手本のごとくにかヽんとならふナリ。

 「学ぶ」ということは、「子どもの手習いのように、正しい手本を見ながら、できるだけそれに似せて書くようにすることである」と説明しているのです。

   来年は酉 あと1か月ですネ

 今日においても、「学び」は「まねび」といわれるように、何かを習得するときは、「まね」をすることからスタートします。

 江戸時代の子どもたちが通っていた「寺子屋」しかり、伝統芸能や伝統技術の徒弟制しかりで、まず手本となるものや師匠の技をまねすることが、身につけることの第一歩なのです。

 剣道や茶道、能など、道や芸を学ぶ基本姿勢とされている言葉に「修・破・離」というものがあります。「守・破・離」とも書きます。「修・破・離」は、それぞれ、次のようなことを表しています。

・・・指導者の教えや手本を守り、そのとおりに基本を身につける段階

・・・手本がしっかりと習得できており、自分なりの考えや工夫を加えて、応用してみる段階

・・・基本を守りつつも、手本を離れ、さらに上を目指し、自分の技を生み出していく段階

  



コメント
この記事をはてなブックマークに追加

Q&A  -64-

2016-12-07 | Q&A
: あいさつができないのですが・・・ 

 5歳の女の子です。日ごろ幼稚園の先生や知っている人が「おはよう」「さようなら」と言っても目を合わせず、言わないのです。何度か注意しているのですが、また最近言い返さず困っています。せめて、園の先生には、元気よく言ってほしいのですが。私自身は元気に誰と会ってもあいさつしているのですが、どうしてでしょうか。5歳の年齢では無理なのでしょうか。

  

: スキンシップもしっかりと・・・ 

 お子さんは、少し恥ずかしいという気持ちがあるのかもしれませんね。時期的なことでもあるので、あいさつをさせようと強要するのではなく、今していらっしゃるように、親がお手本を示して、少しずつでもできるように導いてあげましょう。
 あいさつを自分からすすんでできるようにしていくために、家庭の中でのあいさつをしっかりとしていきましょう。
「おはよう」
「おやすみなさい」
「いただきます」
「ごちそうさまでした」
など、子どもからあいあつをさせようとするのではなく、親や周囲の方々からあいさつをしてお手本となりましょう。
 あいさつの言葉をたくさんかけてあげていると、そのうちあいさつをすることが自然に身についてきます。家庭の中で自然にできるようにあっていれば、家庭以外の人にもすぐに言えるようになります。引き続きあいさつを親の方からして、あいさつすることが自然になるように導いてあげるとよいでしょう。
 一方で、スキンシップをしっかりして、愛情を伝えることが大切です。優しい言葉かけを心がけ、8秒間の抱きしめで愛情を伝えましょう。5分間暗示法で、愛情の暗示・一体感の暗示をした後、「お母さんがあいさつをすると、一緒に笑顔であいさつができるよ」と言ってあげることもよいでしょう。日ごろから認めてほめる子育てを大切にし、少しでもあいさつができた時には、しっかりとほめて、やる気や意欲を育ててください。

  


コメント
この記事をはてなブックマークに追加