西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

子供の貧困対策についてと、本の紹介@「人類と気候の10万年史」

2017-05-08 09:48:57 | すべての人にやさしいまちを実現するために

さあ、ゴールデンウィークも終了。
そんなものは全く関係なくお仕事三昧だった方に感謝しつつ、まあまあ、お休みを頂いたこちらとしては速やかに日常生活モードに戻らねば!ですね(^^)v

と言いながら、GW中に読んだ本の中で、とっても面白かったものを一つご紹介。
中川 毅氏著の「人類と気候の10万年史」です。
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現在は、概ね気候変動というと「地球温暖化!」が、やり玉にあがりますが、昔はむしろ「氷河期の到来!」が危惧されていたことを覚えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
ごく個人的な思い出ですが。
よく小学〇年生とかで「地球は氷河期と間氷期を繰り返しており、現在は温暖な間氷期に当たる。だから、いずれ氷河期がやってくる!」的な内容が、ノストラダムスの大予言とかと一緒に並べて記載されているのを読んでビビりっていたんですよ、私。

で、この本、この手の内容について最新の知見を基に考察するものです。
大まかな内容としては、現在が地球の歴史を長いスパンで見ると例外的に温暖な気候であることを示すとともに、過去の気候の推移および予見しうる今後の未来等について示すものと言えるかと。
いろいろ興味深い内容は多かったのですが、個人的に「農業が全世界に広がったのは、気候が安定したから(←頻繁に旱魃・冷害などが発生する状況において農業に頼ることは、むしろ危険なので)」という内容なんかは目から鱗でした。
私の拙い文章力では、なかなか良さを表現できないのですが、とっても読みやすい内容なので、地球温暖化論争などに興味のある方は、是非どうぞ。

さて本題、なんの話にしようかと思ったのですが、まだちょい残っている3月議会での代表質問のご報告の続きなど。
それでは、どうぞ。
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「第3章」のうち<子供の貧困対策>についてです。
「新年度は、全庁的な連携体制を整え、地域やNPO等関係機関との協力関係を構築することで、既存の支援施策に的確につなげていくとともに、子供の貧困対策に関する計画を策定する中で、あらたな支援施策の必要性について検討します」とあります。
そこで二点、質問します。

【質問①】
「地域やNPO等関係機関との協力関係を構築する」とあるが、具体的に、どのような取組を進めるのか?
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【答弁①】
子育て世帯の生活実態に関する調査の結果、既存の支援施策のいくつかが支援を必要とする対象者に届いていない実態が見えてきております。
特に子供の貧困問題において、支援が届いていない理由の背景には、単にそれぞれの取組み不足や施策の広報不足等といったことだけではなく、たとえば支援を必要とする対象者が、信頼を寄せる機関やサポーターを通じてでないと、個別の支援が受けにくいといったことなど、各々の人間関係や生活環境などに起因する複雑な課題がいくつもあると推察されます。
これらの課題を丁寧に取り除き、対象者を必要な支援施策につなげていくためには、支援を必要とする対象者に個別にアプローチできるチャンネルを多く持ち、また支援する側の緊密な連携が必要となります。
本市は平成29年度に地域や民間団体を含めた支援体制ネットワークを設置し、子供の貧困対策を推進するための拠点整備を行います。
ネットワークの中で、広範囲の部局を超えた行政機関の連携はもとより、学校や地域、NPO等の関係機関との協力関係を構築し、それぞれの機関に所属して、日々対応にあたっている支援者間での連携や情報共有を図り、多面的にアプローチすることで課題解決につなげたいと考えています。
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もひとつ質疑もあるのですが、こちらについては色々と思っていることがありまして。
というわけでその内容も加えつつ、次回ブログにてご報告予定です。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。