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声だそう多数派のみなさん

三保の松原コクモ隊

2017-06-17 16:36:36 | 三保
三保の松原コクモ隊-2

 今日も、先月同様陽ざしも強く暑かったですが、いい天気に恵まれた一日でした。
 毎月第三土曜日は、静岡新聞・SBSが主催する「ふじさん部」の人たちによる「三保の松原」の清掃日です。私も参加しいい汗をかきました。精神的にも肉体的にも充実したひと時で、きっと健康的にもいいはずです。素人ながらもそう思いますし間違いありません。
 今日も観光客の姿が多く観られましたが、観光客の人たちが足を運ぶ松林のエリア内は松葉がきも少なくきれいに整理されておりました。浜辺に出てテトラポットなどの人工物さえ避けて観ていただければ、「来てよかったね」と思ってくれるのではないでしょうか。
 このように整備されているということは、実に多くの人や団体の方々が「三保の松原をみんなで護ろう」という思いで参加してくれた結果だと思います。私は三保の出身ですからあらためて感謝です。今日のふじさん部の方々も地元清水のほか、東は沼津から、西は島田から早朝参加していただきました。また、企業からの参加者もおり総勢30人くらいでした。地域貢献ということからもしっかりPRすることも必要です、大和ハウスグループの方々でした。
 環境や景観の保全は、まず身近な人たちの行動で「できることはやる」の意識が必要です。地の人たちの思いや行動があって初めて、基本的な問題は行政等に委ねることだと思います。何でもかんでも行政任せではいけません。これからも微力も微力・・ですが、できることは少しでもこれに関わりたいと思います。
 みなさんもぜひ参加いただければ幸いです。無心になれる2時間です。それも自然の中で。

☆おさらいです。
 三保の松原は非常に厳しい環境にあります。それも様々なことが丁度めぐり合わせたかのように、今、まとまって問題となっているのです。関係者によれば、
 ◎松原はじめ三保の松そのものに衰えがある
 ◎松くい虫などの害虫駆除の困難さ
 ◎特に、羽衣の松周辺の通路が人の往来により砂浜が固結し、雨水が地中に浸透しない
 ◎手入れ不足により松葉がきが堆積し松の成長を阻害している
などです。更に、大きな問題は「浜辺の再構築」です。
 嘆いてばかりもいられません。私たちには、この遺産を往時の景観に可能な限り近づけ、次代に引き継ぐ責任があります。大きな問題はお役所に委ね、一県民として微力でもやれることをしていきましょう。


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