行延WebLog

声だそう多数派のみなさん

自然には抗えない・・減災対策のすすめ

2024-09-01 12:41:19 | 日記
 今日9月1日は「防災の日」、奇しくも台風10号の来襲と重なった。
 既に人身や建物などの被害が発生しており、被災された方々にはお悔やみとお見舞いを申し上げます。
 私はいま70歳、これまでいろいろな台風を経験したが今回の10号は初めての経験だ。とにかく超スロー、停滞する台風など記憶にない。台風の東側は常に雨雲が発生し大雨に遭う。だから超スローや停滞してもらっては全くもって困る。どんなに大きな台風も上陸すれば徐々にスピードを上げ翌日には台風一過となる・・というこれまでの定説を大きく覆されてしまった。加えて気象情報も現在の技術をしても進路予測が困難だという。迷走そのものであり現在も進行中である。藤枝市は今朝から青空だが午後から線状降水帯も危ぶまれる大雨警報が予報されている。
 こんな調子だから交通機関も運休、特に終日運休や高速道路のインター閉鎖も相次ぎ現職の方々の通勤や物流の停滞など社会生活にも多大な影響を及ぼしている。本当に腹の立つ台風だ・・が台風にも「好きで停滞しているわけではない、風(偏西風)が吹かないのだから」と言い分がある。自然とは喧嘩もできないし勝てるわけがない。先月は上旬からお盆休みの間南海トラフ大地震の臨時情報が初めて発令され世間は緊張した。幸い発生はなかったが今度は台風だ。下旬以降は台風が10号含め来襲し折角の夏休みも踏んだり蹴ったりである。
 自然には抗えない。
 どうすることもできないしひたすら通過するのを待つしかない。だからこそ常日頃の減災対策が必要だ。これで掛かる被害を最小限に留めることだ。自然相手に私たちにできることはこれしかない。これまでの投稿でも減災に触れたがそれを実践することだ。食料+水+一週間自活できる生活用品の備蓄、耐震補強対策、ハザードマップ活用した住宅地や災害に強い建物の選択など、加えて批難時の持出品、集合場所、連絡手段などハード・ソフト両面での対策は枚挙とある。
 自分の身は自分で護る。
 仮に被災した時、近隣者や行政、各救助隊の支援が得られるかもしれないがタイムラグはある。支援が必ず得られるかどうかもわからない。
 ひっ迫するいまその時は、誰も自分を助けてはくれないことをしっかり肝に命ずることだ。その思いが平素からの備えを後押ししてくれる。自分で自分を護るしか方法はないのだから。それで自分が大丈夫な時、初めて他者の支援も可能となる。
 気象の専門家は、「台風10号は今日中部地区を北上・横断し今度は台風本体の風雨に直面する、勢力衰えてはいるが侮らないように」とのこと。注意しましょう。

ようやく乗車A3000形電車と企画展

2024-07-15 18:34:37 | 旅・鉄道
 今日は、実に9カ月振りに電車で静岡へ行きました。
 目的は、静岡市歴史博物館で開催中の企画展「走れ!しずてつ!」の見学とA3000形電車の乗車+模型店巡りです。
 午前9時16分藤枝駅発熱海行きに乗車、車両は都落ちして静岡局に転属となった313形旧セントラルライナーでした。6月から既に新型車両315系も営業運転を開始していて、すれ違い時にちょこっとその雄姿を拝見させていただきました。
 往路はあえて清水駅まで行き清水駅前銀座商店街を散策しながら静岡鉄道新清水駅に向かいました。10時少し前でしたが開店中の店舗は少なくいわゆるシャッター街を歩いている感じでした。もう今に始まったことではありませんが、私がこどもの頃の昭和30年代後半から40年代のあの賑わいぶりはどこへ行ってしまったのかと思うと残念ですね。
 10年ぶりくらいに新清水駅を利用しますが外観や駅構内は以前と変わりないものの、同駅向かえにある飲食店ビルがいまもあることにびっくりしました。私が小学生頃に母親に連れられ当時2階のレストランで食事をした記憶がありますからもう築60年近くの建物です。
 ホームに入るとすぐにA3000形電車が到着しました。第一編成が納車され約8年、ようやく乗車の機会が訪れました。定刻に滑るように発車し、いざ静岡清水線をスタートです。これまで何度も利用した線区ですから勝手知ったるもので約30分で新静岡駅に到着しました。乗り心地も良く冷房も効いて快適でかつ適度な混雑が正に市内線というイメージでした。駅間距離が短いため車両性能を存分に発揮できないところが唯一残念ですね。
 さて、静岡鉄道の企画展です。旧葵文庫や青葉小学校のあった場所に静岡市歴史博物館ができました。私は初めてです。企画展は、同所3階で開催されており開業から約100年、静岡鉄道の主に静岡清水線の本線と静岡及び清水の市内線でいわゆる路面電車の3線に係る、開業から現在までの各種資料が展示されていました。
 初めて見る物もあり参考となりましたが、意外と展示スペースが狭く、展示物も少なく大型のパネルを数点掲示することでその不足感を補っているような感じで、少し寂しい企画展でした。また、企画展の案内資料に「桜橋駅から私の故郷三保に至る線路計画があった」旨の記載があり、何かしらの資料が見られると最も期待していたのですが会場にはなく、新たな発見が得られなかったことは本当に残念でした。
 その後は、従妹のお姉さんが経営する葵タワー内のお蕎麦屋さんで昼食をとり、ともに現況を確認しあえて喜び合いました。
 昼食後は、鉄道模型の中古を販売する駿河屋、ポポンデッタを巡り、午後3時に帰宅しました。
 久しぶりに出かけてみて思うことは、世の中は私が現役の時と同じように慌ただしく廻っている、駅での人込み、電車内の車掌さんのアナウンス、車窓や街場の風景、街々を行きかう人々などどれもつい昨日のような思いに駆られる。時間が止まっているのは私だけ。これでいいのか?思わず自問自答してしまった。最近は孫対応が主でインパクトの乏しい生活スタイル、心身健康にはもっと刺激が必要かも・・明日は我が身か・・のボケないためにも。

法律より「道徳が優先」は当たり前

2024-07-14 12:36:21 | 声だそう多数派のみなさん
 こんな当たり前のことも声を大にしなければいけない時代になったのか・・と思うと本当に情けない。
 過日の東京都知事選や前段の衆議院議員東京15区補欠選挙における混乱ぶりである。国政や都政を担う極めて重要な選挙だが、立候補者や選対関係者も他者の模範となる見識や人格が求められるにも関わらず、傍若無人を繰り返したこのさまは一体何だ!
 補欠選では、他候補の街頭演説中に大音量のスピーカーをして質問や自己主張を行ってこれを中断させかつ選挙カーに執拗なつきまといや連呼を繰り返した行為を当該党の代表が「正当な選挙活動であり法令に違反していない、判例はない」と公言した。係る行為、態様により関係者を大いに困惑・畏怖させたであろう、その結果が演説の中断であり自由な選挙の妨害である、これが自由妨害でなければ何が自由妨害だと思う。
 都知事選では、ポスター掲示板に裸の写真や掲示板枠を候補者以外の第三者に売却、無関係のポスターが掲示され売名行為に利用、政見放送では選挙に無関係の自己主張やパフォーマンス、洋服を脱ごうとした女性候補者まで登場した。
 あまりの低レベルに呆れてしまった。多くの国民も私と同じ憂いを覚えただろう。
 諸悪の根源は「法律に触れなければ何をしてもいい」という身勝手な主張、一部政党が「選挙の自由を御旗に選挙を愚弄した」ことだ。これまで政策は異なれども立候補者本人、選対関係者が自ら立場をわきまえて行動しそれは当たり前のことだったが、今回期せずして勃発、まさに勃発だ。
 国会において、政党としての認定要件の厳格化や公職選挙法における運動のあり方やそもそも選挙に無関係の者が登場できないような対策や法改正を議論し、結果を示してほしい。東京都選挙管理委員会も今回の事態は初めてだったとしてもその狼狽振りは否めない。「自由な選挙の実現」という機微な面はあるものの今回事例を教訓に「凡そ選挙活動とは認めがたい事態には訴訟も辞さず」の覚悟で強力な指導警告ができるよう研鑽してほしい。警察には今回のような自由妨害をはじめあらゆる法令等を根拠に公平・中立の立場を維持しつつ不心得者には厳しい対処をお願いしたい。それが大多数の国民の要請であり、警察の活動を支持している。
 人が安寧に社会生活を維持していくためには私たちが各法律を遵守することで現にこれが機能していることは間違いない・・が法律はすべてではない。何よりも大事なことは道徳の遵守であり、法律よりも優先されることだ。昔から「卑怯なことはするな、人に迷惑をかけるな、弱い人や困っている人を助ける」などと親から教えを受け実践してきた。それが人間同士のいさかいを防ぎ穏やかな日常を維持してきた。人の道が法律の隙間を埋め社会全体が健全に発展していくための基礎である。
 日本が世界中の笑いものにならぬよう私たちは声を挙げよう。特にネット社会ではどんなに立派で大事な主張でも発信しなければ日の目を見ない。大多数の良識者は「物言わぬ派」である。物言わぬ派のみなさんも積極的に正しい主張を発信し「これが世の大勢」として導こう。ネット上には一部の偏った主張が蔓延している。

更に改善図れ・・防衛力向上、自衛隊(員)の現状

2024-06-11 13:49:18 | 声だそう多数派のみなさん
 防衛省は本日、4月20日夜発生した海上自衛隊ヘリコプター事故の残る搭乗者7人(別に1人は事故時救助後死亡)全員の死亡を発表した。これまで懸命な救助活動が展開されるも現場海域は深海で当初から捜索は困難を極めていた。尊い人命かつ優秀な人材を失ったことは本当に残念だ。隊員一人ひとりのご冥福を心からお祈り申し上げるとともにご家族のみなさまにもお見舞いを申し上げます。
 ロシアのウクライナへの侵略戦争に端を発し、イスラエルとパレスチナ紛争(正式にはパレスチナの全権を握り暗躍するハマス)ともに日々戦況がタイムリーに全世界へ伝播されその悲惨さに大きな憤りを感じるも何もできない。更には独裁国家中国や北朝鮮の身勝手で横暴な振る舞いは隣接国と度々衝突している。戦争は過去のものからいつまた発生するかわからない現実性を帯びてきた。平和ボケと揶揄される日本も隣接する3国の脅威に対峙するための備えが急務だ。
 自衛隊の広報活動の一環でもある航空祭や演習などには、これまで趣味的な思いで見学し感激していたが今では楽しさは全く感じない。むしろロシアの侵攻以降これまでの問題がクローズアップされたことにより「自衛隊が有事に積極的に活動できるか否かの法整備はまこと不十分」であること、その交戦力も「数日程度」であることなど国防能力の脆弱さが逆に大きく際立ってしまった。「自衛隊は大丈夫か?いや日本は大丈夫か?」と思わざるを得ない。日米同盟があるとはいえ自国を護る決意とその能力もなければ「絵にかいた餅」だ。岸田総理の安全保障関連3文書は画期的な措置だがいまだ対策は進行中で特に戦力の増強はこれからが本番だ。更に長年国防の根幹にある専守防衛論の撤廃や米国からの核シェアリングの導入など喫緊の課題を早急に実現させてもらいたい。
 加えて、過日問題となった自衛隊施設や艦船などへのドローン飛行や基地内の撮影禁止などは自衛隊において即時対応可能な法的根拠はなく、ドローンは結果的に警察との連携によることで即時性はほぼ「0」、撮影禁止も「あくまでお願い程度」ということで現実には撮られ放題というのだから呆れてしまう。中国企業に基地周辺の土地を買い占められていた日本。当然これまでにも自衛隊の現役幹部から様々な建設的意見や要望が出されているはずだ。なかには危機感もったものまで。しかし、私を始め国民には報道をしてそのような声は反映されていないように感じる。物言わぬ多くの善良な国民が聞けば問題の俎上にのぼるはずだ。防衛大臣がその責を適切に果たしているのか、受けて立つ国会が軽視しているのか・・もし国会が軽視しているのであれば国会審議案として提出し論戦を展開しなければいけない。予算の問題であっても主管庁がその理由と必要性を明確に説明すれば打開策は見えるはずだ。世論が後押しすることも目に見えている。
 また、前記のような喫緊の課題に加え、国防や災害救助に日夜奮闘する自衛隊(員)にもっと適切な評価や処遇はできないのだろうか。以前報道記事で、自衛隊と地元民との摩擦が発生した時、自衛隊にはもちろん非がなくても「こちらが頭を下げればそれで治まる」と現役幹部が答えた記事が掲載されていた。都合の良い時には積極活用しそうでない時は手のひら返し、基地整備に関わることは総論賛成各論反対で進展せず、聞く耳持たない集団を一部報道も後押しするなど枚挙にいとまがない。
 政治資金規正法の改正も必要だがこれらはレベルの異なるうえで大事なことだ。

痛ましい事故を防げ

2024-04-24 11:03:21 | 日記
 今月20日夜、伊豆諸島沖で訓練中の海上自衛隊ヘリコプター2機が空中衝突した。乗員は各機4人、一人が救助後死亡、残る7人はいまだに未発見だ。
 報道によれば、2016年以降現在までの9年間に自衛隊全体で今回事故を含め9件の航空機事故が発生し41人の隊員が死亡または行方不明となっている。国家のために奮闘努力されている優秀な隊員を失うことは本当に残念だ。その都度安全対策は講じられている旨だが多発?に、憤懣やるかたなさを覚える。任務の特殊性から訓練といえども厳しい条件が課されることは素人でも承知だが・・。
 報道により事実関係は日々明らかとなるが特に国防に関わることから後追いになりやすい。当初は接触事故防止に導入された「僚機間リンク」というシステムを使用していないことが判明、幕僚長は「常時つなぐわけではない」といいつつも今回の夜間訓練は「視認性が劣る非常に難しい訓練」とチグハグなコメントだ。だからこそ安全のため尚更、いや常時システムONすべきものではないのか。過去の教訓を生かさぬ安全軽視では・・と思ったが、本日の報道では公式見解ではないが取材内容から「電子戦を想定し電波の発出を最小限に抑えた訓練の可能性」という記事が掲載された。それが事実ならばシステム未使用もある意味頷ける。実戦では当然想定される範疇でありそのための技量習熟訓練は国防上必要だろう。
 しかし、様々な安全対策が執られ、当日も参加者全員が事故防止対策を確認し臨んだであろうにもかかわらず事故は発生してしまった。数年に一回の訓練、各地区から精鋭が参加し技量の見せ場、幹部が査閲、現実の訓練を踏まえた上での厳しい訓練内容・・このどこかに乗員全員が勢い余ったか何かの要因により僚機の接近を見落とすほんのほんの一瞬のスキが生じてしまった。
 先ずは行方不明者の捜索と救助を見守りそして祈る。同時に亡くなられた隊員のご冥福を心から祈る。
 しばらくは事故原因究明が、そして今後再発防止策が改めて公表されるだろうが電子戦にも耐えられる僚機間システムやレーダーの開発も進めてほしい。どんなに注意を払っていても人間は時にミスを起こす、それをフォローするのがシステムだ。隊員の一層の安全対策を願う。
 日々国防の仕事に携わっている全自衛隊員には様々な訓練があると思うが、常に、安全対策を徹底しつつ習熟訓練に務め、あってはならないが実戦に備えていただきたいと思う。それら国防力の向上が戦争抑止に大きな影響力を発揮する。